たちが悪いの真意とは?たちが悪い人の3大特徴

人間関係
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「たちが悪い」…日常でよく使う言葉ですが、そもそもどういう意味を持っているのでしょうか?言葉の意味、そしてどのようなときに使うのかを調べると、「たちが悪い」ことには3つの共通点があることがわかりました。

たちが悪いの「たち」って?

質、性質などと表す場合

デジタル大辞林によれば、「たち」とは”1.生まれつき持った性質や体質、資質のこと。2.物事の性質”とあります。
漢字にすると「質」や「性質」と書くことから、質(しつ)の持つ、人や物事のあり方を指すという意味を含んでいると考えられます。

類語には「性分」「性(しょう)」がありますが、「たち」のほうがその人が本来持っている性質や気質を表すとされています。性分というのは、その人の性質に沿いながら、生きていく内に身に付いたものということでしょう。

また、プログレッシブ和英中辞典 第3版によれば、「たち」を英語にすると、性質を表すものとして one’s natureが、気質を表すものとして a disposition 、a temperament が挙げられています。

用例としては、「たちの良い」が good-natured、「たちの悪い」がill-naturedとあります。「たちが悪い」については、ほかにも nasty、wicked、viciousなどの言い方があり、後につづく言葉に合わせて変化する性質を持っています。
nature は自然、本性、本質などを表すことばなので、英語の解釈も「たち」とは生まれつきもった性質を表すものとしているようです。

以上をまとめると、「たち」とは、人や物事が生来持っている性質による、その人やその物のあり方を表しているとわかります。

”たちが悪い”の用例

ここでは、さまざまな用例のある質や性質の「たち」について、どのような用例があるのかを調べていきます。

たちが悪い人

たちが悪い人とは、一様にして相手に不快な思いをさせる人です。
ただ、感じ方は人それぞれ違うので、ある人にとってはたちが悪い人でも、他の人にとってはそうでない場合もあります。

たちが悪い人に共通することについて、以下にまとめました。

・マナーが悪い
言うまでもなく、社会のルールを守れず相手の立場に立てない人のことです。何事も自分が優先になってしまっているため、所属する集団にこのような人がいると周囲の人たちに多大な面倒や迷惑をかけてしまいます。

・悪気がない
あの人は悪気がないからかえって悪い、などの言い方があるように、迷惑なことであっても、行っている本人に悪気がないことでかえって相手を悩ませてしまうこともあります。職場であれば立場のある人から注意が出来ますが、そうでない場合や立場が対等、もしくは相手が上の立場の人であるとき、周囲を悩ませます。

・行いが陰湿である
相手が嫌がるとわかっていて行うことや、周囲からは気付かれないように特定の相手にだけ嫌なことをするなど、狡猾さが見え隠れする人です。

・他人を見下している
自分や自分の考えこそが特別だと思い込み、他人を尊重していない人です。主に、学歴の高さや外見の良さ、収入の高低などの基準で人を判断するようです。

・相手によって態度を変える
相手の身分や利用価値などで、対応に差をつける人のことです。
上記の他人を見下している人と同じく他人を尊重していないため、身分や利用価値でしか人を見ることができません。

・人の弱みをついてくる
人が他人に知られたくないことや隠しておきたいこと、不安に思っていることや大切に思っていることについて、自分の得のために利用しようとする人です。
脅しやゆすりなどもそうですが、やたらに不安をあおり高額な買い物をさせる占いなどもあてはまります。

他に、たちが悪い女、たちが悪い男といった性別を含ませた言い方もあります。この場合は、ジェンダーに絡んだたちの悪さが目立つときに用い、主に異性を指して言います。

このような人々とは、出来ることであれば距離を置くことが大切です。

たちが悪い病気

たちが悪い病気とは、悪病とも呼ばれるもので、主に重篤な病のことをいいます。
抗生物質の効かないウイルス性感染の麻疹やインフルエンザ、うつ病、肺炎、ガンなどさまざまな病気が挙げられますが、病気そのものの苦しみの他に、さらに苦しみがある場合に使うようです。

・一度かかると完治が長引く
悪性腫瘍、肺炎、ぜんそく、夏風邪など、かかると厄介な病気

・転移する
腫瘍はもちろんのこと、歯周病(歯周病細菌の転移)

・人に伝染する
風邪はもちろん、結核、インフルエンザなど

・治療が困難である
現代の医学で治療がむずかしい病気など

また、ときとして恋心をそのように称することもあります。まさに、一度かかるとなかなか治らず、治療が困難な病気ですね。

たちが悪い事件

たちが悪い事件とは、犯行の内容に一般的な理解を超えた歪んだ心を感じさせるようなものや、解決に大変な手間や時間をかけなくてはならないもののことです。

・いじめ
無視、物を隠すなどといったものから、集団によるからかい、暴行までがあてはまります。解決には、子どもの場合であれば親、学校などを巻き込み、たくさんの時間とお金を費やすことになります。

・差別
なにか基準になるものと違う、劣っていることで周囲と区別され、周囲と同等の扱いを受けられないことです。人権を侵害するあってはならないことですが、問題は根深く残っています。

・執拗な嫌がらせ
相手が嫌だとわかっていて繰り返し行われ、相手を傷つけるものです。

・陰湿でわかりにくい嫌がらせ
悪いことだとわかっているからこそ、裏で計画して行われる嫌がらせです。

・法律で白黒つけにくい事件
法律では違法とされていないものの、それを行うことで確実に嫌がったり困る相手がいるようなことです。

そもそも事件は起こしてはならないことであり、起こせば必ず法の裁きを受けます。しかし、中には生活に困り果てた末の食料窃盗などといった人情に訴えるものもあり、たちの悪い事件とはまた一線を画すものです。

たちが悪いウソ、冗談

たちが悪いウソや冗談は、人の心を傷つけたり、迷惑をかけるものをいいます。そのウソや冗談によって、物事が複雑化したり、誤解を招いたりすることもあります。

ウソはウソでも、誰かを守るためにつくウソや、その場を和ませるような冗談であれば、良好な人間関係を築く上で必要なときもあるでしょう。しかし、たちの悪いウソや冗談は人間関係を悪化させるどころか、へたをするとまったく非ない人たちの関係をもこじれさせてしまいます。

・他人に甚大な不利益を与えるような内容
金融取引や結婚など、重要な契約においてつくウソです。このようなウソは、相手の人生を変えてしまいかねません。

・他人の存在を著しく貶める内容
冗談だとしても、相手の人格や価値を貶めるような冗談はよくありません。親しい相手ならば、ときに軽い口を叩くこともありますが、ほどほどにするのがマナーです。親しき仲にも礼儀ありとはよく言ったものです。

・他人の心を無視した内容
相手の思いや考えを無視し、自分の楽しいと思ったとおりにウソや冗談を言うことです。
自分にとってはつまらないことでも、相手にとっては重大なことかもしれません。とくに、付き合いが浅いときには、相手がどのような人物かは把握するまで冗談は避けるべきでしょう。

”たちが悪い”に共通するのは、人を困らせること


これまでのことを踏まえると、「たちが悪い」に共通しているのは、必ず人を困らせることであるとわかりました。では、具体的にどのようなものなのか掘り下げて見ていきましょう。

悪意に満ちているか、まったく悪気がない
「たちが悪い病気」以外、「たちが悪い」はすべて悪意に満ちているか、もしくはまったく悪気はないかのどちらかにあてはまることがわかりました。

例えば、陰湿な嫌がらせは悪意に満ちています。相手が嫌がることをわかっていて、わざと相手を傷つけようとして行う行為は、歪んだ考えであり、悪意があるとしかいいようがありません。
反対に、悪気がない場合、本人は無邪気ですから、指摘して傷つけてしまうのではないかと相手に言いづらくなってしまうので厄介です。

このようなまったく正反対の場合でも、人を悩ませ困らせることについて「たちが悪い」という表現が使われるのです。

解決が困難(厄介)である

問題が根深い、もしくは解決のためには人の心の繊細な部分に触れなくてはならないようなとき「たちが悪い」と言うようです。いじめや差別などが特にあてはまります。

病気に関しては解決ではなく完治という言葉になりますが、単純なやり方で治るものではないものや一度かかると完治が長引くものは厄介で「たちが悪い」とされます。

解決が困難であればあるほど、時間と労力、ときにはお金もかかり、心身に負担がかかるものです。
このように、人の労力を使い困らせるものは「たちが悪い」といえるでしょう。

生活に影響力が大きい

いずれにも当てはまるのは、人の生活に大きな影響力を持っていることです。

たちが悪い人は、傍にいれば悩みのタネとなり、平穏ではいられなくなります。たちが悪い病気は病気自体の苦しみだけでなく、金銭面に否応なく影響して生活を圧迫しますし、たちが悪い事件は言うまでもなく人の一生に傷として残ることでしょう。ウソや冗談も、人生の重大な場面では取り返しのつかない事態を招きかねません。
これらはすべて、人を困らせるものです。

このように、たちが悪いものほど、人の生活に大きく影響するものと考えられます。

まとめ

いかがでしたでしょうか。
日ごろ、私たちが何気なく使っている「たちが悪い」という言葉の本質は、「人を困らせる」ということのようです。言葉をよく知ると、どういうときにぴったり当てはまるのかがわかりやすくなり、この場面で使うのはおかしいな、などと気付けるようにもなります。

また、仕事や日常生活において「たちが悪い人」「たちの悪い仕事」などと助言を受けた際にも、なんとなくどういう内容を指しているのかわかりました。逆に自分が「たちが悪い人」といわれてしまわないように、悪気無くやってしまっている行動がないか確認してみてください。

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