ツーーン!と嫌な体臭でも簡単に改善する11の方法

体の悩み
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「自分の体からイヤなニオイがする!」そんなとき、絶対周囲にクサいと思われたくないし、でもどうケアして良いか分からない、と悩みますよね。

仕事でもプライベートでも人と接するときに、体臭が大丈夫か誰でも心配になるものです。不快臭になると人間関係にも悪影響を及ぼすこともありえます。

体臭を根本的になくすなんて無理だと感じるかもしれませんが、体の内外からアプローチすれば簡単に緩和することができます。

そこでこの記事では、困った体臭を改善する方法について詳しくお伝えします。

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体臭が発生するメカニズム

体臭の改善方法をチェックする前に、「どうして体臭が発生するのか?」というメカニズムを理解しておきましょう。そうすれば、メカニズムに照らし合わせて効率的な改善策を選択できるようになります。

ところで、体臭はどこから発生しているのか、ご存じですか?なんとなく、体全体から漂っている感じがするかもしれませんね。答えは、「毛穴」です。

毛穴の構造は、下記図のようになっています。

 

 

黒い毛が生えている部分が「毛穴」ですが、毛穴の中には毛が生えているだけでなく、「皮脂腺」があります。さらに、一部の毛穴には「アポクリン腺」も存在します。

皮脂腺とは、その名の通り「皮脂」が出てくる出口で、皮脂の中には体臭の原因となる物質が含まれています。もう一つの「アポクリン腺」は「汗」が出てくる出口です。

汗が出てくる出口は「汗腺」といいますが、汗腺には「アポクリン腺」と「エクリン腺」の2種類があります。図では、毛穴の左側に毛穴とは別の場所に描かれているのが「エクリン腺」です。

それぞれ、下記のような特徴があります。

皮脂腺 皮脂が出る場所。ニオイのもととなる成分が含まれる。手のひら・足底以外のほぼ全身に分布。
エクリン腺 サラサラの汗が出る場所。汗のほとんどが水分。無臭。全身に分布。
アポクリン腺 ベタベタの汗が出る場所。汗に老廃物が含まれる。ニオイのもととなる成分が含まれる。ワキ・外陰部・耳の中などに集中して分布。

まとめると、皮脂腺から出てくる「皮脂」と、アポクリン腺から出てくる「汗」が体臭の原因となるわけです。

そして、その両方の出口がある「毛穴」こそが、体臭の発生源となります。

また、皮脂や汗が毛穴を通して出てくると、皮脂と汗が混ざって「酸化」したり「雑菌が繁殖」したりします。すると、ますます体臭は強くなってしまうのです。

したがって、体臭を改善する上で考えるべきポイントは、下記の3点となります。

  • 汗や皮脂に含まれる「老廃物」を減らすこと
  • 酸化を防ぐこと
  • 雑菌が繁殖しにくい状態を保つこと

このことを踏まえつつ、大きく分けて5つの方法で体臭を改善する方法を見ていきましょう。

 

老廃物を減らす食べ物を摂る

皮脂や汗に老廃物や毒素が混ざっている状態というのは、体内にそれだけ有害物質が溜まっていることを意味しています。体内で処理しきれない老廃物や毒素が、毛穴から出ている状態だからです。

この状態を解消するために、一刻も早く体内のデトックスを始めましょう。体内に有害物質が溜まっているのは、体臭だけの問題ではなく、健康にとっても良くない状態なのです。

有害物質を急いで排出したいとき、ぜひ取り入れたいのが、「キレート作用」のある食べ物です。

「キレート」は英語では「chelate」と書き、語源は「カニのハサミ」という言葉です。カニのハサミで挟むように、有害物質を挟んで外に排出するのがキレート作用で、まさにデトックスの強い味方になってくれます。

キレート作用のある食べ物のうち、血液中の毒素を排出する食べ物としては、ニンニク、ネギ、ブロッコリー、ほうれん草、リンゴがあります。

また、肝臓の解毒作用をサポートしてくれる食べ物としては、ニンニク、タマネギ、ニラ、ダイコンがあります。

血液の毒素 ニンニク、ネギ、ブロッコリー、ほうれん草、リンゴ
肝臓の毒素 ニンニク、タマネギ、ニラ、ダイコン、キャベツ

ニンニクやニラのたっぷり含まれた餃子や、タマネギやキャベツ入りの野菜スープなどは、デトックスにぴったりのメニューといえます。

 

酸化を抑える食べ物を摂る

実は、皮脂腺から出る皮脂やアポクリン腺から出る汗は、それ単体ではそれほど強いニオイを発していません。「体臭」として周囲に漂うほどニオイが強くなるのは、原因物質が「酸化」するからなのです。

体内の老廃物を排出して皮脂や汗に含まれるニオイの原因物質を除去しながら、同時に、ニオイを強めないように「酸化対策」を並行しましょう。

酸化を抑える作用のことを「抗酸化作用」といいますが、「抗酸化作用の強い食べ物を摂る」ことが、酸化を抑えるために重要な役割を果たしてくれます。

強い抗酸化作用のある成分は「アスタキサンチン」「ビタミンC」「ビタミンE」の3つです。それぞれ、下記のような食べ物に豊富に含まれています。

抗酸化作用のある食べ物

アスタキサンチン 桜エビ、鮭、カニ、エビ
ビタミンC パプリカ、キウイフルーツ、レモン、アセロラ
ビタミンE アボカド、アーモンド、あん肝、イクラ、うなぎ

一方、酸化を進ませてしまう食べ物もあります。抗酸化作用のある食べ物を取り入れながら、酸化を進ませる食べ物は摂らない努力が必要です。

酸化を進ませる食べ物は下記の通りです。

酸化を進ませる食べ物

動物性脂肪 脂身の多い肉、バター、チーズ、生クリーム
酸化した油 調理後時間の経った揚げ物、揚げ菓子
化学調味料 カップラーメン、スナック菓子、ファーストフード

これらの食べ物は、極力食べるのを避けましょう。

どうしても食べたい場合は、抗酸化作用の強い食べ物と一緒に食べ、毎日連続して食べないように注意してください。

 

時間がない人はサプリメントがおすすめ

「食生活を整えるべきだと分かっていても、なかなかそれが難しい……。」

そんなときには、サプリメントも上手に活用しましょう。先ほどお伝えした「アスタキサンチン」「ビタミンC」「ビタミンE」は、それぞれサプリメントとしても販売されています。

「アスタキサンチン」と「ビタミンE」は、脂溶性といって油分に溶け込むタイプの成分のため、食後に飲むと吸収性が高まります。

逆に「ビタミンC」は水溶性の成分です。食前や食間の空腹時の摂取がおすすめです。また、水溶性の成分は、短時間で尿となって排出されてしまうので、毎日数回に分けて摂りましょう。

脂溶性であるアスタキサンチンやビタミンEは、過剰に摂取し過ぎると体内に蓄積する場合がありますので、摂取量を守って飲むようにします。

また、「体臭に特化したサプリメント」も販売されていますので、上手に取り入れると良いでしょう。おすすめは、「メンズデオ7200」です。

体臭改善に効果のある4つの有効成分がギュッと凝縮され、体臭に悩む人たちから非常に注目されています。実際に、90%以上の驚異のリピート率を誇り、3日目から効果を実感した人もいるそうです。

お風呂は体臭改善の絶好のチャンス

体臭の発生源は「毛穴」にあることをお伝えしましたが、全身の毛穴をくまなくスッキリできるのが「お風呂」です。

皮脂腺やアポクリン腺から出てくるニオイの原因物質を、毎晩のお風呂で確実にリセットしていくことが、ニオイを悪化させない重要なポイントです。そのための方法をご紹介します。

 

体臭のもとを洗浄する

体臭のもとは肌の表面ではなく「毛穴の奥」にあるため、表面をゴシゴシと洗うのではなく、たっぷりと泡立てた泡を毛穴の奥まで浸透させるイメージで、丁寧に洗うようにしましょう。

ワキや足など、ニオイの気になる部位はもちろんですが、「背中」も洗い忘れのないようにしてください。背中は洗いづらいですし、ニオイの発生源となっているとは気付かずに、思わぬ盲点となる場合があります。

毛穴の中や皮膚上で雑菌が繁殖しないよう、常に清潔に保つためには、朝と夜の2回洗浄ができると理想的です。

 

体臭に効果のある成分

毛穴の奥に詰まっている体臭のもとを、しっかり洗浄しましょう。そのためには、体臭に対応しているボディソープや石けんがおすすめです。

体臭の原因物質は「ポリフェノール」で分解できることが分かっていて、このポリフェノールを豊富に含んでいるのが「柿渋」や「緑茶」です。

パッケージに「柿タンニン配合」や「緑茶カテキン配合」と記載のあるものを選びましょう。

なかでも、「薬用柿渋エチケットソープ」という体臭石けんは、値段もお手頃なので自信を持っておすすめできます。

体臭を分解する「柿タンニン」と「緑茶カテキン」の二つともが含まれ、嫌なニオイのもとを素早く落とし、長時間の防臭効果があるため、男性・女性どちらからも人気が高いです。

 

毛穴の奥まで消臭浴する

しっかり洗浄ができたら、シャワーだけ済まさずに、湯船にお湯を張って入浴してください。

このとき、キッチンにあるものを入浴剤代わりに入れるだけで、毛穴の奥まで消臭浴ができます。

種類 効果 使用量
酢風呂 酢の殺菌作用で毛穴の奥まで殺菌できる。肌を弱酸性に保つ。 100mL
日本酒風呂 アルコールの殺菌作用と血行促進作用で毛穴の奥まで殺菌できる。美肌効果も。 5合(0.9L)
重曹風呂 消臭効果が有名な重曹で全身消臭できる。 30g
ミョウバン風呂 デオドラント剤にも使われるミョウバンで全身消臭できる。 3g

酢風呂

酢の持つ殺菌作用で全身くまなく殺菌できるのがうれしい方法です。

また、皮膚の上で雑菌が繁殖するのを抑止するためには、肌を「弱酸性」に保つことが必要ですが、酸性成分の酢がそれをサポートしてくれます。

日本酒風呂

日本酒は、アルコールの持つ殺菌作用に加えて、血行促進作用で毛穴を開き、毛穴の奥の汚れまでかき出してくれます。

また、お米に含まれる保湿成分の働きで美肌効果もあります。

重曹風呂

重曹は、お菓子のふくらし粉として使われる成分ですが、住まいのナチュラル洗剤としても有名です。

消臭剤として使われるほど消臭効果が高いので、体臭の消臭効果も期待できます。

ミョウバン風呂

ミョウバンはなすの漬け物などで色を鮮やかにするために使われる食材です。ミョウバン自体に体臭の消臭効果があるので、デオドラント剤にも配合されている成分です。

ミョウバン風呂は、いわば、デオドラント剤に全身浸かるような消臭効果が期待できます。

体臭改善に効果のある服装をする

食べ物やサプリメントで体内をケアし、お風呂で体の表面をケアしたら、その良い状態を維持するための「服装」を考えましょう。

汗や皮脂が出た後に雑菌が繁殖すると、強いニオイが発生します。そのため、雑菌を繁殖させない服装の工夫が必要なのです。

ゆとりのあるサイズを着る

雑菌の繁殖を防ぐためには「通気性」が重要です。

ピッタリと肌に密着する服は、汗の蒸発を妨げてしまい、その上熱が服の中にこもって蒸れやすくなるため、雑菌が繁殖してしまいます。

できるだけ通気性が良く、熱を逃がしやすいゆとりのあるサイズの服を選びましょう。

天然素材を選ぶ

ポリエチレンやアクリルのような化学繊維でできた服は、通気性・吸湿性が低く、肌とこすれたときに肌にも負担になりやすくなります。刺激を受けて抵抗力の弱まった肌は、雑菌の繁殖を許してしまいます。

できるだけコットン(綿)、シルク(絹)、リネン(麻)、ヘンプ(大麻)などの天然素材のものを選びましょう。天然素材の服は、通気性・吸湿性・放湿性に優れているので、雑菌が繁殖しにくいのです。

どうしても仕事の都合などで天然素材の服が選べない場合は、肌に直接触れる肌着だけでも天然素材のものにしましょう。それだけで、体臭を大幅に緩和させることができます。

 

タバコをやめる

タバコの健康への悪影響はよく知られていますが、体臭にも大きな影響を与えています。

その大きな原因が、タバコの煙に含まれる「活性酸素」です。

「活性酸素」とは、強い酸化力のある酸素のことで、「酸化」が体臭の大敵であることはお伝えしましたが、活性酸素は触れた物質を急速な勢いで酸化させてしまいます。

それを大量に吸い込むということは、体内を急速に酸化させるということです。それは、ニオイの原因物質を増やし、それを酸化させ、体臭を強くすることにつながります。

せっかく食べ物やサプリメントで酸化を抑制しても、タバコを一本吸うだけで台なしになります。体臭を改善するためには、禁煙は必須条件といえます。

 

汗をかく習慣を持つ

体臭の原因物質は、「アポクリン腺」という汗腺からも出てくることをお伝えしました。汗をかく習慣がないと、汗腺も衰えてしまいます。汗腺が衰えると、そこには老廃物が蓄積するようになります。

そんな中、急に運動をしたり、精神的に緊張したりして、久しぶりに汗をかくとどうなるでしょうか。老廃物の詰まった汗腺から、ニオイのもとを含んだネバネバとした粘度のある汗が排出されてしまうのです。

こうなることを防ぐためには、日々小まめに汗をかく習慣を持つことが大切です。

20~30分程度のウォーキング、サウナや岩盤浴、半身浴などの習慣が汗腺を鍛え、無臭のサラサラ汗をかく状態に整えてくれます。

 

ストレスをなくす

タバコを吸うと「活性酸素」が体内に増え、体がみるみる酸化してしまうことをお伝えしました。実は、これと同じことが「ストレス」でも起きるのです。

例えば、仕事で強く叱責されたり、残業が続いて寝不足だったり、心身の疲労がどうしても抜けない……と思ったりしたときに、自分の体臭が強く感じられた経験はありませんか?

それは、ストレスによって活性酸素が増大し、体の酸化が進んでいる証拠です。この状態がときどき起きる程度なら、まだ体の治癒力を使って回復することができます。

でも、頻繁に起きたり、常にストレスに晒されたりしている状況だと、体は回復する間もなく酸化し続け、体臭がどんどんひどくなってしまいます。

できるだけ自分にとってストレスと感じられることは排除して、体が酸化しない生活を工夫しましょう。睡眠時間をしっかり確保すること、生活リズムを崩さないこと、がストレスに強い心身づくりに役立ちます。

 

 

 

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