自分が今後どのように仕事を行っていきたいのか目標を持って、その実現のために計画を立て・推進していくということは、ビジネスパーソンにとって必要不可欠なことです。
キャリアプランという仕事への羅針盤をどう作って、キャリアアップにつなげていくか、どうレベルアップさせるのか。
今回は出世している人がしているキャリアアップ術をご紹介致します。
情報の宝島をうまく活用。
キャリアアップすることに重要なのは情報と試行錯誤です。情報を得て試行錯誤する力を身につけていくことを目的として、
・一回程度本屋を覗いてみる。
・月に一度は図書館に行ってみる。
ことを習慣にしてみては如何でしょう。ビジネスに関係する月刊誌を中心にトレンドである事柄の確認や関心のあるジャンルの本を読んでみるのです。
ジックリ落ち着いて行うには図書館が便利です。試行錯誤の為の情報を得るには本が最適です。
また、同時に専門的なことをより深く知ることにも本は活用できます。この二つの施設をうまく利用してみることをお勧めします。
ポータブルスキルの整理
キャリアアップの為に現状を再認識する事はとても有効です。我々は会社の仕事をしながら実は、どこの会社でも通用するスキルも磨いています。
どこの会社でも通用するスキルのことをポータブルスキルと言います。このポータブルスキルまで仕事の内容として落とし込んでみて、ポータブルスキルの整理をしてみましょう。
例えば、会社で企画書を作成し上司に提案した。という行為で、その企画書はその会社でしか通用しませんが、企画書作成能力(PC操作・データ収集と分析、解析・表現手法)や上司とのコミュニケーション、プレゼンテーション等のどこの会社でも通用するポータブルスキルを経験しているのです。
このポータブルスキルを意識し、整理してみて、自分の現状を再確認してみましょう。
新しい行動の習慣化
新しく習慣化するものを開発しましょう。新しい習慣を行動化・継続化させ、習慣にすることは、それ自体がキャリアアップにつながります。
体系立てられた流れに乗ってみるのも一つの手です。
通信講座や資格取得、大学の公開授業などカリキュラムがあらかじめ確定しているようなものを積極的に活用してみましょう。
新しいことにチャレンジすることで、探究心をリフレッシュさせるのです。
時間管理の効率運用
キャリアアップには、日常から新しくチャレンジする事柄や試行錯誤する時間などを捻出しなければなりません。そこで有効なのが時間の管理・効率化・見直しです。
その為に手帳などのツールをうまく活用することが重要です。最近では携帯電話のスケジュールアプリなども良いでしょう。
ポイントは、結果を記載するのではなく予定スケジュールを書くことです。しかも、漠然とではなくて時間単位で行うようにしてみましょう。
何曜日の何時から何時まで・・・と、具体的に時間帯を書き込むようにするのです。そうして30分から2時間程度、スキルアップにさける時間を確保しましょう。
但し、睡眠時間を削って行う事は愚の骨頂です。
健全なキャリアアップは健全な肉体に宿る
キャリアアップというと、スキルや自己成長をイメージしてしまいがちですが、体調が万全でないと身につかないものです。そこで、体調管理もかねて体力アップから始めてみる方法もあります。
かといって、まとまった運動時間はなかなか確保できないので「通勤時間」や「通勤手段」を見直して、運動時間を確保・増大させてみるのもよいでしょう。
エスカレータやエレベータをなるべく利用しないで、階段を利用し、その時に姿勢や有酸素運動を意識すればわざわざ運動時間を確保しなくても、今より運動することが可能でしょう。
新たなスキルを取得したり、再構築したりする前に入れ物を強化するという考え方です。
社外・社内の人と情報交換交流
自分にない見方やアプローチ手法などを発見する方法として、社外・社内の人と情報交換交流するのも一つの方法です。
情報交換交流というと、夜の居酒屋とかをイメージしてしまいがちですが、ランチをうまく活用すると、より幅がでてきます。
いつも同じ人、同じ話題というランチ(あるいは一人)を少し変えてみるのです。
情報交換交流の相手として社外の人もいいですが、日頃あまり話すことのない会社の先輩や上司の方にお願いしてみるのも良い考えです。
注意点として、情報の取捨選択や実行の優先順位、時期をくれぐれも意識しておくことと、愚痴の言い合いにならないことへの意識が必要です。
副業をする
キャリアアップの方法として、別の立場から物事を見る。という方法をさらにステップアップさせたのが副業を活用した方法です。
よく、経営者の視点といいますが、その視点をイメージするのではなく、実際に経営者になってしまうのです。
勿論、独立や開業が目的ではありませんので、今の仕事と両立できることや金銭的リスクの回避が大前提ですが、探してみるとキャリアアップに活用できる副業というのは意外に沢山あるものです。
インターネットを活用したネットショップを開業してみるなどもいいでしょう。商品の選定を含めた販売戦略やどうPRしていくかなどの経営戦略を行うことで、リアルに経営者の視点を体感できます。
注意点として、会社の規定を十分に確認しておくことが必要です。
キャリアアップ⇒「転職」を視野にした場合
キャリアアップ手法の中で最もハイリスク・ハイリターンな方法として転職があります。転職を意識する前に、熟考してみると転職しなくでもキャリアアップが可能という場合はいくらでもあります。
まず、その方法(転職)にいきなり飛びつかないで、他にないかジックリ考えてみましょう。
いざ、転職!となった場合は、在職中に次の仕事(転職先)を探し、転職内定をとって段取りをつけてから行う事が重要です。
退職して職探しでは職探しの期間、キャリアを切ってしまうことにもなり、うまく継げないでかえってキャリアをダメにした。ということも往々にして起こる可能性があります。
転職は諸刃の剣。という認識をもち、まずは別の方法でキャリアアップを行って行きましょう。
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