試験日が近付き、その日に備えて勉強をしなければならないのに、どうしてか集中できないことがありますよね。勉強に集中できないと心にも焦りが生まれてしまいます。
それでは、勉強に集中できない理由はなにで、どのようにすれば集中力を高めることができるでしょうか。今回は、勉強に集中できない要素と、集中力を高めるためにとっておきな解決策についてご紹介します。
勉強する時間
授業中や仕事中に「○時になったら昼休み」と心の中で唱え、授業や仕事に向かったことのある人は多いでしょう。時間が決まっていると、案外頑張れるもの。この心理を、授業以外での勉強にも取り入れると効果的です。
特に時間を決めずに勉強に向かうと、勉強の途中で飽きてしまったり、終わりのない勉強に嫌気がさしてしまうこともあります。そんな時には、「今日は無理だから、明日から頑張ろう」と言い訳をして勉強を投げ出してしまうことも多々あります。
勉強への嫌気はその時だけでなく、次の日にも影響することだってありますから、嫌気がささないように勉強するならば、時間を決めて勉強に向かいましょう。
例えば、一時間勉強したら十分休憩するという形でもいいでしょう。そう聞くと、「テキストのここまでやったら休憩」という形でもいいようにも思えますが、このやり方だとなかなかテキストが進まない場合にいらついたり、集中力が切れてもダラダラと勉強することになってしまうこともあるので、時間で決めた方がいいのです。
このようにすれば、休憩でリフレッシュ出来るので、勉強を続けやすくなります。
勉強する環境
皆さんは、家で勉強をする時にどんな環境で勉強をしていますか。学習机やデスク、リビングのテーブルなど、人によって勉強する環境に違いはあるでしょう。しかし、家の中で勉強をする時には、自分の集中を妨げるものも多くあります。
例えば、色んなものを置いたままにしている机で勉強しているとしましょう。勉強をしている最中、少し疲れてふっと机の上を全体的に見て、読みたいと思って置いたままにしている漫画の本を目にしたらどうなるでしょうか。余程勉強を続ける意思が強い人でないと、つい漫画に手を伸ばしたくなりますよね。
このように、勉強する時に自分の集中を妨げそうな要素が机にあると勉強を止めてしまうことも増えるので、勉強をする環境が集中できる環境かどうか見直すことは大切です。
勉強する場所
一人で勉強をするのは、とても孤独な作業です。同じ部屋で延々と勉強を続けていると、嫌になって投げ出したくなることもあるでしょうし、集中したくても集中できないようになってしまうこともあるでしょう。
そんな時には、勉強をする場所を変えてみるのも一つの方法です。静かな環境でなければ勉強に集中出来ない人ならば、図書館へ行くといいでしょう。
図書館には辞書や参考文献など勉強を支えてくれるものも揃っていますし、自分と同じように図書館で勉強に取り組んでいる人達の姿を目にすれば「自分も頑張ろう」という気持ちが湧きます。
静かでなくても勉強に向かえるタイプの人ならば、コーヒーショップはどうでしょうか。コーヒーショップにはコーヒーのいい香りが漂い、明るい店内で勉強に向かえます。
コーヒーを味わいながら勉強に向かえばリフレッシュをしながら勉強を続けられますし、コーヒーは眠気覚ましにも効果的です。
目標やご褒美
馬の前にニンジンをぶら下げるという構図を見たことがある人は多いでしょう。目の前に美味しそうなものがあれば、馬はそれを食べようと前に向かって走ります。この原理を使えば、勉強に向かう集中力を高めることだって出来ます。
試験勉強は、よい成績や資格を取得するために行う勉強ですから、最終的には自分のための勉強と言えます。しかし、自分のためとわかっていても頑張り続けられないことだってあります。そこで集中力を高めるために、ご褒美や目標を設定してみましょう。
この時、大切なのは「試験で○点を取ったら自分へのご褒美」という形ではなく、勉強最中に自分にご褒美を与える形にすることです。
例えば、「○時間勉強出来たら、食べたかったコンビニスイーツを食べる」、「一日○時間の勉強を一週間続けられたら、以前から行きたかったイタリアンの店に行く」など、勉強の成果が形になるまでの道程の途中に設定すれば、そのご褒美を目標として勉強に集中できるのです。
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