あなたの周りには「頑固な性格の人」はいますか?頑固な人との付き合いは、いつもより気を使ったり、ストレスを感じたり、自分が否定されてる気持ちになったり大変ですよね。
そんなあなたに知ってもらいたいのは、頑固な性格の人とはポイントを押さえて付き合えば驚くほど楽になり、味方にすることもできます。
この記事では、「頑固な人」には普段一体どのような心理が働いており、上手に付き合うために心がけるべきポイントについてお伝えします。
頑固な性格になる理由
老若男女を問わず、頑固な性格の人間は存在します。しかし一般的には年令を重ねるに従って、人間の性格は頑固なものへと変化していくと言われています。
なぜかというと、人間は長く生きれば生きるほど多くのことを学習するのですが、それは同時に自分自身の世界観(考え方)を強固にし、容易に他の考えを受け入れられなくなるようになるからです。
例えば日頃さまざまなことに関して思考をしている人や、複雑な思考をしている人、多くの思考をしてきた人は、必然的に「日常のどうでも良い事柄」に関しては、より「反射」に近い形でより簡略化された形で答えを求めようとするものです。
そして、その簡略化された答えを求める公式は、自分自身のこれまで築き上げてきた世界観ということになります。
そうである以上、「日常のどうでも良い事柄の答え」を求めるために最適化されたその人の世界観には、新しい考え方などが入り込む余地がなく、そのため他人から見ると「あの人は頑固だ」と思われやすくなるのです。
世界観を変えたくないと思っている
前述のとおり、特に高齢で頑固な性格を持っている人に多いのが、自分の中で最適化された世界観(考え方)を変えたくないという心理です。
ただしこれは必ずしも高齢の者に限られた特徴というわけではなく、若い人にもこうした特徴が見られる場合も決して珍しくはありません。
こだわりが強い
ある特定のことに対して美的な嗜好性などからこだわりが強いことにより、周囲から頑固であるとみられる場合があります。
特に芸術家などにはこうした理不尽なこだわりを追求していくことにより、結果として個性ある作風が際立っていくこととなります。
ただその一方で、あまりに物事に対するこだわりが強く、日常生活にも影響を及ぼすという場合には、自閉症スペクトラム(ASD)など何らかの特異な脳の器質が疑われる場合もあります。
自分が正しいと思っている
「自分が正しい」という確信を持っているため、周囲の意見を否定してしまうというパターンです。
また、「自分は頭が良い」と考えていたり、もしくは何らかの権威(権力)を持っている人に多いパターンでもあります。
わがままである
特に自分の中に確固たる信念やロジックがあるわけでもなく、ただ自分の欲求を押し通さなければ気が済まない、というパターンです。
周囲の人間からすれば最も迷惑なパターンであるかもしれませんが、とても素直な人格の持ち主であるということもできます。
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