貯金は誰でもできる!!
始めに断言します。
・貯金は誰でも出来ます。
・年収は一切関係ありません。
・我慢や根性論の話でもありません。
ちょっとした習慣を変えるだけで、貯金出来る方法があるのです。
実際に貯金が出来ている人はどのくらいいるのでしょうか。
20代で1000万円以上貯金をしている人は、
・一人暮らしの場合2.7%
・2人以上世帯で2%
(27年のデータ参照)
私達夫婦は27歳までに1,000万円の貯金を達成しました。
私の年収が400万円、妻の年収が340万円と、別に所得が高い訳ではありません。
更に、息詰まるような節約生活をしていたわけでもありません。
24歳の時には400万円かけて結婚式を挙げ、新婚旅行にはタヒチに行きました。
また、結婚してからも沖縄や北海道に旅行にいったり、記念日にはホテルでディナーを食べたりしました。
なぜ、そのような生活をしながら、1000万円も貯金が出来たのか、非常に有効なお金を貯める方法について、これからしっかり皆さんにお伝えします。
1000万円貯める計画の立て方と実行の方法
まずは、お金を貯めるために、初めにするべきことを、2つのステップで説明します。
あなたの目標と計画を立てる。
お金が貯まらない人は、漠然と「頑張ってお金貯めよう」や「毎月余ったお金を貯金しよう」と考える傾向があります。
しかし、お金を貯められる人は、きっちりと計画を立てて貯金をしています。
・何のために貯めるのか。
・いつまでにいくら貯めるのか。
・どのようにして貯めるのか。
その目標と計画があるがゆえ、簡単に貯金が出来るのです。
では、一緒に目標と計画を立ててみましょう。
「旅行に行きたい」「マイホームが欲しい」など何でもいいです。まず夢を描きましょう。
そして、その夢を実現するためには、いつまでにいくら必要か考えてみて下さい。
それが、あなたの目標です!!
必ず「○年○月○日までに○○万円貯金する」
と、期日と金額を明確にしてください。より具体的に書くことが重要です!
そして、設定した目標を達成するためには、毎月いくら貯金をしなければならないかを計算しましょう。
私達夫婦の場合は、24歳で結婚し、30歳前後で子どもが欲しいと考えていました。
なので、30歳までに1000万円貯金することを目標としていました。
計算としては一年の目標貯金額は200万円。
そのために毎月10万円貯金し、ボーナスも年100万円は貯金に回しました。また、毎月余ったお金も貯金に回す事で、結果的には丸4年かけ27歳で目標を達成しました。
名付けてレコーディング貯金!
皆さんは、ひと昔前に話題になった「レコーディングダイエット」をご存知ですか?
食べたものをメモに書くだけで痩せるというダイエット方法なのですが、貯金にも同じ事が言えます。家計簿に買った物を記録するだけで、不思議と支出が減るのです。
名付けて「レコーディング貯金」です。
メモにより支出が視覚化されることで「買い物をする」という行為を管理出来る能力が身につき、自然と支出が減るのです。
きちんと通帳は記帳を行い、家計簿も付けましょう。
家計簿はなかなか続かないという方は、購入した物をざっくりで良いのでメモ書きする習慣をつけましょう。
私達も几帳面な性格ではないので、ざっくりとした記録しか付けていませんでした。
また、携帯アプリもあります。買ったその場ですぐに管理ができて便利です。
購入した物の記録を付ける事で、振り返りをした時に、自分では気づかなかった無駄な支出に気付くことが出来ます。
そしてさらに、2か月に一回、半年に一回など定期的に通帳と家計簿(メモ)を振り返り、計画通りに貯金が進んでいるか、無駄な支出はなかったか振り返りましょう。
もし、計画通りに進んでいない場合は、他に支出を減らす方法はないか検討し、月々の目標貯蓄額を見直すなど計画修正を行いましょう。
私たち夫婦はかつてノートで記録してきましたが、最近はアプリも利用しています。
家計簿のアプリとしては色々ありますが「マネーフォワード」がおすすめです。
「マネーフォワード」は、クレジットカードや銀行口座とつなげるだけで、自動で家計簿を作ってくれます。分類機能を使うと、食費、光熱費などを分けて表示してくれます。無料で試せるオプションも付いています。
是非とも「レコーディング貯金」を試してみてください。
自然にお金が貯まる3つのシステム
お金が貯まる人と貯まらない人とでは、給料をもらったその日の行動から違いがあります。
では、お金の貯まる人はどのように貯金しているのか、3つのシステムをご紹介します。
貯金専用の口座を作ろう
貯金専用の口座を作ることで、知らず知らずに使ってしまったという状況を防ぐことができます。また、後から見返したときにも、毎月いくら貯金出来たかが分かりやすくなります。
そして、大切なのはここからです。
貯金専用の口座に入金したお金は「ない物」として考えてください。絶対に手を出さないでください。
それでも、貯金専用の口座を使ってしまいそうだと思う方は、貯金専用の口座として定期貯金などを利用し、簡単には引き落とせない仕組みにしてしまいましょう。
普通貯金より定期貯金の方が金利も良いので一石二鳥です
給料日に決まった金額を貯金専用の口座に入金する
勤務している職場が、複数の口座への給料振り込みに対応してくれるなら、毎月決まった額を貯金専用の口座に直接振り込んでもらいましょう。
更に、財形貯蓄があるなら月5000円~1万円でも良いので申し込みましょう。
財形貯蓄とは、企業の福利厚生の一つで従業員が希望すれば給料から一定額を、別の金融機関へ積み立てしてくれる制度のことです。
元利金550万円から生じる利子等が非課税となるメリットもあります。
給料天引きなら使うこともありません。
もし、職場が二つ以上の口座への給料振り込みを対応していない場合は、給料をもらったら、すぐに貯金専用の口座へ決まった金額を移すようにしましょう。
給料をもらって「すぐに」というのがポイントです。
日が空くと「今月は支出が多いから、貯金は難しいかな」など、甘えが出てしまう可能性があります。
お金を引き落とすのは月1回のみ!
これは、貯金の出来る人が取り入れている代表的なルールの一つです。お金を引き落とすのは「月1回、一定額」と決めましょう。
頻回にお金を引き落とす事のデメリットは以下のように3つあります。
・一か月に自分がいくら使用したかなどの把握が困難になる。
・「お金を引き出す」事に対するのハードルが下がるので、貯金体質とは、全く逆の体質となってしまう。
・ATM手数料がかかる
貯金が上手な人は一か月に1回一定額を引き落として、その中でやりくりをします。
一か月の生活費の予算が決まっているので、一週間、一日ごとの生活費の計算も立てやすくなります。
そうすると、自然とその決まった金額でやりくりが出来るのです。更にATM手数料もかかりません。
ムダを削除して無くす4つの方法
「貯金=無駄を無くす」という発想は、誰もが思いつきます。しかし、それは「○○を我慢する。」といったストレスのかかる節約方法が多いのではないでしょうか?ここでは、ストレスをかけずに無駄を無くすための4つ切り札を説明します。
固定費をカットする
固定費は手続きさえしてしまえば、その後は同じ生活をしていても自然と経費削減になるストレス0の究極の節約術です。固定費の代表、光熱費、通信費、保険、住宅ローンについての節約方法を説明します。
・光熱費
家電はこの10年で省エネ技術が大きく進歩し、消費電力は10年前の物と比べると1/3にまで小さくなっているので、家にある家電が10年以上使用している物であれば、買い替えをお勧めします。
しかし、家電は高価なもの。やみくもに買い直すのではなく、相場をチェック出来るサイト「価格.COM」でチェックし安値で購入しましょう。
また、LED電球は発熱電球に比べて80%もの節電ができます。そして、寿命も10年以上と非常に長いので、電球の取り換えの際は、検討してみてください。しかし、家の設計によってはLED電球が差し込めない場合もあるので事前に確認を。
他にも、昼間留守が多い家庭なら「時間帯割引契約」といって、夜10時(11時)~朝8時(7時)までの電気代を70~80%offにする代わりに、その他の時間帯は約30%ほど高くなるという契約に変更することもお勧めです。
夏の夜、冷房を付けっぱなしという人はかなりの節約効果が期待できます。
・通信費
通信費は、流行りで購入したものの使いこなせていない人や、次々と新しい契約内容が生まれ、カタカナ交じりの専門用語も多い為、契約内容を正しく理解できないまま、無駄なオプションに入っているという人が非常に多いのではないでしょうか。
まず、スマートフォンを持っているけど、たまに電話とメールをする程度という人は、格安SIMに変更しましょう。
格安SIMとは、ドコモやKDDIなどの大手通信会社の通信回線を借りて、通信を行う携帯のことです。「格安」とつくと品質に問題があるように思われがちですが、回線を大手通信会社に借りる事、データ通信料や通信速度を制限することで、コストを抑えている訳で、品質が悪いという訳ではありません。もちろん電話番号も従来のものを使用できます。
スマートフォンが月額7000~1万円するのに対し格安SIMは2000円から利用できますので、年間で10万円近い節約が出来るようになります。
家にパソコンはあるけど、インターネットは携帯で見ているという人は、思い切ってパソコンの通信費を解約しましょう。
家族で10ギガバイトの通信容量で契約しているが、実際は2ギガしか使用していない。
電話かけ放題に入っているが、ほとんど電話を使用していない。
など、不要なオプションに入っている場合は、是非解約しましょう。契約している通信会社に問い合わせすると、実際に使用している通信量の確認が出来ます。
・保険料
「がんになったらどうしよう」「介護が必要になったらどうしよう」など、将来起こりうる病気や事故などの心配をあげるときりがありません。
そういった不安から、沢山の保険に加入し、保険貧乏となっている人が沢山います。
しかし、そのような人に保険の詳しい内容を聞いても、よく理解していない場合がほとんどです。要するに、保険会社に色々な不安を煽られて、言われるがままに契約をしてしまっているのです。
人によって、年齢、家族構成、経済力、価値観などは全く異なるので、その人にとって本当に必要な保険も異なってくるはずなのです。
今の家計を圧迫してまで、将来の見えない不安のために多額の保険料を払うより、本当に必要な保険に最小限加入し、余ったお金を貯金する方が、よっぽど将来の生きたお金となります。
しかし、素人の私達では、どの保険が必要なのかの判断が難しいと思います。
保険選びで大切なのは、あなたの人生プランをしっかりと聞いてくれて、中立な立場から保険の情報を提供してくれる人を探すことです。
そのようなお金の相談に乗ってくれるプロがファイナンシャルプランナーです。
自分の加入している保険は本当に適正なのか、疑問に思ったらまず相談してみるのもよいでしょう。
・住宅ローン
住宅ローンの金利の見直しは定期的にされていますか?もし5年以上そのままだという方は、一度見直しましょう。
ここ5年で金利は大分下がっており、5年前と比較すると、変動金利の場合は1%台だったものが1%未満の銀行が多くなり、10年固定金利の場合2%台だったものが1%を切る銀行もあります。0.5%以上の金利の差がある場合は乗り換え効果が期待できます。
例えば3000万円を金利2.3% 35年ローンで契約していた場合の月々の返済額は104060円。その金利が1.7%になると、月々の返済額は94823円と、約1万円も固定費を下げる事が出来るのです。
「定価=無駄」という新発想
欲しい物を我慢するとストレスがたまり長続きしません。しかし欲しい物を安く買うのであれば、ストレスを感じる事なく続けることが出来ます。要するに「定価で買う=無駄」とい新発想です。
定価より安く手に入れる方法としてAmazonや楽天などのオンラインショップ、フリマアプリ、金券ショップの活用があります。
まず、オンラインショップです。店舗にある商品と同じもので、もちろん新品です。オンラインショップは店舗や従業員を抱えるコストを抑える事が出来るため、同じ商品が店舗より安く買えるのです。
フリマアプリは新品が定価の半額以下で出品されていることもあるので、是非チェックしてみてください。
また、金券ショップもお勧めです。金券ショップで切符を買えば、駅の切符売り場より安く買えるというのは、皆さんご存知だと思いますが、金券ショップの凄い所はそれだけではありません。株主優待券を御存知ですか?
株式会社が株主に配っている、その会社の商品の割引券などのことを言います。その割引券などが売っているのです。
ANAの航空券やジョーシン、ケーズ電気といった家電メーカーの商品券が格安で手に入るんです。例えばジョーシンの株主優待券11000円分が8800円で購入出来たりします。
金利を発生させてはいけない
お金を貯金している人ほど、クレジットカードはあまり使用しません。使用する時といえば、どうしても現金の持ち合わせがない場合や、クレジットカードでの支払いしか出来ない場合のみです。
そして、クレジットカードを使用した場合は、月々の生活費からすぐに入金し、財布の中を現金で払った時と同じ状況にします。
支払い方法は必ず「1回払い」です。分割払いやリボ払いは絶対にしません。これらは利子がつくだけではなく、数か月~数年も生活費を圧迫する原因となるからです。
生産性のない自己投資はやめる
仕事上必須の人、それらを習得する上で明らかに、所得上の収益増加が見込めるような人が通う「英会話」や、将来、プロの料理人になるために、本場の国で修行をすることが目的の海外留学なら、意味のある自己投資だと思います。
しかし、漠然と「英語話せたらかっこいいな。」と思って数万円もの教室代を払ったり「自分探しのため」と言って、具体的な将来のビジョンもないまま海外留学するのは無駄遣いです。
私の友人の話ですが、スポーツジムの会員になったものの「いつか行くかもしれない」と言いながら、8か月間、月1万円の会費を払い続けた結果、一度もジムに行かなかった人がいます。これこそ無駄遣いの典型です。
このように「英会話に通う」「留学する」という同じ行動でも、明確な収益増加の目的がない場合は全て無駄遣いとなります。特に、人から良く見られたいという「見栄」のための自己投資は本当にただの無駄遣いでしかないのでやめましょう。
以上、4つの方法でストレスなくムダを消して、一か月の支出をコントロールしていきましょう。
副収入での貯金の加速化
貯金というと「貯める」「節約する」という発想が一般的ですが、貯金を加速化させるためには収入を「増やす」という発想も大切です。
特に今は、インターネットの普及で、誰でも気軽に始められる方法が多数あり、個人でも簡単に商品を売買できる環境が整っているので、利用しない手はないでしょう。
これから副収入を得る3つの方法を説明します。
フリマアプリ
フリマアプリの「メルカリ」は、取引が簡潔で、間にメルカリが入ってくれるためトラブルも生じにくくお勧めです。
ヴィトンやグッチなどのブランドの財布なら傷がついていても1~2万円で売れたり、古いパソコンのソフトが3000円で売れたりと、思いがけない金額で売れます。他にはシャンプーの試供品の詰め合わせや、ブランドの紙袋まで売れます!!私は家にある不用品をメルカリで売り2か月で9万円にもなりました。
誰の家にも、もう着ない服、頂いたものの使用していない食器、結婚式2次会の景品であたったデジカメなど、まだ使用できるけど使ってないものってあると思います。
そのような物は是非出品しましょう。
また、ハンドメイドのアクセサリーや、子どもの通園バッグなども人気があるので、手先の器用な人は、是非作って出品してみましょう。
ちなみに、メルカリの利用方法を説明します。
入会金、年会費などはなく、売れた商品価格の1割が手数料として取られるのみです。
①まずスマートフォンからアプリをインストールします。
②商品の写真を撮り、商品の状態は綺麗なのか、送料は込みなのか、値段はいくらなのかなどの情報を入力して出品します。
*その作業は一つの商品につき、3分もあれば出来るくらい簡単なものです。
③その商品を誰かが購入したら、メルカリからメールが届くので、商品を発送します。
*お金の流れとしては、購入者がメルカリに一旦お金を支払います。その支払いが確認されてからの発送となります。
(メルカリから支払い完了確認のメールが来ます)商品が購入者に届いたのを確認出来ればメルカリからお金が振り込まれます。
なので、お金を払ったのに商品が届かない、商品を送ったのにお金が払われないといったトラブルはなく、購入者とのやりとりで、支障が生じた場合もメルカリスタッフが間に入って対応してくれるので安心して取引ができます。
家の中の不用品を処分する場合は、特にリスクなくできます。
ただし、仕入れてメルカリで売るような場合はビジネスの勉強が必要となりますので、それなりビジネスの勉強時間とリスクが発生します。
アンケート、モニター、懸賞
手間暇かけず、専門知識も必要とせずに副収入を得る方法としては、モニター、アンケート、懸賞、覆面調査があります。
アンケート、モニターはネットを通じて、サイトに登録します。
そのサイトで、アンケートに答えたり、商品や店舗を利用して感想を答えることでポイントを貯めていき、ある程度のポイントが貯まると現金や商品券に交換できます。
覆面調査もおすすめです。調査先は多くありますが、多いのが飲食店の覆面調査です。
予算は決まっているので気をつけないといけないですが、3,000円~5,000円程度の食事も楽しめますので、節約生活の息抜きにもなるでしょう。良い時には謝礼も出ます。
懸賞は、応募の手段として、スーパーなどに置いてあるフリーペーパー、ラジオ、懸賞アプリなどがあります。
懸賞アプリの場合、アプリをインストールすれば、スマートフォン一つあればどこでも出来ます。
換金しやすくてまとまったお金が入る、特におすすめのポイントサイトはこちらの2つです↓
これらは、誰でも手軽に出来ることがメリットの反面、薄利であることがデメリットとなります。
ただ、月数千円〜数万円程度なら稼ぐことができるので、空いた時間を使って試してみる価値はあるでしょう。
FX
異なる2国間の通貨を売買し、為替の変動を利用して利益を得ます。円とドルで例えると、円とドルは拮抗するように片方の通貨の価値が上がると、片方の価値が下がるという関係になっています。
1ドル99円の時に1万ドル(99万円)購入したとします。その後、1ドル100円になった時点でその1万ドルを円に買い戻すと100万円となり、10万円の利益が発生するという仕組みです。
また、スワップポイントといい、2国間の金利差も受け取ることが出来ます。例えばオーストラリアドルの金利が2.4%。日本の金利が0.1%の場合の金利差は2.3%。1年間オーストラリアドルを保有すると、2.3%の金利を受け取ることが出来るのです。
日本は今低金利の時代なので、金利の高い外貨を購入して長期保有することでより貯金の加速化を図る事が出来ます。もちろん外貨もお金ですので、貯金という資産に変わりありません。
FXは1万円などの低額から始めることが出来ます。パソコンやスマートフォンで売買出来、24時間取引可能なので、どのような生活習慣の方でも取り入れやすくなっています。もちろん、世界の情勢や経済の影響を受けるため、為替変動、金利変動のリスクがありますが、しっかり勉強することでハイリターンが狙えます。
また、FXで得た知識は、次の章「資産運用を制する者が老後貯金を制する」でも活かすことが出来ます。
FXを始めるには、FX取引会社を選び、口座を開設します。その口座に取引に必要な金額を振り込んで、取引スタートとなります。
レバレッジと言って入金額の25倍まで取引することが可能ですが、もし為替変動などで損益が出た場合、入金額以上の損失は借金となってしまうため、慣れるまでは大きなレバレッジを使用せずに入金した金額内で取引するようにしましょう。
資産運用を制する者が老後貯金を制する
あなたが貯金する目的はなんですか?
「欲しいものがある」「旅行に行きたい」という短期的な理由の人もいると思いますが、多くの人は、老後のための貯金を視野に入れているのではないでしょうか。
少子高齢化のため、年金問題は更に深刻化するでしょうし、医療、介護制度も税金で賄える範囲が縮小する可能性は十分にあります。若いうちから老後の資金を準備することはとても大切なことです。
しかし、老後が心配なのであれば貯金だけではなく、資産運用の勉強もするべきです。
資産運用の種類としては、普通貯金はもちろんですが、貯蓄型保険、確定拠出型年金、株、投資信託、国債、外貨、不動産などがあります。
日本は欧米に比べると、投資に対する関心が低いので、貯金や貯蓄型保険以外はあまり馴染みがないかもしれませんが、低金利の現代において貯金だけではインフレに対応できないのです。
インフレとは物価が上昇することです。ちなみに過去2年間で豚肉ロースの価格は13%、ティッシュペーパーは9.4%上昇しています。このように様々な商品の価格が年々上昇しています。
それに比べて、普通貯金の金利はメガバンクの場合0.001%、ネットバンクでも0.02%程度なので、ほとんど貯金額が増えることはありません。
いくら貯金を頑張っても、それ以上に物価の上昇が激しければ、老後のための貯金は不十分となります。
このインフレに対応出来るように準備しておくためには「資産運用/投資」はとても大切な要素となるのです。
もちろん、投資には元本割れのリスクは付きものです。しかし、貯金だってインフレによって目減りします。
これら、元本割れや円の目減りの影響を最小限にするための資産運用が、インフレ対策となり、本当の意味でも「老後のための貯金」となるのです。
では、今から具体的な資産運用の説明をしていきます。
確定拠出型年金
確定拠出年金とは自分で投資先を決め老後資金を準備する私的年金のことです。
掛け金が節税対象となるので、所得税や住民税が軽減されますし、年金、一時金などの受け取り金が非課税となるのが大きな魅力です。
デメリットとしては、原則60歳まで積立金を引き出すことが出来ない点です。
株
株式会社が発行している株を購入することで「株主」となります。株主になる事で、その会社の利益の一部を「配当金」という形で受け取ることが出来ます。
また、株主優待といって、商品券やその会社の割引券などを貰える株もあります。
長期的に保有することで、配当金や株主優待を継続的に受け取りながら、インフレによる株価の上昇を狙うことが出来ます。デメリットとしては、不況などの影響で、配当金の減額や、元本割れするリスクがあります。
投資信託
多くの人からお金を集めてファンドを組み、プロがそのお金を株や債券を通して運用する仕組みです。
1万円など、他の投資に比べて低価格で始められること、資産運用に関する判断は、全てプロに任せることが出来るため、初心者の人、専門知識がない人でも始めやすい投資です。デメリットとしては、運用の手数料がかかるのと、元本割れのリスクがあります。
国債
国が発行した債券を購入することを言います。借金なので、株のように価値が上昇することはなく、金利が低いためリターンも小さいのですが、信頼性の高い国の国債はリスクが低いのが一番のメリットです。株のように、比較的リスクの高い投資と並行して保有することでリスクを分散させることが出来ます。
外貨
外国の紙幣を購入する方法です。どのようなメリットがあるのか、ドルを例えに挙げて説明します。
円とドルはそれぞれ拮抗するように、片方の価値が下がれば、その分もう片方の価値が上がるという関係になっています。
もし500万円を全て円で持っていた場合、円の価値が下がればそのまま500万円がそれ以下の価値になりますが、250万円ずつ、円とドルで分けて所有していた場合、円の価値が下がっても、その分ドルの価値が上がっているので、トータルの価値は500万円のままということになります。
信頼性の高い国の外貨を持つことで、インフレ時のリスク分散が可能となります。
不動産
マンションなどを購入し、その不動産を賃貸して家賃収入を得る方法です。実物資産なので、インフレ対策には抜群ですが、他の投資に比べて必要なお金が大きい点がデメリットとなります。
このように「投資」と一言で言っても様々な種類があり、それらが持つメリット、デメリットも様々です。
複数の投資先を組み合わせることで、元本割れや円の目減りリスクを最小限にすることが可能となります。
これが本当の資産運用で「老後のための貯金」と繋がります。
初めて投資をされる方は、様々な不安があると思いますし、人によって経済力、家族構成、人生設計なども異なります。
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