とにかく離婚したい方向け!スムーズに離婚成立できる正しい知識

人間関係
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「離婚したい」と思っても一方的にできるものでもありません。双方の同意がスムーズに進めば早いですが、なかなかそのようなケースは少ないようです。

しかも、離婚というのは非常にエネルギーを使うもの。精神的な負担が掛かるだけではなく、専業主婦の方やお子さんが居る方は、特に生活面での不安も大きいものです。

離婚を有利にすすめるためには、離婚協議をはじめる前に抑えておきたいポイントがあります。離婚協議で揉めないためにも、是非離婚協議をはじめる前から、離婚に対する準備をしておきましょう。

お子さんやあなたの安心できる生活を守るためにも。知識を身につけ、不安を取り除くことが大切です。

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「証拠」を集めましょう

夫婦間の話し合いで離婚の同意が得られない場合には、調停・審判・裁判を行うことになります。離婚は、正当な理由が無くては成立しません。訴訟で離婚が認められるのは、配偶者の不貞などの5つのみです。

離婚原因が「配偶者の不貞」や、「婚姻を継続しがたい重大な事由」に基づくものであるという証明が必要になるのです。その為、話し合いをする前に、「証拠」を集めることが大切です。

離婚は原則として、暴力を振るったり不貞行為を行ったりした有責者からの請求は認められません。

「配偶者の不貞」を明確に証明できなくても、結婚生活が破綻してしまった原因が、配偶者と相手との親密な交際にあると認められれば、配偶者が有責と認められるケースもあります。

また、「性格の不一致」は離婚の原因になります。価値観の違いを感じるエピソードがあったら、日記をつけておきましょう。

別居期間が長い場合などには、有責配偶者からの離婚請求が認められるケースもありますので、証拠を集めたら迅速に行動に移すことも大切です。

 

「親権」と「養育費」のポイントを抑えましょう

未成年の子どもを持つ夫婦が離婚する場合、子どもの「親権」と「監護権」を定めることができます。「親権」で合意が得られないと、離婚をすることができません。

親権は子どもが小さい場合には、母親に親権が認められることが多いですが、母親なら誰でも親権を認められるわけではありません。「子どもの意思」や「経済的な余裕」そして「子どもに対する愛情」なども判断のポイントになります。

子どもを監護する親は、監護していない親に対して、養育する費用を請求することができます。これが「養育権」です。養育費は、子どものための権利であり、親が請求を放棄しても子どもが請求できるケースもあります。

離婚を急いで養育費の取り決めをしていないと、養育費が支払われないこともありますので、離婚前に養育費についても取り決めをしましょう。

 

「財産分与」は柔軟に対応しましょう

婚姻中に夫婦が築いた財産を離婚する際に分ける「財産分与」は、夫名義や妻名義のものであっても、等しく分けられます。

この際、結婚前に築いた財産は「特有財産」として、財産分与の対象外になるので注意が必要です。また、財産分与を分割で行うと、支払いが滞るケースもあります。

トラブルを避けるためにも分与の方法や金額などの合意が得られたら、公正証書として残すことが大切です。

財産分与で大切なポイントは、「優先順位を明確にする」ことです。財産分与に拘って、離婚協議が長期化してしまうと、精神的な負担が大きくなります。

話し合いを行う前に、共有財産をリスト化して確認し、「少しでも多く」ではなく、「柔軟な対応」を心がけ交渉を優位にすすめましょう。

 

「婚姻費用の分担義務」で別居中の生活費を請求しましょう

夫婦には、同等の生活レベルをお互いに保てるように助け合う「生活保持義務」があります。婚姻から生ずる費用として、生活費や養育費などを、同居している場合だけではなく、別居していても負担する義務があるのです。

これは、離婚の協議中や裁判中でも変わることはありません。

つまり、例えば専業主婦の方が離婚を前提に別居をする際、生活費の不安があると思いますが、婚姻費用を請求することができるのです。期限は、原則として別居を解消するまでもしくは離婚するまでとされています。

離婚前に、婚姻費用の算出を行い、分担の請求を考えておくことで、精神的な余裕が生まれます。

 

「慰謝料」をあてにしないようにしましょう

離婚に際して、「慰謝料」が発生すると考える方は多くいらっしゃいますが、慰謝料というのは、有責者が「不法行為」を行った事に対するものです。

つまり、違法な行為や不法な行為を配偶者が行っていない場合には、慰謝料は発生しません。また、慰謝料をあてにしていても、支払いが滞るケースも多くあります。

慰謝料の支払いは一括にするか、分割に応じる場合も初回は多めにしましょう。また、慰謝料に拘るあまり離婚が長引くこともあります。

慰謝料をあてにせずに当面の生活費を用意できる環境を、離婚前に整えておくことも大切です。

まとめ

離婚を有利に、そしてスムーズに成立させるためには、離婚協議に入る前に、正しい知識を身につけ、証拠を集めたり、生活の基盤を固めたりすることが大切です。

離婚協議前にしっかりと準備をすることで、離婚協議が長期化したり裁判になったりしても、心に余裕を持つことができます。

離婚を切り出す前に是非、ご自分でできることを考えてみてくださいね。

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