夏に汗を書いたり、運動をしたり風邪をひいた時。ポカリを飲むと良いと言われますよね?水分補給に適した飲料水だということは皆が知っていることだと思います。どうしてポカリが良いのでしょうか?でも甘いからカロリーも高いんじゃないの?そんな、ポカリについて気になることを執筆しました。
ポカリのカロリーってどれくらいか知ってますか?
「はーっ、おいしい!」と、普段からポカリをぐびぐび飲んでしまう人も多いのではないかと思います。汗をかいた後や風邪をひいた時など、脱水症状を防ぐ目的でもよく飲まれますよね。ほんのりしょっぱくて甘いポカリ、これが体に良いならとっても嬉しいことです。
でもどうしてポカリが脱水症状に良いと言われているのでしょう?一体どんなものが入っているのでしょうか。あんなにおいしいのだからカロリーも高いのでは?さてさて、本当のところはどうなのでしょう。
ポカリってそもそもどんな飲み物なのでしょう
ポカリは、「健康飲料」です
大塚製薬のHPによると、ポカリスエットは、「発汗により失われた水分やイオン(電解質)をスムーズに補給するための健康飲料」とあります。「汗の飲料」というコンセプトのもとに、体から失われた水分や電解質を素早く吸収できる飲み物を開発しました。
40年前、大塚製薬の研究員がメキシコに出張に行った際、手術を終えた医師が点滴を飲んでいるのを偶然見かけました。点滴は、体液に近い成分で出来ているので、素早い水分補給ができます。これをヒントに、飲む点滴を開発すればよいのではないかとアイディアが浮かんだということです。
電解質って何だろう?
電解質という言葉はよく耳にしますが、一体どういうものなのでしょう?電解質とは、水に溶かしたときに電流を通す物質のことを言います。簡単に言えば、電気が伝わる水です。人間の体で言えば、ナトリウムやカリウムなどのミネラル分のことを言います。
人間の体は約60%が水で出来ているということはご存知ですか?子供は約80%、そしてお年寄りは約50%が水分だそうです。これらの水分は細胞内液や血液など、体のありとあらゆるところを満たしています。その全身を巡る体液の電解物質のおかげで、神経伝達や筋肉の運動などの生命維持活動をすることが出来るのです。
人の体は電解質が体内で一定に保たれています。これが様々な理由で増えたり減ったりすると、電解質異常となり、最悪の場合は死に至ることもあります。この電解質を含んだ飲み物がポカリスエットで、体液に近い水分を摂ることにより、細胞膜から浸透して、素早く全身に水分が行きわたることを目的とした飲み物です。
ポカリのカロリー
ポカリのカロリーは、100mlあたり25kcalとなっています。500mlのペットボトルでいうと125kcalということになります。これをほかの飲料水と比べてみると、例えばコカコーラ500mlは225kcal、100%オレンジジュース500mlが214kcal、午後の紅茶ストレート500mlは80kcal、午後の紅茶レモンティー500mlが140kcalとなっています。
こうして比べてみると、ポカリは決してカロリーが高いという訳でもないようです。むしろ、低めのカロリーと言えます。これはうれしい発見です。
ポカリの栄養成分って何があるのでしょう
ポカリにはミネラルが豊富
ポカリは電解質飲料ということで、ミネラル成分が豊富に含まれています。100mlあたりの栄養成分としては、 タンパク質・脂質:0g、炭水化物:6.2g、ナトリウム:49mg、カリウム:20mg、カルシウム:2mg、マグネシウム:0.6mgとなっています。これは塩分が含まれているということですね。
糖分も大切な役割
塩分を素早く吸収させるためには糖分も必要です。これにより、腸管内ですぐに吸収されるようになります。つまり、糖分も大事な役割を担っているというわけです!
ポカリは太るの?それとも痩せるの?
適度な摂取なら太らない
ポカリには多少の糖分が含まれていますが、これだけで太るほどの量ではありません。もちろん、水を飲むような感覚でいつもグビグビ飲んでいたらどうか分かりませんが、太るのを過剰に心配するほどのことではないでしょう。
飲み過ぎは塩分・糖分過多のもとなので注意
何にでも当てはまることですが、必要以上に飲み過ぎてはいけません。塩分と糖分を摂り過ぎてしまっては、カロリーだけでなく、病気の原因にもなりかねません。必要な量を適度に摂りましょう。
ポカリを飲むときのコツを教えます
普段はカロリーオフのタイプのポカリを飲もう
皆さん、ポカリには青いパッケージのものと、水色のパッケージのものがあるのをご存知ですか?とても爽やかなデザインの水色のポカリは「ポカリスエット イオンウォーター」と言い、ポカリの機能はそのままに、カロリーはオフになっている、なんとも嬉しい商品です。
どれくらいカロリーオフになっているのかというと、500mlでなんと55kcalということです。その差なんと、70kcalとなっています。味の方は甘過ぎず、後味もすっきりしているということで、普段から飲むのに適していると言えそうです。
私たちは、普通に暮らしているだけで1日あたり2~2.6lの水分が失われているそうです。のどが乾いてから水分を摂るよりも、まめに水分補給をするのが理想的です。
運動の後には青いパッケージを飲もう!
スポーツの直後には糖分が必要です。その糖分が体内に素早く吸収されて、筋肉の疲労回復につながります。糖分を含んだ飲み物を運動後30分以内に飲むのが理想的で、まさにポカリはぴったりの商品です。また、精神的な満足も満たしてくれて、一石二鳥だと言えます。また、パウダーの方が、ペットボトルタイプよりも若干カロリーが高めです。
まとめ
体に良いのか良くないのか、ずっと疑問でしたが、正しく知ると上手に生活に取り入れられますね。ポカリはカロリーも低めだし、何より水分補給にはやはり最適だということが分かりました。日常使いにはイオンウォーターで、運動の後などには青いポカリを、と使い分けをするのも良いかもしれません。
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