言いたいことが言えない原因と、その性格を克服する5つの極意

メンタルヘルス・精神・気持ち
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「あの時、ちゃんと言っておけば良かった」「どうして自分の気持ちを言葉にできなかったんだろう」言いたいことがあるのに言えない。そして、後からとても後悔する。

こんな経験をしたことはありませんか?

今回は、言いたいことが言えない原因を探りながら、その性格を克服する方法をご紹介します。

なぜ、言いたいことが言えないのか

言いたいことがあるのにどうして言えないのか。その原因を考えたことはありますか?

そもそも、人と普通に話をすることすら苦手というのであれば、人と積極的にコミュニケーションを取れるようにするところから始めなければならないでしょう。

けれど、雑談やなにげない話は全く平気なのに肝心な時になると言いたいことが言えない。昔は自分の意見を主張する方だったのに、いつからかそれができなくなった。

このような場合、伝えようとする言葉を飲み込ませる何かがあるはずです。

自分さえ黙っていれば丸く収まる。相手の気を悪くしたくない。もしケンカにでもなったら困る。拒絶されたり反論されたりしたらショックだ。場の雰囲気に圧倒されて言い出せない。自分の意見なんか言っても仕方がない…。

言いたいことが言えない理由は人それぞれあると思います。

ただ、改善したい気持ちがあっても、原因がわからなければどうすればいいのかもわかりません。まずは、周囲との人間関係を改めて考え、自分の気持ちの整理をしてみることです。

 

空気を読む「配慮」と、顔色を伺う「我慢」の違いを認識する

例に出したように、自分だけが周りと違う意見を持っているような場合で、自分さえ黙っていれば全ては万事解決するような状況があったとします。

この場合、周りに譲ることを心から納得しているのであれば、それもいいでしょう。ビジネスの現場などでは、一歩引くべき時というのも確かに存在します。

ただ、ある種の「戦略的沈黙」はともかく、言いたいことを言えずにいるということは、少なくとも精神的に無理をしていることになります。

たとえ自覚が無くても、ずっと我慢している状態が長く続けば、精神的負担はストレスとなって確実に蓄積されてしまいます。

そしてある時、とんでもないタイミングや状況で、そのストレスが爆発してしまうことがあるのです。

それが、時として周囲に取り返しのつかない迷惑を掛けてしまう可能性も無いとは言えません。また、その爆発が自分自身に向けば、心身が大きなダメージを受けて苦しむことにもなりえます。

もちろん、言いたいことを何でも好き勝手に言ったり、感情に任せて言いっぱなしにしたりすることは、良いことではありません。

周りに配慮し、相手を思いやることはとても大切です。当然、言って良いことと悪いこともあります。

ただ、誰かが我慢していたり抑圧に耐えている上で保たれている人間関係が、果たして健全なものだと言えるでしょうか。

それは、その場の雰囲気に配慮しているのではなく、ただ周囲の顔色を伺っているだけではないでしょうか。

相手の気持ちを尊重しながら、自分の言いたいこともちゃんと言えるということ、そして、そういう事が自然にできる人間関係を築くことが大切なのです。

日本特有の「無私」の美徳に隠れず、周囲との人間関係に改めて向き合いましょう。

 

「口は災いの元」の本当の意味を知る

意見の対立などは関係なく、言いたいことはあるけれど自分の一言で相手が傷つくことや、相手の反応によって自分が傷つくことが怖いという人も多いのではないでしょうか。

だから、防御的に言葉を飲み込んでしまうのでしょう。とりあえず、黙っていれば周りも自分も傷つくことはないと。

でも、本当にそうでしょうか?

言いたいことを言わなかった事で、人を傷つけてしまう事もあるのです。

想像してみてください。

Aさんには直接Bさんに言いたいとても大事な話がありますが、その内容はBさんにとってはショックなものです。Aさんが言いそびれていると、その話の内容をたまたま知っていたCさんからBさんに伝わってしまいました。結果として、Aさんが言いたかった事はBさんに伝わりましたが、Bさんはどう思うでしょうか。

あんな大切な話を、どうしてAさんは直接自分に伝えてくれなかったのか…。

Bさんが傷つくとは思いませんか?

場合によっては、直接伝えた時に与える衝撃よりも、黙っていた事で与える衝撃の方が大きくなる事だってあるかもしれません。

そして、その事によってAさんとBさんの関係には、それまでに無かった溝やわだかまりが生じてしまうこともあるのです。

これは、極端な例かもしれませんが、黙ってさえいれば誰も傷つかないとは限らないことを自覚してください。

また、既に述べているように、言いたいことを言えずにいる状態が精神的負担になっていては、この先、いい結果をもたらすことは決してありません。

ところで、実際に自分の言葉で人を傷つけてしまった人はいるでしょうか。そういう経験がある人は、言葉を飲み込んでしまいがちになるのも無理はないかもしれません。

ただ、なぜ相手が傷ついたのかということをよく考えてみてください。感情的になって暴言や明らかに不適切な事を言ってしまったのであれば、それはもちろん、今後は言わないように注意するべきです。

けれど、言い方や発言した時の状況が相手に対して配慮の無いものだったということであれば、相手を傷つけないようにタイミングやシチュエーションをちゃんと考えて伝えるようにすれば良いのです。言いたいことを我慢する必要はありません。

「口は災いの元」ということわざがありますね。自分の言葉で失敗した人は、この事を痛感したことでしょう。

このことわざは、不用意な発言や余計なひと言が自分自身に災いをもたらす事もあるから、慎重に言葉を発しましょうという戒めです。単に「黙っていろ」という事ではないのです。

大切なのは語らないことではなく、慎重に誠実な発言を心がけることだということを理解しましょう。

 

言いたいことを言う自分自身を許す

突然ですが、普段から「私なんか…」と口癖のようになっている人はいませんか?

後ろ向きな感情ではなくても、自分に自信が無く必要以上に劣等感を感じて、常に遠慮をしてしまう。もしかしたら、自分の事があまり好きではない人もいるのではないでしょうか。

また、周囲に対して謙遜の気持ちを持ち、「まだまだ頑張らないと」と考えている人も少なくないと思います。

ただ、こうした人も謙虚すぎて自分に自信が持てないでしょうし、完璧主義やストイックな精神の持ち主は、周囲が充分だと認めても本人はなかなか納得しないものです。

どちらにしても、こうした人たちが言いたいことを言えないのは、自分自身の価値を認めていないからではないでしょうか。

そして、自分の事を否定するとまではいかなくても、言いたいことを自由に言えるような立場にないと、自分自身を過度に低く評価してしまっているのです。

でも、自分の言いたいことを言うのに、地位や資格、条件などは何も必要ありません。

「僭越(せんえつ)ながら…」という言葉を聞いたことはありませんか?

これは、「自分のような者が出過ぎたことをしますが」という意味で、スピーチなどの前置きでよく言われる言葉です。

要するに「偉そうに言いますが、許してください」と、前もって主張しているのです。

こんな言葉があるのですから、たとえ自分の立場をふさわしくないと感じていても、言いたいことを飲み込む必要はないのです。

まずは現在の自分というものをありのまま受け入れて、気持ちを楽にしてください。そして、「僭越ながら」言いたいことを言う自分自身を許してあげましょう。

 

「雄弁は銀、沈黙は金」

「雄弁は銀、沈黙は金」という言葉があります。

いかにも日本で好まれそうな言葉ですが、イギリスの思想家トーマス・カーライルが残した言葉です。

これは、「よく話し語ることは大切ではあるけれど、黙るべき時やその効果を心得ているのはさらに大切である」という意味です。

元々、多弁であるアメリカやヨーロッパ諸国では、沈黙の持つ意味や大切さを忘れがちになるので、戒めの意味もこめてこの言葉が使われています。

雄弁よりも沈黙が優れているということではなく、しっかり話すことが前提で、その上で効果的な沈黙が大事だということなのです。

まずは、言いたいことをきちんと言える性格になることが前提ですが、本当に必要であれば意識的に沈黙することも大切だということは頭に入れておきましょう。

まとめ

いかがでしたか?

その場で面と向かって言うことが難しいのであれば、言いたいことを整理してから、メールなどのメッセージや電話で伝えるという方法もあります。

性格や性質は急に直すことはできませんし、簡単なことでもありません。

ご紹介したことはきっかけやヒントとなるものですが、最終的には自分自身で意識を変えなければならないのです。

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