真夏の夜に外で飲むお酒は、普段の居酒屋で飲むお酒とはまた一味違って格別ですね。今回はそんな楽しみを提供してくれるビアガーデンのバイトについての情報です。ビアガーデンのバイトがずっと気になっていたけど、お酒を提供している職種だけに、心配な事も色々多いハズです。ビアガーデンのバイトの仕事内容や注意点についてまとめてみましたので、バイト探しの際の参考にしてみてください☆
ビアガーデンのバイトの仕事って?
季節限定で働ける場所
ビアガーデンの多くは夏場の暑い時期に、ホテルや百貨店・ビルの屋上などに臨時で設置された場所でお酒が提供されるシステムのお店が多いです。そのため、ビアガーデンと称して夏・冬関係なくお酒が提供できるような店舗型のビアガーデン以外は、夏場だけの営業をしている所も少なくありません。そのため、夏期限定でバイトを募集している所もとても多いのです。
期間限定で働きたい人などにとっては、まだ働きたいと思っても、もうゴメンだと思っても、時期が来れば後腐れ無く仕事が終了するため非常に都合が良いです。ただ、店舗型の居酒屋が夏場だけ敷地内でビアガーデンなどを実施している事もあり、そういう所の場合は秋口~春先は店内で居酒屋の店員として働けるといった職場もあります。
主な仕事は?
主な仕事は、提供・清掃・調理の3種類が多いです。お客さんにお酒や食べ物を提供したり、テーブルが空いた後の清掃やお皿の片付けから、簡単な調理やカクテル作りなどを任される事もあります。また、始業時にバイトに入る人と閉店時までバイトする人の場合は、店内の清掃などのお仕事がある場合があります。
お店によって少々仕事内容が異なる場合がありますから、求人誌の内容を見たり、面接の時に確認してみるのが良いでしょう。
必要なスキルは?
ビアガーデンのバイトに必要なスキルは、適度に客あしらいが上手な事と、多少体力と注意力があれば充分でしょう。客あしらいと言ってもお客さんが気分よく飲んでいる時に冗談を言ってくる事があるので、それに対してうまい事を言ったりできるコミュ力が少々あれば良いといった感じです。そこそこ忙しく歩き回るので、初めは少し疲れる事もあるかもしれませんね。
ビアガーデンであまり営業時間が早朝近くまでやっている所は少ないですが、女性が深夜遅くに帰宅する場合はバイクや車などで通勤できるように免許を持っていると便利です。
勤務スタイルはどうなの?
ビアガーデンのバイトはお酒を提供する場なので、大体17時頃から深夜にかけての時間帯で働ける可能性が高い職業です。お店の営業時間が17時からだとしても、店内の清掃などがあるため、募集している時間帯が16時からの店舗も存在します。求人誌に時間が書いてあると思いますので、自分の希望時間帯で営業しているお店をみつけて応募すれば良いでしょう。
お給料の相場は?
お給料の相場は地域によりますが、最低時給などの格安で募集されている事はほとんど無い業種です。大体の相場は、住んでいる地方の最低時給+100円~300・400円位といった所でしょう。夜22時以降は深夜手当も加算されるため、時給が若干高くなり1000円を超えてくる職場もたくさんあります。
ビアガーデンのバイトのメリット
普通の居酒屋より…
ビアガーデンのバイトは、普通の居酒屋よりもシステムやメニューが簡素で種類が少なく、覚える事も少ない可能性が高いです。中には前金制・一定時間飲み放題で食べ物が食べ放題というシステムのビアガーデンも多々あり、お酒だけ運べば良いという、覚える事が少なくて非常に楽なビアガーデンもいっぱいあるのです。
営業時間も短め
ホテルの屋上や百貨店・ビルの屋上などで夏だけ臨時開催されているようなビアガーデンは、建物のセキュリティや性質上、早朝5時位まで営業する事がほとんどありません。金・土だけ営業時間が多少延びるシステムの店もありますが、大抵の場合は営業時間が午前2時を過ぎる事が無い場合が多いと思われます。下手をすれば午前0時で終了のお店も多い事でしょう。
仕事が覚えやすい
ビアガーデンで提供されているメニューやお酒は種類が少ない事の方が多いです。店舗型で365日営業しているビアガーデンの場合はある程度ドリンクメニューや料理の品数が多い場合がありますので注意が必要ですが、臨時で開催されているようなビアガーデンの場合、日替わりで10~20種類程度の料理をドサッと置いておき、いくらでも食べてくださいといった食べ放題形式で提供しているお店も多いです。
そうなると後はお酒の注文をとって提供したりテーブルの片付けをする等だけですが、お酒もビールが数種類とチューハイ・カクテルが少々といったところで、普段から居酒屋を利用する人の場合はメニューの違いがわからなくて困るといった事が無い位です。
ビアガーデンの経営者のこだわりが強くてビールが数十種類あるようなお店だと苦労しますが、臨時開催のビアガーデンに至ってはそんな事はほぼ皆無でしょう。
お給料が高い
午後22時以降から深夜手当も付くビアガーデンのバイトは、高時給も魅力の一つです。深夜手当が付けば大抵時給は千円を超える地域も多い事でしょう。仕事の面で体力勝負な部分もあるので大変な面もありますが、女の子でも出来る仕事ですし、金・土・祝日前の修羅場さえ乗り切れば平日は余裕をもって働ける事も多い職業です。
仕事が終わった後に…
チェーン店の居酒屋に比べるとお店の営業時間自体が短いビアガーデンのバイトは、お店が終わった後にまだ他の居酒屋が営業している場合が多いです。また、ビアガーデン自体はまだ営業していても、途中で同じ時間帯に上がる人がいたりします。お店の従業員同士が仲良しの場合、仕事が終わった後に飲みに行こうという話が持ちかけられる事も時々あります。
また、職場全体の飲み会などが時々開催される事もあり、飲み会が好きな人にとっては楽しみの一つになる事もあるでしょう。また、そういう時に店員同士打ち解けて仲良くなったり、新たに友達になれるといった事も多いため、出来るだけ参加しておくと良いと思われます。
美味しい○○○○がある場合も
食べ物を提供するバイト先には美味しいまかない付きのお店が多く存在します。ビアガーデンでもまかない付きのバイト先が結構ありますので、食費を少しでも浮かせたいと思ったら、まかない付きのバイトを探すと良いでしょう。お店側が余った食材を使って作ってくれる事もあれば、お客さんと同じ物を食べさせてくれる事もありますし、メニューの中から選ぶシステムの所など様々です。
先ほどお酒は出ませんと書きましたが、店長次第では閉店までバイトをした後にまかないを食べる時、お酒を少々飲ませてくれるようなナイス店長も存在します。車やバイク通勤の方は残念ですが、ちょっとした嬉しい出来事の一つですね。
ココが大変!お酒を提供する仕事
月に一度必ずいる客
楽しく飲んでくれるのならば良いですが、月に一度はなぜか酒癖の悪い困ったお客さんがゴネたり店長に説教をしている場面に遭遇します。こういうお客さんに捕まって困ってしまったら、すぐに店長に訳を話して交替してもらいましょう。ビアガーデンに限らず、お酒を提供しているお店の店長さんはこういう客のあしらい方に慣れている人が多いですから、自分だけで解決しようと思わない事です。
○○の始末は勘弁してよ…
これは一般的に思われているよりもなぜか頻度が低いので助かるのですが、客の中にはお酒を飲みすぎて、トイレやビアガーデン内でゲロを吐く人が存在します。一カ月に数回程度は、こういったマーライオンのような客の後始末をしなければならない事もあります。これに関しては片づけているうちに慣れてくる事も多いようです。
お酒の提供時に大失敗
一度にたくさんのお酒のグラスをトレイに乗せて運ぶ事が多いビアガーデンのバイトでは、誰しも一度はやってしまう悪夢のような大失敗があります。それが、トレイに乗せていたグラスをバランスを崩して倒してしまい、飲み物をお客さんにかけてしまう事です。
大抵のお客さんはむしろ店員さんが怒られないかと心配してくれるものですし、その後店長から渡されるクリーニング代で逆に喜んだりする人もいますが、中には怒るお客さんもいるので、出来る限りこういった事が無いように注意したいものです。
人出不足の場合忙しすぎて…
居酒屋やビアガーデンでは絶えず求人が募集されているのを見た事がある人も多いでしょう。募集してもなかなか人が来ない事も多い業界ですので、絶えず人手不足の職場も多々あります。ビアガーデンの場合は前金制でお金を先に払ってから飲食するタイプのお店も多いため、トラブルは少ないのですが、後払いシステムのお店では人手不足でレジに人が張り付いていられない店舗があります。
こういった店舗では時々食い逃げをする人達がいるのです。途中で見つかった挙句に逆切れしてトラブルになるなど、ストレスの溜まる展開に陥る事も少なくありません。また、人手不足のビアガーデンで働いている場合、店員が少なすぎて休憩がとれない事が多々あります。結局仕事が終わるまで食事すら食べられないといった事も起こり得るのである程度の覚悟が必要です。
時々襲撃されます
ビアガーデンのバイトは夏場に外で働く事が多いです。明るい光と人間の体温に集まって来るのか、働いていると度々蛾や蚊に襲撃される事があります。高いビルやホテルの屋上などに設置されているビアガーデンの場合はこういった事も少ないですが、地上部や低い階層でビアガーデンを営業しているような場合は、蚊に刺されたり蛾がうざかったりする事もあります。虫よけスプレーは臭いですし、使用感も良くないですから、こういった虫の存在は非常に厄介ですね。
応募・働く時の注意点
場所によっては…
常に人出不足の事が多いビアガーデンのバイトですが、人出不足のくせにえり好みして落としている店長も多くいるのが難点です。これはホテルなどのビアガーデンに多いのですが、ホテルのビアガーデンの場合は、面接の時にある程度の清潔感と身だしなみに気を使う必要があります。また、普通のビアガーデンの場合でもあまり覇気が無かったり、やる気が見えない態度で面接を受けると落ちる場合が多いので気を付けましょう。
帰宅時間が遅くなる場合
ビアガーデンは比較的早朝まで営業している事が少ない場合が多いです。深夜2時などの中途半端な時間帯で営業が終了し、店内の片付けなどをして帰宅する頃には午前3時になっている事もあったりします。それくらいの時間帯になると自転車で帰宅した場合、一カ月に一度くらいは露出狂などの変な人に遭遇する事も多いので女性は気を付けましょう。
出来るならばバイクや車で帰宅した方が身の安全のためにも良いと思われます。また、どうしても自転車や徒歩で帰らなければならない場合は、あまり若者らしい可愛い服装やオシャレな服装はやめて、少々ダサい格好で帰った方が良いでしょう。
忙しいあまりにこんな事が
店員の数が足りないのに繁盛する金・土・祝日前や、暇だろうと思ってシフトに入っている店員の人数が少ない時に思いがけず大繁盛してしまった場合、例えば23時でいつも上がっているのに、時間延長で勤務する事を余儀なくされる場合があります。これが本業だったり本業のお休み前であれば特に問題は無いのですが、次の日に仕事がある場合、本業に支障をきたしてしまう事もあるかもしれません。
こういう事態も起こり得るのだという事をあらかじめ覚悟して仕事を始めておくと良いでしょう。また、どうしても無理な場合は心を鬼にして断る事も大事ですが、忙しい職場の荒れ具合を見ていると、どうしても手を貸してしまいたくなるのが実情のようです。
金・土のお休み前は
ビアガーデンのバイトで一番忙しいのはやっぱりなんと言っても金曜日と土曜日のお休み前です。金・土・祝日前は、お客さんがビアガーデンに入れない程繁盛する事が多いのです。ビアガーデンのバイトに受かりたいと思ったら、金曜日か土曜日のどちらか一日だけでも出来る事が前提でないと、面接に落ちてしまう店舗も出てくるでしょう。
平日だけ働く事にはあまり適していないのがビアガーデンのバイトです。土日出来る方歓迎と書いてある職場は、大抵土日出来ますか?と面接や電話をかけた時に聞いてきます。
まとめ
楽しい気さくなスタッフが集まりやすいビアガーデンのバイトは、お金を得るだけではなく新しい友達を探したり、楽しく働きたいと思っている方にピッタリのアルバイトの一つです。しかし帰宅する時になにかあっては割に合いませんから、女性の場合は被害に遭わないように防犯対策は必須でしょう。
花火大会の会場に近いビアガーデンでは勤務中にさりげなく花火が見れちゃう事もあります。お酒の作り方など、色々良い経験が出来る事も多いですし、一度はビアガーデンのバイトを経験しておくのも良いかもしれませんね。
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