毎日毎日育児に家事に仕事にお疲れでひと息する間もないママたち。いえ、ひと息入れてください。ひと休みしてください。とっておきのコーヒーを自分のために丁寧に淹れて「おうちカフェ」で癒されてください。デカフェコーヒー豆、ドリップコーヒーの美味しい淹れ方をまじえて、おすすめグッズご紹介。
おいしいドリップコーヒーを淹れて“おうちカフェ”を楽しもう
話題の「ブルーボトルコーヒー」は日本の喫茶店がルーツ
東京の清澄白河の「ブルーボトルカフェ」、近年話題になりましたよね。自家焙煎をしたコーヒー豆をミルして一杯一杯ドリップしてくれるアメリカのお店で、オープン時にはおしゃれに敏感な人たちが行列をなしました。実はこのお店、日本の“喫茶店”にインスパイアされて創業された店って知っていますか?
創業者のフリーマン氏は「日本の喫茶店文化」をきっかけにブルーボトルの立ち上げたと語っています。「一杯ずつ丁寧にいれる日本の喫茶店文化」の寡黙だけれど、洗練された技と味に、今や世界各国の人が魅了されているのです。
私たち日本人のドリップコーヒー文化って、実はとてもレベルの高いものだったんですね。
丁寧にドリップコーヒーを淹れる時間も“癒し”
それはまるで“精神統一”する時間のよう
バタバタとめまぐるしい毎日の中で、心を静かに「無」にする時間なんて中々持てるものじゃありませんよね。育児をしていると尚更そうです。でも、丁寧にドリップコーヒーを淹れる時間はまるで茶道のように“心を落ち着かせて”くれる作用があるそうです。
ガリガリと豆を挽く音にボコボコと沸く湯の音
細く注ぐ湯の線に、ムクムク膨れるコーヒーの粉
そして、鼻に届く、あのコーヒーアロマ
その一連の流れが、心を落ち着かせて、騒々しい毎日に“癒し”を与えてくれるのかもしれません。
ドリップコーヒーってどうやって淹れるの?おすすめグッズ20選
その淹れ方と一緒におすすめのグッズもご紹介!
おうちカフェを満喫するために、素敵な道具をそろえましょう!いざ「ドリップコーヒーがおいしいおうちカフェ」の世界へ!
《1》コーヒーの豆を選ぶ
デカフェやオーガニックがおすすめ!ミルがないなら粉末を買っても
デカフェは「90%以上のカフェインを除去しているコーヒー」のこと。今はデカフェのレベルもアップ!「本当にカフェインレス?」と思うように美味しいコーヒー豆がたくさんあります。おいしいデカフェ豆を使うもよし、粉を買うのもよし!香り豊かで口に合うものを見つけたいですね。
《コーヒー豆の保管》
コーヒー豆は密閉容器に入れて保管しましょう。空気が入ると酸化してしまい味が落ちてしまいます。また、冷暗所保管がベストです。粉の場合は冷凍庫で保管するのも香りが飛びにくくなります。どちらにしても早めに飲み切るために、少量ずつ購入するのをおすすめします。
コーヒー豆といえば「カルディー オーガニックデカフェコーヒー豆」
香りは、エチオピアモカ花のような甘い香りと、やや深煎りしたことでローストアーモンドのようなコクがついているのが特徴です。この香り高いエチオピアモカを使用することによって、コーヒーを飲む満足感だけでなく、おいしいデカフェコーヒーを目指したカルディー渾身のコーヒー豆!
妊娠中はコーヒーに入っているカフェインが気になりますよね。育児雑誌にも「コーヒーはよくない」や「妊娠中は控えたい」という言葉がちらほら。コーヒー好きさんへ妊娠中のコーヒーとの上手な付き合い方をご紹介します。
とことんこだわるなら焙煎から!「焙煎器& 有機コーヒー生豆 (300g)セット」
とことんこだわるなら焙煎からするという手も!ローストするその香りに包まれれば、癒しの時間がたっぷり。コーヒー豆はデカフェではありませんが、オーガニックでフェアトレードのもの。
■内容量(豆):300g

豆の保存はおしゃれな密閉容器で「BAUM キャニスター300ml」

天然木を蓋にして耐熱ガラスが使われたキャニスター。密閉できる上に積み重ねられるから豆の種類が増えても同じものを買い足して保管しやすいのが素敵。
《2》コーヒー豆をミルで挽いて粉にする
ガリガリガリ…と挽く作業は想像よりずっと楽しい!
コーヒー豆をガリガリと粉に挽く作業は、その振動が体に響くのもとても楽しい。子どもだって喜んで手伝ってくれそうです。また「挽きたての粉」は香りもよく、お湯を注いだときに膨れやすいそうですよ。メリットがいっぱいあるんですね。
おすすめは「コーヒーを淹れる時に、その分だけを挽くこと」です。挽きたてでないと味わえない味があります。
手動では圧倒的人気の「E-PRANCE 手挽きコーヒーミル ステンレス」

高級家電のようなスタイルがクールなこのミルは、Amazonでは圧倒的人気。細かさを変えるのも簡単だし、ステンレスだから手入れも簡単!
■重量:260g
■一度に挽ける量:30g(約3杯分)
■素材:グラインダー/セラミック、フタ/ステンレス、受け容器/ステンレス、本体/ステンレス、調節ネジ/PP(耐熱温度120℃)、シャフト/ステンレス、ハンドル/鉄
ここは電動で挽きたい「メリタ 電動ミル セレクトグラインド」

メリタといえば、ドイツのドリップコーヒーメーカーの老舗。日本でも“メリタ式”という名で広がった一つ穴のドリップコーヒーはこのメーカー発案です。そのメリタの電動ミルはコスパがいいと評判!毎日飲むなら電動のほうが楽かもしれませんね。
■サイズ: 直径98×高さ183mm
■一度に挽ける豆の量:70g
■重量:850g
《3》お湯を沸す
お湯は90℃がベスト、細い注ぎ口がポイント!
さてお湯を沸かしますが、もし普通のヤカンでお湯を沸かしてそれでコーヒーを淹れるなら、あの粉が膨らむ様子は見られないかも。あの美味しさの秘密の「粉の膨らみ」は豆の状態にもよりますが、お湯が適温であること、そして「注ぎ口が細い」ことが大事だそうです。
《コーヒーを淹れるお湯のコツ》
・お湯の温度は90℃くらい
・お湯は細く線のように出すために注ぎ口が細いケトルを選ぶ
あの細い線のようなお湯を出すためには、やはり専用のケトルが必要となってきます。どんなケトルならおうちカフェにぴったり?
天然木のハンドルが素敵「ヨシカワ カフェタイム 木柄ドリップポット」

国産メーカーにて国内で製造されているポット。IHにも使えます。ハンドルがブラックなものが多いドリップケトルの中で、ナチュラルな木を使っていて女性に人気です。
■重量:445g
■容量: 1L
■素材:(本体)18-8ステンレス、(底)ステンレス(0.5mm)、(ハンドル・ツマミ)天然木
カリタが作ったヤカンがすごい「Kalita 細口コーヒーケトル 2L」

「わざわざコーヒー専用のポットを買うなんて収納場所もないのに!」となるなら、注ぎ口がコーヒー用に細くなっているヤカンに買い替えるという手も。いつも使っているヤカンそのままコーヒーを注げます。メーカーは日本のドリップコーヒー文化を支えてきた国内メーカー「カリタ」!
■サイズ:底径180mm
■重量:1030g
■素材:ホーロー
キッチン映えするカッコよさ「Russell Hobbs カフェケトル 0.8L」

電気コーヒーケトルの中ではダントツ人気のこのラッセルホブス。お湯が沸くのも早く、もちろん普通の電気ケトルとしても大活躍。ロゴマークもかっこいい!
■サイズ:25.5×13×20cm
■重量:0.8kg
■素材:ステンレス、ポリプロピレン、ポリブチレンテレフタレート
アイボリーの優しい電気ケトル「BRUNO ドリップケトル アイボリー」

ホワイトが主体でかわいい雰囲気のドリップケトル、この形で電気ケトルです。カラーは他にブラウンもありますよ。
■サイズ:304×197×160mm(コード長さ:1.2m)
■重量:760g
■素材:ステンレス、PP、PC
《4》とうとうドリップ!粉を膨らますコツとは
さて、とうとうドリップです。粉をセットしてケトルからお湯を注ぎます。人数分の粉に、人数分のお湯を適量使用すること、慣れないうちは2杯分から淹れることがコツです。
《分量の目安》1人分
コーヒーの粉:10~15gほど(お好みで)
お湯:150ccほど
《淹れ方》
1.ドリッパーの下からコーヒーの液体が落ちてこないように細いお湯を500円玉を描くように注ぎます。
2.20~30秒ほどそのまま蒸します。
3.再び細く円を描くようにお湯を入れはじめます。下にコーヒーの液体が落ち始めたら、お湯の線を太くします。その際もコーヒー粉でできた壁(周囲には壁のように盛り上がっている部分があります)を壊さないように注いでください。
4.人数分とれたら、終了してください。ドリップ専用のサーバーならば、人数分のラインまで入れればOKです。
▼見るだけでも癒される「おいしいドリップコーヒーの淹れ方」動画
動画を見るだけでも癒されます。おいしい淹れ方を教えてくれます。
エコで素敵なカラフェスタイル「キントーコーヒーカラフェセット」

キントーは滋賀県のメーカーで「スローコーヒースタイル」を提唱しているメーカーです。その通り、スローコーヒーを楽しめそうな可愛いカラフェ!こちらはペーパーレスフィルターで、ハリオ式です。
■抽出タイプ:ハリオ式(円錐フィルター)
■サイズ:12.5×18×15cm
■重量:380g
■容量:600ml(約4杯分)、カラフェ満水容量:1.1L
■素材:(サーバー)耐熱ガラス、(フィルター)ステンレス、飽和ポリエステル樹脂、(ホルダー)AS樹脂
ビーカーのような可愛さ「キントーコーヒージャグセット」

こちらもキントーのジャグスタイルのドリップセット。その人数分の数字がロゴのように可愛くされて、形はジャグというよりビーカーみたいで可愛い!こちらもペーパーレスです。
■抽出タイプ:ハリオ式(円錐フィルター)
■サイズ:12×20×14cm
■重量:350g
■容量:600ml(約4杯分)、満水容量:750ml
■素材:(サーバー)耐熱ガラス、(フィルター)ステンレス、飽和ポリエステル樹脂、(ホルダー)AS樹脂
そのデザインと馴染みある三つ穴「カリタ ウェーブスタイルドリップセット」

日本を代表するカリタ式は三つ穴が特徴。このカラフェタイプになっても、その基礎は変わりません。海外のコーヒーフィルターと同じ形のペーパーが花のようでかわいい!このウェーブフィルターにもおいしさの秘密が!
■抽出タイプ:カリタ式(穴3つ)
■サイズ:110×100×215mm
■重量:約453g
■素材:(本体)耐熱ガラス、(バンド)ポリプロピレン、(ホルダー)ステンレス
カフェっぽいスタイルに感動!「ハリオ V60ウッドスタンドセット」

木のスタンドにハリオのドリッパーをセット(ペーパー必須)してドリップするなんて、すっごくかっこいいと思いませんか?まるでカフェみたい!
■商品名:BAYFLOW/【HARIO】V60ウッドスタンドセット
■価格:¥12,960(税込) ※この価格は2016年1月11日現在のものです。
■抽出タイプ:ハリオ式(円錐フィルター)
■サイズ:15×15.5×25.5cm
■素材:(スタンド)オリーブウッド、(スプーン)ポリプロピレン、(フタパッキン)シリコーンゴム
布のネルでドリップしよう「ドリップポット ウッドネックオリーブウッド」

布でドリップするのは、ペーパーよりもじっくり時間が必要です。そしてこの布のドリッパーは洗った後は冷蔵庫で綺麗な水に漬けて保管しなければなりません。でも、だからこそのスローコーヒーを楽しめるセットです。
■商品名:ドリップポット ウッドネックオリーブウッド(HARIO)
■価格:(1~2杯用)¥4,860(税込)/(3~4杯用)¥5,940(税込) ※この価格は2016年1月11日現在のものです。
■抽出タイプ:ハリオ式(円錐フィルター)
■サイズ:(1~2杯用)9.5×16.8cm、(3~4杯用)11×19.5cm
■素材:(本体)耐熱ガラス・オリーブウッド(ニトロセルロース塗装)、(ネル)綿・ステンレス、(計量スプーン)ポリプロピレン、(紐)革
《5》お気に入りのカップに注ぐ
コーヒーを注いだら“おうちカフェタイム”スタート!
お気に入りのカップに注げば、バリスタからお客様に変身してカフェタイムを楽しみましょう。アロマの香りをいっぱい吸いこんで深呼吸!あ、お菓子も忘れずに!
テイクアウトみたいなタンブラー「メゾンドリーファー ロゴタンブラー」
モデルの梨花オーナーの「MAISON DE REEFUR(メゾンドリーファー)」はその洗練された中に女の子らしさが人気。このタンブラーはまるでテイクアウト用みたい!
■商品名:MAISON DE REEFUR リーファーロゴタンブラー
■価格:¥1,620(税込) ※この価格は2016年1月11日現在のものです。
■素材:(カップ)ポリプロピレン、(蓋)ポリプロピレン、シリコンゴム
ファイヤーキングジャパンとのコラボ「リサラーソンスタッキングマグ」

アメリカではなく2011年に日本で新たに始まった「ファイヤーキングジャパン」のマグ。リサラーソンのマイキーとのコラボは現代だからこそ。コーヒーといえばファイヤーキング、雑貨は北欧…というあなたに。
■商品名:Sync.【LISA LARSON】STACKING MUG “MIKEY” × Fire-King
■価格:¥4,752(税込) ※この価格は2016年1月11日現在のものです。
■素材:ガラス
■原産国:日本
おしゃれなデザインが多い北欧食器。素敵だけど、チョッピリ値段がはりますよね。憧れの北欧食器ですが、マグカップなら手頃な値段で手に入れられます。素敵な北欧食器ブランドのマグカップで、忙しい時間の中でほっと一息いれませんか。
ドリップコーヒーを楽しみたいけど時間も余裕もない人には…
昨今のコーヒーメーカーはすごい!全自動でコンパクト!
「ドリップコーヒーをゆっくり淹れる時間も余裕もないわ」というママには強い味方!とっておきのコーヒー豆さえ用意すれば、あとは自動のコーヒーメーカーにおまかせ!
2015年度ベストバイに選出!「シロカ全自動コーヒーメーカー」

2015年家電批評ベストバイに選ばれた日本のキッチンサイズのコンパクトな全自動コーヒーメーカーです。使い方はとっても簡単!
(1)本体にコーヒー豆をセットする
(2)本体に水を入れる
(3)ダイヤルをセットし、スタートボタンをオン!
この3ステップだけで、豆から挽きたてのコーヒーが簡単に楽しめます。
■サイズ:17.3×22×27cm
■重量:約2.2kg(サーバー含む)
■素材:(材質)ポリプロピレン、ステンレス
エスプレッソもカプチーノもドリップもこれひとつで「デロンギ 全自動エスプレッソマシン」

デロンギはコーヒーメーカーにも定評がありますが、ある意味この機種はその一つの答えかもしれません。豆から自動で挽いて、ドリップ、エスプレッソ、ミルクを泡立てればカフェラテ、カプチーノとすべて淹れることができるマルチな全自動コーヒーメーカーです。
■サイズ:238×430×350mm
■重量:9kg
■素材:(本体)ABS樹脂、(豆ホッパー)ポリプロピレン、(給水タンク)AS樹脂、(豆ホッパーふた)アクリル樹脂、(抽出ユニット)ポリアセタール樹脂
もっとドリップコーヒーについて学びたい人は…
全国のコーヒー店で“バリスタ”が教えてくれる単発スクール開催中!
チェーン展開しているコーヒー店ではそのファンを増やそうと、単発で受講することができるコーヒースクールを開催しています。バリスタの資格を持ったスタッフが丁寧にプロの技、家で淹れる時のコツを教えてくれます。お子さんを一時保育に預けて、息抜きにいかがでしょう?
◎Tully’s(タリーズ)

北は北海道から南は九州までコーヒースクール開催中です。
《詳細》
■コース:コーヒーの淹れ方/コーヒー豆の選び方/エスプレッソマシンの使い方/オプショナル(デカフェなど)
■人数:各コース4~10名ほど
■時間:単発で1回が約2時間
■費用:各コースによって違いますが2,000円が目安
■場所:時期によって変わります。詳細は公式サイトにて。
◎スターバックスコーヒーセミナー
スターバックスでもセミナーとして教室を開いています。4つのセミナーを受講すると「カスタマーコーヒーマスター認定証」「カスタマーコーヒーパスポートカバー」をもらえるそうです。
《詳細》
■コース:フードペアリング/コーヒの淹れ方/エスプレッソ/ハンドドリップ/その他
■時間:単発で1回が約2時間
■費用:各コースによって違いますが3,000円が目安
■場所:詳しくは下記公式サイトにてご確認ください。
スターバックスコーヒーセミナー
おいしいドリップコーヒーで“おうちカフェ”開店!
ゆったりアロマを吸いこんで深呼吸しましょう
とっておきのコーヒーを淹れたら今度はほっとひと息。バリスタからお客さんへ変身です。育児の合間…はまだ難しいけれど、家事の合間にアロマに癒されて、すこしゆとりを取り入れたら“おうちカフェ”は大成功。デカフェのコーヒーなら、ちょっぴりホットミルクに混ぜて、子どもにもコーヒーアロマをおすそ分け!
道具が本格的になってきて「私一人で楽しむのは勿体ない!」となったら、パパに淹れてあげたり、ママ友さんを呼んで“おうちカフェ”を開店しましょう。きっと評判のカフェになりますよ。
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