一生懸命頑張っているけれど、なぜか空回りしてしまう。結果を出しているのに、なかなか評価してもらえない。タイミングが悪くて本当の気持ちを伝えられない。
誰でもそんな歯車が噛み合っていないときってありますよね。
アラゴナイトは存在感を高めてくれるとされるパワーストーンと言われ、持ち主に秘められた能力や魅力を引き出して、歯車をよい運気の流れにしっかりと噛みあわせてくれます。
最近ちょっと努力が実らないな、と感じたらアラゴナイトをぜひ身につけてみてください。少しずつ注目されるようになり、結果に繋がっていくことでしょう。
この記事では、アラゴナイトの意味や効果、浄化方法、注意点、おすすめの組み合わせについて詳しくお伝えします。
組織の中でいるべき場所をつくりあげるパワーストーン
一般的なアラゴナイトは半透明の黄色い石で、まるでレモン飴のような印象を受けます。
しかし、原石はとても多彩な形と色を見せてくれる表情の豊かな石で、抗道中の壁で成長すると真っ白い珊瑚のような形になり「山サンゴ」と呼ばれます。
また、洞窟内で小さく粒状に結晶して「ケーブ・パール(洞窟真珠)」と呼ばれたり、ときにはささくれだった水晶のように結晶しますし、縞模様があってアゲートのように見える原石にもなります。
さらに、まるでトルマリンかベリルのような六角柱状になることもあります。
このような環境にあわせてさまざまな形状になる性質から、アラゴナイトはその場にあった才能を引き出して存在感を高め、周りにピッタリと適応していくパワーを授けてくれると言われます。
あなただけの個性を引き出し磨き上げるだけでなく、その唯一無二な個性を組織の中で活かせるように、コミュニケーション力を高めてくれるのです。
そんなアラゴナイトのパワーは、組織に対してだけでなく、恋愛運にもつながっていきます。あなたの魅力を引き出して、相手の心にピッタリ合うように表現していく力をもたらすでしょう。
アラゴナイトは存在感を高めると同時に人との絆を結んでくれる、人間関係を向上させるパワーストーンなのです。
アラゴナイトを身につけるとこんな変化が!
人間関係をつなぐアラゴナイトの特徴は、持ち主の才能を引き出すだけでなく、その個性を周囲と調和させてしまうことです。
どんなに才能豊かでも、周りの人とのコミュニケーションが取れなくてはなかなか活かすことはできません。
アラゴナイト自身が環境に応じて個性的な結晶になるように、身につける人も属する組織や人間関係の中で自分の個性を発揮し存在感を強めるようにサポートしてくれます。
言ってみれば「空気が読める個性的な人物」。それこそアラゴナイトのパワーを体現した人の特徴でしょう。
誰にも真似できないオンリーワンな発想と行動を示しつつも、周りの人とのコミュニケーションを絶やさず、むしろ信頼を獲得していきます。
自分というものを強く持ちながら、主張する場面と引く場面をしっかりと見極め、うまく周りと調和します。
すると、いつの間にか中心となって活躍する、一度接したら忘れられない人。そんな記憶に残る人物がアラゴナイトの持ち主です。
アラゴナイトを身につけるならここに注意
アラゴナイトは、非常に割れやすい石だと思って扱ってください。
モース硬度は3〜4で、これは一般的なナイフで簡単に傷をつけられる程度の硬さですから、鉄などにぶつければ表面に擦り傷がつくでしょう。
また、鉱物の劈開という性質を覚えておくとパワーストーンを扱うときに参考になります。劈開とは、ある方向から力が加わった場合に割れやすい性質のことです。
アラゴナイトの場合は明瞭な劈開を持っています。つまり、衝撃を受ける位置や角度によっては驚くほど簡単に割れてしまうのです。
このようにアラゴナイトは衝撃には徹底的に弱いので、身につけるならネックレスやイヤリングなど、何かに接する可能性が少ないアクセサリーをオススメします。
また日光にも弱いので、長時間直射日光には当てないようにしましょう。色落ちの原因になってしまいます。
さらに汗がついたらすぐに拭きとってください。アラゴナイトの主成分は炭酸カルシウムで、真珠や珊瑚、貝殻と同じです。汗や脂のような弱酸性の液体をつけたままにしておくと、溶け出して変質の原因になります。
浄化は安全第一に
アラゴナイトを浄化するなら月光浴、水晶、煙、音のどれかにしましょう。他の浄化方法はすべて石にダメージを与えてしまいます。
まず、日光浴は紫外線の影響で色が落ちる可能性があります。
また、アラゴナイトは炭酸カルシウムの結晶ですので、酸性の水に溶けます。水道水にはほとんど溶けませんが、流水に長時間さらすと微量に溶け出すため、避けたほうが無難でしょう。
塩は化学的に直接的な影響はありませんが、高濃度の塩水は良くないと言われています。こちらもやめておくことをオススメします。
水晶 | 日光浴 | 月光浴 | 流水 | 塩 | 煙 | 土 | 音 |
---|---|---|---|---|---|---|---|
◎ | × | ◎ | × | × | ◎ | △ | ◎ |
相性抜群の組み合わせ5つ
持ち主の才能を引き出し人間関係をスムーズにつなぐアラゴナイトと組み合わせるなら、人間関係や家族運、恋愛運を向上させるパワーストーンがオススメです。
カルセドニー、アベンチュリン、ロードナイトがいいでしょう。他には同じように才能を開花させるクリソプレーズや創造力を刺激するクリソコラも相性がよいパートナーです。
カルセドニー
人の縁を結ぶパワーストーン、カルセドニーは、アラゴナイトのもたらすコミュニケーション力とピッタリの相性です。
個性的なあなたの周りに自然と人が集まるように、手助けしてくれるでしょう。
アベンチュリン
癒やしの石であるアベンチュリンは、人間関係の緩衝材となるパワーストーンです。
アラゴナイトが高めたコミュニケーション力に、ストレスの緩和と癒やしのパワーが加われば、大きなトラブルを未然に防ぐこともできるようになります。
ロードナイト
力強い愛情をもたらすロードナイトは、コミュニケーション力を高めるアラゴナイトと組み合わせると、積極的なアプローチを生み出す力を授けてくれます。
自分の魅力を信じてアタックするならぴったりな恋愛成就のお守りです。
クリソプレーズ
秘められた能力を目覚めさせるクリソプレーズとアラゴナイトを組み合わせれば、自分の中に眠る可能性が大きく開花します。
新たな自分を再発見して、チャレンジできるキッカケとなるでしょう。
クリソコラ
クリソコラは創造力を高めるパワーを持ちます。
才能を引き出すアラゴナイトと組み合わせれば、独特の発想をより豊かに育むでしょう。クリエイティブな職業についている人にもオススメです。
意外と多いアラゴナイトと関係が深い宝石
アラゴナイトの成分は炭酸カルシウムです。これは貝殻や珊瑚の主成分でもあります。
そして古来からダイヤモンドにも匹敵する高級宝石の一つ、真珠を形作る結晶がアラゴナイトだということはあまり知られていません。
真珠は薄く小さな結晶がたくさん重なってできているのですが、この結晶がアラゴナイトです。鱗のようなアラゴナイト結晶が、タンパク質のシート(コンキオリン)によって貼り合わされる形で固まっています。
石としてのアラゴナイトと比べると見た目はまったく違いますが、真珠は小さなアラゴナイトの集合体なのです。
また、カルサイトという石は、アラゴナイトとまったく同じ成分でできています。違いは結晶構造。アラゴナイトが斜方晶系でできているのに対して、カルサイトは六方晶系に属しているのです。
このようにまったく同じ成分なのに、違う結晶構造になることを「同質異像」といいます。
ちなみに通常の環境ではカルサイトのほうがより安定している結晶なので、アラゴナイトとして結晶した石が少しずつ変化してカルサイトになってしまうこともあります。
アラゴナイトは多彩な姿を持っているパワーストーンなのです。
鉱物データ
名称 | アラゴナイト(Aragonite) |
---|---|
和名 | 霰石 |
分類 | 炭酸塩鉱物 |
結晶系 | 斜方晶系 |
化学組成 | Ca[CO3] |
色 | 無色、白、黄、紫、青、灰、緑、褐色 |
条痕 | 白 |
光沢 | ガラス〜樹脂光沢 |
モース硬度 | 3.5〜4 |
比重 | 2.93〜2.95 |
劈開 | 明瞭 |
まとめ
アラゴナイトは、身につける者の才能を引き出し、それを人との関係のなかで存分に活かせるようにフォローしてくれるパワーストーンです。
アラゴナイトが「山サンゴ」や「ケーズ・パール」そして「真珠」と、さまざまな形状と名前を持っているように、あなたもまたさまざまな立場を手に入れることができます。
そしてその場所で、唯一無二の存在感を発揮できるように手伝ってくれるのです。
アラゴナイトを手にして、自分自身と周りを信じて頑張ってみてください。いつの間にか、なくてはならない人として皆から認められているはずです。
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