「いつまでたっても仕事上のミスや失敗がなくならない。」「同じようなミスを連発してしまう。」など、仕事上のトラブルが続いてしまうと、周囲から仕事が覚えられない人という”レッテル”を張られてしまうかもしれません。
今回は、そのようなレッテルを張られかけている人の改善策を紹介します。
今回紹介した内容を試してみて、仕事が覚えられない汚名返上を成し遂げていきましょう。
能力のせいにして諦めない
仕事をするにあたって、うまく行かないことを自分の「能力」のせいにしてしまって、仕事をしながら鍛えることができる「成長のチャンス」を無にしてしまう方がいらっしゃいます。
まず改めなければいけないことは、能力は鍛えていくことができるという感覚を身につけていくことです。
能力は、それを活用するノウハウとそれを実際にこなす仕事やその仕事をこなしていく回数に大きく左右されてきます。能力が低いなどと諦めてしまっては、スタートラインにすら立てません。
能力を鍛える要因を注意深く分析し、次に備えるような対応が重要なのです。
次に活かせるメモをとろう
メモをとる習慣がない方は論外ですが(メモをとる習慣がない方は、メモの習慣を身につけることをお勧めします)、メモをとっていても後々活用できないメモでは意味がありません。
メモは、その場ではわかっていても仕事量が増えたり、本質は変わらないのに仕事の環境や要因が変化していく中で、曖昧になって分からなくなってしまうことを防ぐのに最適なツールです。
現場での指示や命令を聞いてオンタイムでメモをとる時には、機能性を重視しなくてはいけませんので、かさばらないような手帳サイズのメモ帳などを使用しますが、見返して予習復習・振り返りに利用する際には不向きですので一度、手帳サイズのメモを見ながら体系を整理して、A4サイズのノートに書き写してみることをお勧めします。
また、手帳サイズのメモ帳もA4サイズのノートも白紙のまま使用せずに、罫線を引き記載する項目を予め書いておき、活用する方法を習慣化させるようにしましょう。
例えば、指示命令を書き取るメモ帳であれば、いつまでに・誰から・どの様な指示命令があったのか、期限や優先順位・必要な量、提示方法(データーか紙か等)などの項目を事前に書いておくのです。
こうすれば、聞き忘れの防止にもなるばかりか、心に余裕を持って指示や命令を受け取れるようになります。
A4ノートも例えば左側上には今回の出来事を詳細に書くスペース、左側下にはベターと思われる対処方法(あるべき姿)、右側には今回の件を応用として用いれる業務や今後ベターな対応を行うに当たって必要な要素、などと区分けして記載していくと整理がつきやすくなります。
リアクションに気を配ろう
仕事が覚えられない方は総じて、周りの方が手助けしたくなるようなリアクションをしていない方が多いようです。
仕事に限らず物事にはなんにでも”初めて”がつきものです。その際に、「AをBに移動させて」という指示をもらうのと、「AをBに移動させて」「その際には、Aの方向に注意してAを動かした後でBを垂直に持って動かしていくと良いよ。」という指示をもらうのとでは雲泥の差です。
いうなれば、指示はあなたが引き出しているという認識を大切にしましょう。そして、その際にはリアクションが極めて重要な事も合わせて理解して下さい。
リアクションは何も言葉だけとは限りません。相槌や返事・態度(笑顔や深刻さ)などのリアクションがより重要なのです。
また、仕事が行き詰ったり、分からないことがあるとフリーズしてしまって周りの助けがあるまで何もしない・何のアピールもしない方がいます。
これでは常に上司や指導担当者は、あなたに関心を持って監視しておかねばならず、大勢の部下の状況に気を配る上司にとっては負担になってしまい、上司や周囲とのコミュニケーションに悪影響を与えかねません。
時と場合を選ぶことは必要ですが率先してサインを出していくことが重要です。
業務を絞ってみたり、整理してみよう
複雑な業務を複雑なままで、こなしていたのではなかなか改善には至りません。そんな時は仕事を整理してみたり、業務を絞って行ってみるもの新人時代には有効な手立てです。
まず、業務の整理には業務をカテゴリごとに分けて細分化し、チャート図に起こしてみるのも大変有効です。
体系立てて考えられるようになる為の方法ですので、すべての業務に行う必要はありませんが、流れが理解できると余裕も生じてきますので、是非チャレンジしてみましょう。
ただし、業務時間に行うと周囲に誤解されるかもしれないので、空き時間を活用していきましょう。正し流れを理解したい旨を説明しアドバイスを求めるなどの行為は時間内でも可能です。
また、勇気のいる行為ですが、上司の方に業務を絞って行いたい旨のリクエストをしてみるのも良いでしょう。
仕事はチームで進んでいくものです。チームの一員として必死に考えている・努力している人を上司が非難することはありません。積極的に相談してみましょう。
仕事を絞ることは長期にわたっては無理な場合もありますので、短期的にでも応じてもらい流れを早くつかむコツを見出すよう努力してみるのです。
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