飲み会は人間関係を良好かつ円滑にすすめる為に欠かせないイベントです。しかし、都合がつかない場合や心身的に「行きたくない」と感じてしまうこともあるでしょう。
無理に参加してモチベーションが上がらないままストレスを抱えてしまうのも、断って関係がギクシャクしてしまうのも嫌なものです。
そこで、今回は特に断り方の重要な上司や先輩など、目上の方との飲み会にフォーカスして、その上手な断り方を紹介していきます。
是非、参考にして後々影響の出ない断り方を実践していきましょう!
キッパリ断り、相手をフォローしよう
上司や先輩の誘いを断る場合は、曖昧さやあやふや感が残ってしまうと、相手を不快にさせてしまったり、悪い印象を与えかねません。断る時は断る理由をハッキリと伝えるようにしましょう。
また、誘いを断る際に“感謝”や“謝罪”の気持ちを相手に伝えることは非常に重要です。
「残念なのですが」や「せっかく誘って頂き申し訳ありません」などの言葉を一言添えてみましょう。
また、飲み会の予定日がまだ先の場合は、即答するのはかえって逆効果になりえます。その場の空気にもよりますが、「ちょっと確認させてください」と一旦回答を保留し、改めて(できれば日をまたがずに)誘いをお断りする方がスムーズかつソフトな印象を与えます。
代替案を提示してみよう
相手の誘いが本当に嫌でない場合は、断る際に「代替案」を示してみましょう。
「○日は都合がつきませんが、○日か○日なら大丈夫なのですが。いかがですか?」など相手の希望に添えるように努力していることで、その日都合がつかないことを強調するのです。
この場合、代替案の日程は複数出してあげる方が相手も調整がつきやすくなります。
嘘が苦手な人は、嘘をつかない
飲み会を断るために用意した嘘にうしろめたさを感じてしまって、後からクヨクヨしてしまうと心理的なストレスが高じてしまいますし、その様な方は総じて相手にも“嘘”ということが伝わってしまいかねません。
人は嘘をつくとき、言葉では卒のない応対ができていても表情やしぐさ挙動などで、嘘と伝えてしまいかねないからです。
嘘が苦手な方は、最初から正直に理由を言って正面突破をはかるほうがよりスマートです。相手に嘘を気取られたら、相手は必ずその嘘を確認してきます。
嘘に嘘を重ねて防戦しても必ず見破られる可能性があることを認識しておきましょう。
「○日前に飲んでしまったので今日は家でゆっくりしたいのでスミマセンが。」という理由も意外に通用するものです。
後フォローもさりげなく
上司や先輩との飲み会を断ったら、それでおしまいと安心してはいけません。飲み会の翌日でもフォローを入れておきましょう。
上司や先輩の場合だと「昨日は盛り上がりました?」などとは聞けませんので、同席した同僚や目下の方に予め確認しておき、「○○君と話しましたが、昨日はためになる話などもあって大変盛り上がったと言っていました。」「私も参加したかったなぁ。」とフォローしておきましょう。
気にかけていたと相手に感じてもらうことが次の誘いにつながるのです。
参加、不参加のバランスを考えよう
飲み会は「飲みニケーションといわれるぐらいに人間関係を円滑に保つための重要なツールの1つです。飲み会に誘われているうちが華と考えて、断るばかりでなく参加を検討してみると良い場面もあります。
特に上司などの目上の方との飲み会は、上司の方も「コミュニケーションをとりたい」とか「日頃は言えないけど、お酒に背中を押されて言っておきたい(言いにくいことを、くけた雰囲気で伝えたい)」「バカ話で盛り上がりたい」「あなたをもっとよく知りたい」「自分をよく知ってほしい」など思惑があるかもしれません。
そのようなリクエストを非公式なイベントには不参加と切り捨ててしまっては、人間関係が機能不全になる可能性もありますので注意しましょう。
和を重んじていれば不安なし
上司や目上の方は、飲み会を部下と上司の相互理解の場と考えている方が大半です。つまり、日頃からチームへの意識や和を考慮した仕事ぶりを相手に伝えていれば、飲み会を断っても支障はないはずです。
では、日頃からチームへの意識や和を考慮した仕事ぶりとはどのようなものなのでしょうか。
それは、相手(上司・同僚・部下を問わず)の話をよく聞くことや、きちんと理解しフィードバックをすること。会議やミーティングでは積極的に発言すること。周りに気を配りフォローや上司の意向を自分なりに意識することです。
社内環境・組織運営の円滑なコミュニケーションは相手側の一方的な努力だけでは維持できないものです。コミュニケーションは相互理解から、積極的に日頃の仕事などで協力してみましょう。
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