人間関係の「苦手意識」を克服!自分らしく振舞うために必要なこと

人間関係
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「人間関係が苦手・・・」という人は少なくないようです。ですが、人間関係から完全に遮断された状態で生きていくというのは非常に難しいというのは非常に難しいというのは言うまでもありませんね。

そこで今回は、人間関係の苦手意識を克服、あるいは緩和するためのテクニック、気持ちや態度(アティチュード)を紹介していきたいと思います。これを読んでいきなりあなたの人格が変わるということはありませんが、少しずつ変化するためのヒントにはなるかもしれません。

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他人に興味を持つ

人間関係に苦手意識を持っている人は、「他人に興味が無い」という傾向があるようです。他人に興味が無いゆえに、他人と関わっている時間やエネルギーが無駄であるように感じられ、このことがさらに人間関係からその人を遠ざけてしまいます。

では、どのようにして「他人に興味を持つ」という状態になればよいのでしょうか。

元々「他人に興味が無い」という人がわざわざ「他人のことを考えるようになる」という場合、「自分を基準にして考える」ということから始めてみるというのが第一歩です。

周りの人をよく観察し「自分と似ている部分」を発見しましょう。もし「自分と似ている部分」がある場合、それはその人に「親しみ」を抱くきっかけになり、それが人間関係への積極性に繋がります。

 

変な人と思われる

人間関係の苦手意識を持っている人に多い傾向としてはその他に「他人に変なやつと思われたくない」というものがあります。こうした傾向は日本人に特に強く見られます。

理由としてまず考えられているのは、日本列島とその地形です。日本列島は文字通り「島」であり、大陸と比べて異民族の侵入や民族大移動が少なく、また面積の大部分が山であるため、小規模な集落が点在しており、山々による交通の妨げが集落間の流動性を下げていたというものです。

こうした要因により集落での文化や人間関係の固定化が進み、そこでは「小さな差異」がより大きく認識されるようになります。

日本に独特な教育制度である「クラス制」にも同じ原理が働いているとされます。クラス間での流動性がなく、教室の中に固定化された人間関係が生まれるので小さな差異、些細なキッカケが「いじめ」が発生しやすくなります。

日本の教室における「いじめ」の問題はかつての山村共同体における「村八分」と構造的には全く一緒です。こうした環境では「変なやつと思われたくない」という意識が生まれやすくなるのは当然です。

ですが、現在はグローバル化が進み、また終身雇用制も終わりつつあります。つまりこれは島国日本もヨーロッパや中国大陸と同じような環境に変化しつつあるということを意味するのです。

様々な民族が混在し、グローバリゼーションの先端を走る国家であるアメリカでは「変なやつと思われてはならない」というような考え方は存在しません。

いよいよ日本人も呪縛から解き放たれ、「変な人」と思われようと自己主張をしていく時が来ているのではないでしょうか。また、「変な人」と思われることで「普通のいい人」としてのプレッシャーから開放され、よりのびのびと振る舞うことができるようになるということも期待できます。

 

物事を極める

前項「変な人と思われる」では「グローバル化、終身雇用制の終わり」で日本に環境の変化が起きつつあると書きましたが、一方ではまだまだ昔ながらの「固定された人間関係」の文化が残っているというのも確かです。

こうした状況下で、「変な人」であるということはもちろんいじめやパワハラなどのリスクを生み出します。

では「変な人」でいながらそうしたリスクを低減するためにはどうすればいいのでしょうか。一番手っ取り早いのは「ある分野の物事を極める」「スペシャリストになる」ということです。

「これだけは誰にも負けない」というものを何かしら持っていることで、周りの人間から完全に侮られるということは少なくなります。

どのような物事を極めるべきかは、あなたが社会人であればその職種に関することが一番なのですが、必ずしもそれでなければならないというわけではありません。とにかく自分の一番興味のあることを極めていきましょう。

また、何かを極めるということは、転職や進学などで有利に働くということでもあり、もし今いる環境の人間関係が上手くいかない場合には環境を変えてリセットするという選択肢を持つことになり、こうした選択肢の多さが精神的な余裕に繋がります。

 

人の話を聞く

では、そうした極められるような得意分野もないという人はどうすれば良いのでしょうか。もし、あなたがそうした人であるという場合、まず行って欲しいのはとにかく「人の話をじっくり聞く」ということです。

たとえ苦手な人の興味のない話題でもじっくり話を聞き、出来ることなら疑問に思った点などを質問してみましょう。また、この時注意をしたいのは、相手の話を遮らないということです。相手がひと通り話を終えてから質問などをするようにしましょう。

こうすることにより相手は「この人ならば真剣に話を聞いてくれる」というように考えるようになります。

どんな人間であれ、多かれ少なかれ自己顕示欲があり、自分のことを知ってもらいたいと思っていますから、そうした欲求を満たしてやることであなたは「大事な人」「特別な人」として一目置かれるようになり、やがて自分が苦手意識を克服していようがいまいが勝手に相手の方から自分に対してさまざまな便宜を図ってくれるようになります。

また、「人の話を聞く」ということは外部から情報をインプットするということでもあり、それによって思いもよらないアイデアが生まれるという可能性もあります。

万が一の確率であれ、もし話を聴くことで興味やアイデアが生まれた場合「物事を極める」に移行しましょう。

もちろん話した相手は、自分の振った話題にあなたが興味を示したのですから悪い気はしないはずで、その人との間には強いパイプが生まれ、「他人に興味を持つ」も達成されることになります。

まとめ

いかがでしたか?人間関係の「苦手意識を克服する」というとき、まず大事なことは「意識」以前の「行動」を変えるということです。「千里の道も一歩から」と言います。これらのことを明日から少しずつ始めてみてはいかがでしょうか。

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