筋トレのモチベーションを保ち続けるのは難しいことですよね。気持ちを前に向けてくれる名言がなければ、逃げたくなったり、折れそうになったりもします。トレーニングは常に自分との戦いです。そんな自分と戦う人たちに、グッとくる名言をご紹介したいと思います。
筋トレの神様たちの名言
筋トレを純粋に追及した人たちの代表格…筋トレの神様のような存在がボディビルのチャンピオンたち…苦しい筋力トレーニングを積み重ね、栄光を勝ち取ったのです。
まずは、そんな筋トレの神様たちの名言を集めました。
あのアーノルド・シュワルツネガーの名言
「いくらトレーニングに励んでも、正しい食事を摂らないとすれば、畑を一生懸命に耕すが、地面に種を蒔かないのと同じことだ。そんなことをしていても何も生まれてはこない。」~アーノルド・シュワルツネガー
ボディービル世界チャンピオンになったアーノルド・シュワルツネガーの言葉は、とても簡潔で科学的です。そう、いくら頑張って鍛えても、正しい食事を摂らないといけません。
精神も大切ですが、まずは科学的にアプローチする努力が大切ですね。
筋トレは人生修業のようなもの
「君の周りにもいるだろう? 力や体格をもって人を威嚇し、見下し、嘲笑う者が。バルクアップとともにエゴまで肥大させてどうするのだ?筋肉はその限界まで肥大させ、エゴはその限界まで縮小させる。これでこそワークアウトが真の人間修行の道となり得るのだ。」~C・パウエル
筋トレは自分自身と向き合い、自分を磨くための手段でもあります。まさに、人生の縮図であり、人生修業そのものかもしれません。
本当の限界は?
「たとえばカールを行い、完全に追い込めた、と満足しているところに、不審者がやってくる。彼は銃をつきつけ、「まだまだ、あと2レップは出来るだろう。休んでないでカールを続けろ」と。どうするか?恐らく命がけでカールを続けるはずだ。言われたとおりあと2レップを行うだろう」~ドリアン・イェーツ~出典:月刊マッスルアンドフィットネス
本当の限界はまだまた先にある、そう思い知らされる言葉ですね。筋トレの成果を出すためには、常に貪欲に追い込みたいものです。
一切の妥協もない名言
「1千回と1千1回とでは天と地の隔たりがあった。まさに最後の1回は全身全霊の限界力を振り絞った一発。その前の1千回はこの1回のためのお膳立てに過ぎない。最後の一発はその前の1千回に勝るとも劣らない価値がある。ぶっ潰れたときが終わりの合図だった。」~マッスル北村
たった一回も妥協しない。結果を出すためには必要なんですね。グッとくる名言です。そう、筋トレは99パーセントはもちろん、100パーセントの力を出しきっても意味がありません。超回復によって肉体を強化するためには、101パーセントの努力が必要です。マッスル北村の名言
さらにアーノルド・シュワルツネガーの名言を
「ベンチにダンベルを置くということは、まくらの上に座ることと同じである。」~ アーノルド・シュワルツネッガー
さらに加えて、筋トレの神様・アーノルド・シュワルツネガーの名言をご紹介します。ダンベルは鍛えるための道具です。セットの途中で心折れて、ベンチに置いてしまうようでは、本来の役目を果たしません。まさに、まくらの上に座るのに等しいですね。
ジムは鍛える場所
「おしゃべりなら後にしてくれ。パンプが冷めちまう。」~アーノルド・シュワルツネガー
これも、よくある風景です。真剣に目的を持ち鍛える人にとって、遊び半分でジムにくる人は、はっきり言って邪魔です。
ジムのトレーナーとしてつけ加えると、ジム全体のモチベーションが下がるので、やっぱり邪魔です。遊び半分でジムに行くのはやめましょう。
プロテインより基本を大切に
「プロテインを摂ればいいって?ふざけるなって感じ。笑っちゃうよね。」~プロボディービルダー
筋トレもある程度経験を積んで慣れてくると、プロテインをはじめとしたサプリメントの使い方やメソッドに興味がでてきます。
しかし、筋トレで結果を出すために一番大切なのは、やはり、基本であるトレーニングで確実に厳しく追い込むことです。
プロテインも大切ですが、その効果は厳しく追い込んだ人だけにあらわれるでしょう。
結果がうむものを見据える
「筋肉を鍛えることは、 いまや単なる趣味やレクリエーションではなく[将来的に大きなリターンを生む自己投資]である。」~山本ケイイチ
ただ単に趣味として筋トレを始めたとしても、結果を出し競技などでタイトルを獲れば、現実的な豊かがもたらされる場合も少なくありません。
実際に、山本氏はフィジカルトレーナーとして生計を立て、講演料や執筆料などのリターンも手にしているからこその言葉でしょう。
一つのモチベーションとして、大切なことですね。
筋トレで折れる者は人生でも負ける
「筋トレでの学びは[忍耐力]と[継続力]。やるのもやらないも貴方次第。~とあるボディービルダー
筋トレをはじめとして、苦しい競技のトレーニングや練習のなかで、結果以外に得るものがあるとすれば、まさに「忍耐力」と「継続力」です。
この二つの力は、一般社会においては「素質」や「能力」を上回る強い力になります。筋トレで折れているようでは、社会で勝つことはできません。
きついお言葉
筋トレ歌手として知られる長渕剛氏のきついお言葉です。もちろん、世の中の価値観は多種多様で一概には断言できませんが、過度の肥満は「モテない」「就職に不利」というのは、ある意味、社会通念かも知れませんね。
太りすぎかな?と感じたら、筋トレでダイエットしましょう。
スポーツ選手・武道家の名言
ボディビルダーだけでなく、スポーツ選手や武道家も極限まで身体を鍛えます。その偉人たちの言葉には重みがあります。
偉大な先人たちの言葉をご紹介したいと思います。
筋トレにも近道なし
「目標を達成するには、全力で取り組む以外に方法はない。そこに近道はない。」~マイケル・ジョーダン
バスケットボールのスーパースターでも、ひたすら地道に努力を積み重ねて来たのですね。筋トレにも近道はありません。
もちろん、人生にも近道はありませんよね。
結果が出るまで努力する
「努力は必ず報われる。もし報われない努力があるのならば、それはまだ努力と呼べない。」~王貞治
結果が出るまで続けてこその努力。筋トレも途中で投げ出さずやり遂げたいものです。
結果を出せないなら、途中の努力は全て徒労です。やるのか、やらないのか、覚悟を据えてトレーニングに臨みたいですね。
常に厳しく心の準備をして
「準備というのは言い訳の材料となり得る物を排除していく、そのために考え得る全ての事をこなしていく。」~イチロー
トレーニングに臨むときは、このように言い訳や甘えを全て切り捨てて臨みたいものですね。
トレーナーとしてつけ加えると、ジムに来てからトレーニングの準備が始まる人は伸びません。チャンピオンになる人たちは、ジムのドアに手をかける時には、すでに心ができています。
自分自身で決めた目標に向かう
「目標は他人から与えられても駄目。目標はいつも自分の中から生まれてくるべきなんだ。」~タイガー・ウッズ
常に自分自身で目標を設定し、モチベーションを高め、それにむけて努力を積み重ねることが重要なんですね。筋トレも自分自身で決めた目標だと頑張れますよね。
そもそも、自分で決めた目標すら達成できないようでは、社会の期待に応えることなんて無理なんでしょう。
壊せない壁はないと信じて
「100回叩くと壊れる壁があったとする。でもみんな何回叩けば壊れるかわからないから、99回まで来ていても途中であきらめてしまう。」~松岡修造
諦めてしまっては、何事もそこで終わりです。壊せない壁はないと信じましょう。頑張れば必ず筋トレの成果はでます。
筋トレに限らず、成功の秘訣は冷静な戦術・戦略と客観的判断です。常に自身の状態を冷静に見つめて適切な判断をしたいですね。
まずは自分を信じること
「人間が困難に立ち向かう時、恐怖を抱くのは信頼が欠如しているからだ。私は私を信じる。」~モハメド・アリ
ボクシングの世界チャンピオンでも、初めの一歩は自分自身を信じることなんですね。
自分を信じないままでは何事もうまくいきません。自分は必ず強くなると信じて筋トレをしましょう。
もっと言えば、努力をしていたら自分を信じられるものです。自分を信じられないのは、努力が足らないからです。
執念をもって筋トレを
「右手がダメになったら左手を使え。手がダメになったら右足を使え。右足がダメになったら左足を使え。それがダメになったら頭を使えよ。それでもダメだったら呪ってでも倒せ。」~大山倍達
極真空手の創始者の言葉は執念に満ちています。実際、自身や息子が容赦のないコンタクトスポーツ・格闘技に身を置いていますので、この気持ちは痛いほど理解できます。
筋トレもこのくらいの執念をもって臨みたいものです。
常に前進あるのみ
「物理的であれ、なんであれ、いつも自分のやることに制限をしてしまうと、それはあなたの仕事や人生にも広がってしまう。限界などない。停滞期があるだけだ。そこに留まってはいけない。それを超えて行くのだ。」~ブルース・リー
カンフーのスーパースターの言葉は勇気が出ますね。立ち止まらず、常に前進あるのみです。
まずは3年筋トレを
「千日の稽古をもって鍛となし、万日の稽古をもって錬となす。」~宮本武蔵
少々のことで努力した気になっていたら、武の達人に笑われてしまいます。何年も何十年も努力を積み重ねて、はじめて「鍛錬」と呼べるのですね。
モチベーションをもらったら実践を
偉大な人たちの名言に感銘を受け、モチベーションが上がったら、気持ちが熱いうちに実践に移しましょう。「明日から頑張る」では遅いです…今日から頑張りましょう。
おわりに:僭越ながら
偉大なボディービルダー、競技選手、武道家の言葉のあとに、たいへん僭越(せんえつ)とは思いますが、本記事のしめくくりとして、20年以上アームレスリング競技を行い、ジムのトレーナーとしても活動してきた筆者が、ジムに所属する選手たちを追い込みモチベーションを高めるためにかける言葉をご紹介したいと思います。
それをやって強くなるのか?
真面目にトレーニングをし、サボることもほとんどない選手たちも、時には、仕事・プライベートのつき合いで、飲み会や遊びの用事でトレーニングを休むことがあります。
それは、個人の自由なので、とめるつもりもありませんが、「それに行って、それをやって強くなるのか?」と一言だけ釘を刺します。もちろん、全て結果として帰ってきますが、それは本人の責任です。
やらなければやられる、それでは甘い
筆者を含め、数名のアームレスリング選手、テコンドージュニア強化選手の息子は、時に、日本代表権を賭けた試合に臨みます。
破壊すら許される免責同意下、対人格闘競技で日本代表という大きな誇りを奪い合う場所は、一般の人の想像を越えて非常に過酷です。
ルールのなかですが、相手を文字通り蹴り砕きながら勝ち上がってきた選手(偉人)がいます。筆者もセコンドとして、もう何度、彼の防具の返り血をぬぐったか覚えていません。
そんな過酷な場所にむかう若い選手にとって、日々の筋トレは、「やらなければやられる」という真剣なものですが、あえて、こう叱咤激励します。
やられる前にやれ、それが本質
「やられる前にやれ、躊躇わず確実に」
非常に厳しいですが、これが勝負の本質です。
そして、それは試合だけでなく、日々の筋トレや練習においても同様の心で臨まなければ勝つことは叶いません。
もちろん、これは、格闘競技とは関係のない人にも無関係ではないはずです。
厳しさを増すばかりの、昨今の経済状況を考えると、それは競争社会全てに当てはまることでしょう。
読者のみなさまが、筋トレを通して、屈強な精神と肉体を手に入れ、よりよい人生を送られることを心より願っています。
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