毎日を過ごしていると、「生きるのに疲れた」と感じることがあります。こうした時は、心も体も疲れきっていますから、何かしらの対処をする必要があります。
それでは、生きるのに疲れた時にはどのようなことを行うのが効果的なのでしょうか。今回は、生きるのに疲れた時に行うと効果的なことをご紹介します。
泣くことは心の浄化に繋がる
人は、様々な場面で涙を流します。仕事で叱責された夜に、家で一人ひっそりと流す悔し涙。映画や小説の感動するストーリーを味わって流す涙。念願がかなって流す嬉し涙。涙と一口に言っても色んな種類の涙があります。しかし、これらの涙には共通点があります。それは、心の浄化です。
どんな涙でも、涙を流すことで心の中にあった嫌なものも流れていくのです。泣くことはかっこ悪いと思っている方もいらっしゃるかもしれません。
確かに、大人になっても子どものように時や場所を考えずに泣くのはよくないでしょう。けれども、一人で家でなく場合は誰にも迷惑をかけることがありません。
大人になると、色んなことを我慢し、自分の感情を押し殺して過ごさなければいけないことも多くなります。抑え続けていると心も苦しくなってしまいます。ですから、時には思いきり泣くことも大切なのです。
誰かに素直な自分の気持ちを聞いてもらう
皆さんは、カウンセリングにどのようなイメージをお持ちでしょうか。
欧米ではカウンセリングが身近な存在になっていますが、日本ではまだそれほど浸透しておらず、カウンセリングを受けるのは心を病んだ人だという偏見を持たれている方もいらっしゃるかもしれません。
しかし、カウンセリングは心の病だけでなく、日常のストレスや悩みを解消するのにも効果的です。
問題が解決しなかったとしても、誰かに話を聞いてもらうことで心がすっと楽になることがありますよね。心を許せる誰かに話を聞いてもらうことも、カウンセリングと同じような効果を得られます。
専門的なカウンセリングを受けるためには病院などを受診したり、保健所に相談をする必要がありますが、身近な人に話を聞いてもらうのならば気軽にできます。
生きるのに疲れると、苦しみや悲しみなどマイナスの感情が複合的に心の中で渦を巻くことが多いものです。その感情を相手にそのまま語り、耳を傾けてもらっているうちに、もつれ合っていた感情が解けはじめ、やがて心が楽になるのです。
普段なら行かない場所を訪れる
生きるのに疲れると、以前ならば楽しめた友達との食事やショッピングでさえ行く気力が失われることがあります。気力が無い時に誰かと関わるのは大変なことです。
けれども、一人でじっと過ごしていても堂々巡りを続けるだけで、気分が余計に暗くなってしまうことだってあります。そんな時には、一人でどこかへ出掛けることをおすすめします。
外に出ると、それだけで気分も変わります。時間に余裕があるのならば、行ってみたいと思っていた場所へ一人旅をするといいでしょう。
一人だと余計なことに煩わされることもありませんし、自分のペースで旅を楽しめます。
遠くへ旅行に行くことが難しい場合は、近場へ外出をしてみましょう。
例えば、ずっと気になっていたカフェに行ってみるといいでしょう。そこで一人ゆったりとした気分で好きなものを飲んで、ゆっくりとした時間を過ごすだけでも心が癒されます。
家と会社の往復だけの生活を続けていると、触れることの出来る空気も同じものばかりになってしまいます。違う空気に触れることは気分転換になりますから、心の疲れを感じたら、普段とは違う空気を感じるといいでしょう。
スケジュールを見直そう
勉強、仕事、交友関係、家事、育児。毎日を分刻みのように忙しく過ごしていると、そこに充実感が生まれることもあります。けれども、休む暇もなく動き続けることで、疲れが溜まってしまうこともあります。
体の疲れは自分でも自覚しやすいものですが、心の疲れは自覚しづらいものです。毎日を必死に生きていると自分の心に向き合う時間すら失い、気付いた時には心がくたくたになってしまっていることもあるのです。
こうした忙しすぎるスケジュールが原因で生きるのに疲れてしまうこともありますから、心が疲れたと感じたならばスケジュールを見直すチャンスです。
期日の決まっている仕事などはその予定を守らなければなりませんが、急を要するものでない予定は詰め込みすぎないようにしましょう。
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