コミュ障とはコミュニケーション障害の略です。他人と関わりを持つことがとても苦痛に感じるという人のことを意味します。
学校生活や職場での他愛のない会話は殆どの人がまるで違和感なく楽しめるものですが、コミュ障の方にとってはそのやり取りすらつらい事なのです。
中には気づかずに生きていらっしゃる人もいるでしょう。しかし、生きていくうえで、他人とのコミュニケーションはとても重要な事です。
今回は、コミュ障を自分の考え方や行動を意識的に変えることによって、改善する方法についてご紹介します。
自分を好きになること
コミュ障の方は、マイナス思考で自分に自信がない方が多いです。また、自分の事を、嫌われても仕方のない人間だと思いがちです。誰も相手にしてくれないのだから、話しても無駄だと思ってしまうでしょう。
自分を好きになれずに、自信もない人間は積極的に行動することはできません。まずは少しだけでも今の自分を認めることが、コミュ障の改善には重要です。
何も頑張る必要はない、今の自分がベストなのだと認めることから始まります。鏡の前に立ち、声に出して自分を褒めると良いでしょう。
欠点はどんな人間にもあります。自分はダメな人間だと思っているのは自分自身だけだと言うことを知りましょう。
挨拶をする
挨拶はコミュニケーションの基本です。コミュ障の人は頭で考えすぎて、他の人には簡単な挨拶ですら困難になる事があります。他人から挨拶をされてあわてて返す、または返しそびれるのではなく、自分から挨拶することを心がけましょう。
挨拶をされて嫌な気持ちになる人はまずいません。逆に好感を持ってくれる事の方が多いのです。挨拶だけでです。
会話を交わすよりもずっと楽に行動できるはずです。中途半端な小さい声で挨拶をすることによって、相手に聞こえず恥ずかしい思いをするくらいなら思い切って大きな声を出してみましょう。
考えすぎずにとにかく挨拶を心がけてみて下さい。
もしもその後の会話に恐怖心があるのなら、最初から決めておけばいいのです。天気や季節の事、ニュースの話題などいつも決めておけば安心して挨拶ができるでしょう。
話す時はメモを用意しておく
コミュニケーションが苦手なのですから、人との会話、または人前で話す時にはどうしたら良いのかわからなくなる可能性があります。自分の言いたい事、言うべき事柄は必ずメモしておき、見ながら会話をしましょう。
メモを持っている事で落ち着き、言いたいことが伝わるでしょう。問題なく会話ができることで自信もつき、だんだんと人との会話に慣れていくことで、コミュ障も改善していくでしょう。
人に自分の言いたい事が伝わると言うことはコミュニケーションの大事な要素です。
相手の目を見る
相手の目を見て話すことが難しいコミュ障の方は多いです。家族などの親しい間柄であっても、目を合わせないで会話すこともあります。
しかし、目を見てくれない相手との会話は不快感を与えます。見てくれないということは好意を持たれていないということにつながるからです。
相手の表情も見えない事から、感情も伝わらずコミュニケーションは取れません。まずは不快感を与えないためにも相手の顔を見るようにしましょう。どうしても目が見れないのなら、鼻のあたりを見ると良いです。
1m以上離れていれば、相手は鼻を見ている事に気づくことはほとんどありません。もっと近づく機会がある時は、目と目の間を見るようにすると良いでしょう。
慣れてきたら、しっかりと目を見る努力をしましょう。
相槌をうつ
小学校では話を聞くときは相槌、またはうなずく事を教えられます。人の話を聞く上でとても大事な基本的な事だと言うことでしょう。また、しっかりと相手の話を聞き、それについていくつかの質問をできるようにしなさい。とも教わるのです。
うなずいたり相槌をうつ事で、相手は安心して自分の意見を述べられます。相槌がなければ、話を続けてよいのかわからず中断してしまう可能性もあるのです。話をきちんと聞いている、と言うことを相手に伝えるための簡単でありながら大切な作業です。
もちろん話はしっかりと聞き、相手の伝えたいことを把握する努力をしましょう。そうすれば自然と相槌をうてるようになるはずですし、会話が続くような質問も思いつくようになるはずです。
身だしなみに気を付ける
だれとも関わり合いにならないから、何を着てどんな髪型でも、極端な話顔を洗っていなくてもいいやなどと思ってはいませんか?
誰でも、清潔感のないだらしない印象の人には好感を持つことはありません。コミュ障を改善したいのであれば、しっかり身だしなみを整えて出かけましょう。人間は第一印象がとても影響されます。お洒落ではなくても清潔感はなければいけません。
人に対する行動ではないのですから、あれこれ考える事もなくすぐに行動できるはずです。
まとめ
少しずつ行動を起こすことで、だんだんとコミュニケーションが取りやすくなるでしょう。何事も行動しなければ変わりません。あなたが少し変われば周りも少しづつ変わっていくのです。
人間は社会的な生き物ですから、1人では生きていけません。必ずどこかで誰かが誰かに関わっているのです。
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