仕事を辞めたいと悩む理由のひとつとして、会社の同僚にどこか避けられている。話をしても反応が冷たい。などといった職場での孤立があります。
確かに職場で孤立してしまったらビジネスパーソンにとっては死活問題に直結しそうな感がありますが、対策は存在します。
今回は職場での人間関係が孤立したときの対応策をご紹介します。
慌てない
職場での人付き合いには独特なものがあります。焦って人間関係を良くしようと思ってもそんなに上手くはいかないはずですし、すぐ効果が認識できるとも思えません。
そこで無理をしてしまうと、より孤独感を深めてしまう(より孤独感を感じてしまう)可能性があります。
そして結局は無理をしているので、それに自分が耐え切れなくなってダウンしてしまうかもしれません。
「静かで、かえって仕事に集中できるよ。」そんな気持ちを持ちましょう。
しかし相反するかもしれませんが、自ら関係を断ってしまうことはくれぐれも避けましょう。
また、相手に合わせようと出来ないことを無理にして努力するのではなく、自分にできることを積極的に頑張ってみる、という認識が重要になります。
エキスパートになる
仕事での付き合いの大きな主流は、やはり「業務」です。この繋がりを断つことは難しいばかりか、チームの存続にかかわる問題になってしまいかねません。
ですので、その仕事の繋がりを強化していく意味で仕事を頑張り、その分野のエキスパートになってみるのも、孤立予防や孤立改善に効果的な手段になります。
そうすると、周りの目も「あの人に聞いたら」というように変化してきますので、仕事上の交流が改善していく可能性が生じます。
仕事上の質問や相談など、相手からのアプローチは大事にしてかかわりを継続していくことが重要です。
話しやすい人とだけでも話す
どのような職場でも「話しやすい人」はいるものです。なかには、孤立している人に対して積極的に話しかけてくれる方もいるかもしれません。
そういう人は心の中に、「孤立している人を助けたい。」という気持ちを抱いていることが多いので、こちらからも話しかけてみましょう。
楽しそうに会話している姿を職場の他の人に見せることで状況が変化することもあります。
周りのイメージが「意外に話しやすい人」「話してみると面白い人」といったものに変わっていくかもしれません。
話しやすい人と話しながらそのようなイメージを根気強く作っていくことが解決の糸口につながるでしょう。
笑顔で相手をむかえる
先ほどのイメージ作りにも通じますが、職場の人が話しかけてきたり、自分が話す時は暗い表情で対応するのは避けましょう。
明るく笑顔で応対することが重要です。
あなたが暗い表情で警戒しているリアクションをしていては、相手も積極的にはなれません。意識して笑顔で対応しましょう。
また、話を聞く際の「頷き」も積極的に相手に話をしてもらうためには重要なリアクションです。
職場で孤立し話をしなくなってしまうと、この「笑顔」と「頷き」2つのリアクションを使用する機会がなくなってしまい、いざという時に上手なリアクションが出来ない可能性があります。
プライベートなどで人と話す時はよりこの2つのリアクションを認識して使っていくようにしましょう。
仕事に集中してみる
仕事に意識を集中させてみましょう。職場で与えられた目の前の仕事に集中してみるのです。
周りで楽しく雑談していようが「生活するためのお金を稼いでいる。」というドライな気持ちに徹するのです。
ただし、自分自身の休憩は重要です。気分をリフレッシュさせる方法をみつけて、仕事のオン・オフをキッチリ行いましょう。
そして、仕事が終わった時は自分にご褒美をあげるのも良いかもしれません。「頑張ったね」と声掛けしてみましょう。
何かを購入することを目的(目標)にしてみるのも方法の1つです。
いずれにせよ、精神的な部分だけではきつくなるので頑張った自分を自己評価することとセットで行ってください。
間違えない
職場で孤立してしまうと全ての人間関係において孤立していると勘違いしてしまう方が多くいます。
しかし、仕事とプライベートは別。
人間的コミュニケーションを仕事以外に求めてみるのも良いかもしれません。
習い事や市民講座に積極的に参加したり、異業種交流などのイベントなども活用してみる、など人と交流する機会は無限にあることを忘れないでおきましょう。
自分を放っておかない
仕事の孤立感からうつになってしまう方も多いようです。
考える考えないは次のステップとして、今自分の心がどのような状態なのかは常に確認しておきましょう。
この確認を怠ってしまうと悪循環にはまってしまうケースが生じる可能性があります。
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