「人にどのように見られているのか」「どんな風に思われているか」など誰でも多少は他人の目を気にするものです。しかし、他人の目や他人の評価を気にしすぎる自意識過剰は、自分の思ったように行動できなくなり非常に窮屈な思いをします。
そんな自意識過剰を改善するためにはどうすれば良いのでしょうか。自意識過剰を克服するための方法をご紹介します。
マイナスイメージをプラスに変える
自意識過剰に陥ってしまっている人の原因の多くは、自分に自信が持てないことが原因です。自分に自信が持てないから周りの目を気にし、周りの評価を得ることで安心してしまうのです。
自信過剰を克服するには自分の持っているマイナスイメージをプラスに変えることが重要です。例えば小さい頃に両親から否定的なことを言われて育った場合、常に否定的なイメージがまとわりつきます。
こうしたマイナスイメージをプラスに転換するには、自分の潜在意識の中に肯定的な意識を植え込んでいくことが必要になります。
すぐに意識を変えることは難しいですが、以前失敗したことを成功させる、ネガティブな言葉をポジティブな言葉に置き換えて話をすることでマイナスイメージを徐々に変えることが可能になります。
小さな成功体験を積む
先述した通り、自意識過剰の人は自分に自信を持てないことが原因です。であれば、自信を持てるようにすることが克服方法として挙げられるでしょう。
いきなり大きなことをやれと言われても時間も労力もかかり、さらに成功確率が低くては意味がありません。
そこで、小さくても多くの成功体験を積んでいくことで自信を養うことが出来ます。「時間通りに起きることができた」「美味しい朝食を作ることが出来た」など本当に小さなことで構いません。
要は、自身で「出来た」ことを確認し、それを自信に結びつけることが重要なのです。そのため、出来るだけ多くの成功体験を積むことが望ましいでしょう。しかし、やり過ぎて逆に自信過剰にならないように注意が必要です。
自分をそのまま受け入れる
自意識過剰になっている自分自身をそのまま受け入れることによって克服する方法があります。
今の自意識過剰である自分自身を否定することが既に自意識過剰の現れです。最も身近な自意識過剰症状である、今の自分自身を「自意識過剰でもいいじゃん」と受け入れることによって克服することができます。
自意識過剰でも良い理由を1つずつ挙げていくことも、自己肯定を助ける方法です。自意識過剰の自分を肯定し、受け入れてしまうことが出来れば、自意識過剰はあまり気にならなくなるでしょう。
見られて当たり前と開き直る
人から注目されると緊張するのは当たり前です。人前で歌うことに慣れているはずの大物ミュージシャンでさえも人前で歌う際には毎回緊張で手が震えると言います。
人前に出るのを嫌がり、人の視線を避けようとするから、かえって目立って視線を集めてしまうのです。人前に出れば人の視線を受けることは当たり前と思って開き直ることで意外と人の視線を受けることも少なくなり、気にならなくなります。
他人を客観視する
自意識過剰な自分を肯定するには、一歩下がって他人を客観視してみましょう。人間観察を行うことが良い方法です。
街を歩く人々を観察してみて、「あの人の顔は芸人に似ているな」とか「服が変だな」とか「整形かな?」とか思うでしょうか。思ったところでそれほどいつまでも気になることでしょうか?意外とそこまで気にならないのではないですか?昨日会った友人が着ていた服を覚えていますか?髪型は?化粧は?
このように、意外と他人のことはそこまで気にしていないし、覚えていないということを自分自身が客観視することで理解することが出来るでしょう。
思い込みを捨てる
そもそも、他人がどう思っているかなんて、わかるはずがありません。「実際のところどう思っているの?」と聞いたところでそれが本心かどうか確かめようがないからです。
結局、他人がどう思っているか気になるという自意識過剰は、自分自身の思い込みに過ぎません。
「こう思われているかもしれない」という思い込みを捨ててしまいましょう。他人がどう思っているか本当のところはわからないのですから、考えるだけムダなことです。こうしてムダなことを考えることをやめることで自意識過剰の克服になります。
まとめ
自意識過剰を克服する方法をお伝えしましたがいかがでしょうか。自意識過剰を克服するには何も難しいことはありません。
当たり前のことに気付くだけで改善することが出来ます。この記事が、自信をつけ、自分自身を取り戻すのに役立てれば幸いです。
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