税理士への依頼は様々な形があり、料金体系も様々です。一番シンプルなのが、年次決算の時だけ税務処理を依頼するというケースです。この場合は、自分で毎月の経理を行い書類をまとめておく必要があります。
手間はかかりますが、コストを抑えることができます。
一方、税務の素人ゆえに抜けている書類や記入ミスがどうしても生じてしまい、処理が大変になったり、下手をすると税務署から追徴課税されるという痛い目に遭ったりすることもあります。なにより、毎日の本業に加えての作業ですので手間と時間がかかります。
税理士に依頼すると本業に集中できる
そのため、より自分の本業と経営に集中するために、税理士と顧問契約を結ぶことにした方も大勢います。また、個人事業主として起業したものの、顧客が増えて収入が増えたため会社組織にしたいと考えて、そのタイミングで正式に顧問契約を結びたいという人もいます。しかし、税理士と顧問契約を結ぶことにはメリットがあるのは、もちろん分かってはいるが、高額な顧問料を払うことになるのでは大変だという心配をされる方がいるのも事実です。
しかし、意外にも理美容業における税理士の顧問料は低めに設定されているので安心です。しかも、他の業界に比べても割安感があるため、より気軽に利用できるのがうれしいところです。
理美容業専門の税理士料金相場
理美容業を専門に扱っている、もしくは美容業に強い税理士の一般的な料金を見てみると、1店舗のみの経営なら毎月1万5,000円ほどが相場で、満足のいくサービスが受けられる顧問契約が結べるところが多くなっています。
（もちろん規模や売り上げによっても違います。）
しかも、記帳代行のサービスもついてこの値段という事務所も多いので、よりリーズナブルに利用できます。なぜ、このように相場が安いのかというと、この業界の税務会計に特徴があります。小売業や製造業は、原材料や食材、商品の数などが多いために、お金の流れが細かく複雑です。当然、記帳して管理すべき書類の量が増えるので、税務会計の業務が大きくなるのです。
税理士顧問料はなぜ安いのか？
美容業ではサービスの数が多いわけではありませんし、特に経費として計上すべき品目も多くありません。そして、なにより掛けや後払いといった支払いの仕方がほとんどなく、現金払いが大部分を占めますので、経理の作業がとてもシンプルで済むのです。そのため、税理士の仕事も多くなく、結果として顧問料の相場も安くなっているのです。
他の業種よりもお得に税理士のサポートが受けられるわけですから、積極的に活用して経営に役立てるとともに、手間を減らすようにすると良いでしょう。さらに、お得になっている顧問料の分を、オプションをつけることで経営を強くする助けを得られます。ほとんどの事務所では、会社への訪問を増やしてこまめな経営分析とアドバイスを与えることや、店舗ごとの細分化した会計書類を作成して経営分析を行う、などのオプションを設定しています。プロフェッショナルのコンサルタントとサポートを受けることで、より経営を滑らかに進めていくことができるので、活用してみるのも手でしょう。
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