「ゲイ男性とストレート男性」、「レズビアン女性とストレート女性」の収入差の実態!!

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性的志向によって収入に格差があることが分かった。カナダ、マギル大学のショーン・ウェイト氏らの研究グループが、性分野の専門誌であるジェンダー・アンド・ソサエティー誌において2015年5月18日に報告している。

レズビアンの女性はストレートの女性よりも収入が多い

ここ20年で、労働市場におけるゲイやレズビアンの状況が注目を集めてきた。最近では、労働市場における機会と報酬が性的志向によって異なることも明らかにされている。ゲイの男性はストレートの男性よりも収入が少なく、レズビアンの女性はストレートの女性よりも収入が多いことが分かっている。この収入の違いは、個人の性格、勤務時間、教育などによるものではない。雇用者や顧客はゲイの男性よりもストレートの男性と仕事をしたいという背景がる。一方で、女性の場合には別の意味での差が生じているという。レズビアンの女性はストレートの女性よりも結婚と出産の可能性が低いため、仕事に熱心に取り組み、家族の問題に邪魔されることがないというものだ。研究グループは、さまざまな要素がこのような収入格差にどう影響を及ぼしているかを検証した。検討した要素は(1)教育と勤務週数/時間(2)職業と勤務している産業(3)雇用分野(4)家族の状況とした。

民間企業の方が差が大きい

教育レベルが高いと、性的マイノリティも収入の高い仕事に就ける可能性がある。しかし、その場合にもゲイの男性とレズビアンの女性はストレートの男性よりも収入が少ない。公営企業では収入格差は少なく、最も格差が大きいのは民間企業であると分かった。ストレートの女性は子どもがいると収入がマイナス、ストレートの男性は子どもがいると収入がプラスになるが、子どもの存在と結婚はゲイやレズビアンのカップルの場合には影響を及ぼしていなかった。今回の研究によって、カナダでの性的志向による労働市場の階層化に関する重要な疑問がいくつも明らかになった。まだ多くの疑問は残る。ゲイとレズビアンの経済生活に関する研究を進める必要があるということだ。日本の職場でも性の問題に関心は高まりそうだ。

文献情報

Gay Pay for Straight Work

Gay Pay for Straight Work 

By Sean Waite and Nicole Denier Over the last two decades there has been a growing interest in the labor market outcomes of gay men and lesbians. It has long been acknowledged that labor markets are stratified along multiple dimensions, such as gender, race and nativity. More recently new data has shed light on how…

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