デスクに座りっぱなしであったり、仕事で立ちっぱなし、動きっぱなし…仕事から帰ってきたら、ふくらはぎがパンパンになってしまっているなんて経験、ありませんか?今回は、そんなパンパンのふくらはぎを解消するため、ふくらはぎがむくんでしまう4つの原因と、むくんでしまったふくらはぎの対処法を6つ紹介します。
ふくらはぎがパンパンになる原因と対処
仕事や運動から帰ってきたら、ふくらはぎがパンパンになってしまっている…とお悩みの女性、いらっしゃいませんか?オフィスワークでデスクに座りっぱなしであったり、仕事で立ちっぱなし、動きっぱなし、筋肉質で太くなってしまっているなど、パンパンのふくらはぎにはいろいろな原因があります。
今回は、そんなパンパンのふくらはぎを解消するため、ふくらはぎがパンパンになってしまう原因と、対処法を紹介していきます。
ふくらはぎは第二の心臓
ふくらはぎは「第二の心臓」と表現されることがあるほど、全身で特に重要な部位となっています。ふくらはぎは、一体私たちの体でどんな役割をしているのでしょうか?
ふくらはぎは全身で特に重要な部位
ふくらはぎは、体の中でも比較的大きい筋肉であるため、この筋肉を動かすことで、足にたまった血流を勢いよく上半身に戻してくれるのです。 足の血液を押し上げ、心臓のように血の巡りを良くしてくれることから、「第二の心臓」と呼ばれているのですね。
治療が必要なふくらはぎのパンパンも
また、明らかにいつもとは違う足のむくみや痛みを感じる場合は、筋肉の繊維が断裂してしまう肉離れや、脚に違和感を感じるむずむず足症候群など、病気である可能性も考えられます。病気の気を感じた場合は、すぐに医療機関で医師の診察を受けるようにしましょう。
ふくらはぎがパンパンになる原因・4つ
それでは早速、どうしてふくらはぎがパンパンになってしまうのか見ていきましょう。パンパンのふくらはぎを引き起こす、主な原因を4つ紹介していきます。
1.疲れ
座りっぱなしや立ちっぱなしで足がパンパンになった、痛くなってしまったという経験は、ほとんどの人がお持ちではないでしょうか?ふくらはぎには「第二の心臓」として、血液を循環させるポンプのような働きがあるとご説明しましたが、ふくらはぎは、歩いたり走ったりして筋肉を伸縮させることによって、血液を循環させています。
そのため、座りっぱなし・立ちっぱなしの状態では、足の血流が循環しないため、疲労物質がどんどん足に溜まっていってしまうというわけです。
2.冷え等による血行不良も
また、血行不良になってしまう原因は、座りっぱなしや立ちっぱなしなどの、同じ姿勢だけが原因ではありません。オフィスや自宅では、ほとんどの人がエアコンを利用されていると思います。空調が効きすぎた部屋に長時間滞在していると、下半身の冷えにつながってしまいます。
下半身は心臓から離れた位置にあるため、体の中でも特に冷えやすいのです。ふくらはぎが冷えてしまうと、足の血流をコントロールする力も弱まってしまい、むくみの原因となります。空調の効いた部屋では、ひざ掛けを使ったり、温かいものを飲みながら体を温めるなど、冷え対策をしっかりと行いましょう。
3.運動による筋肉疲労
実は、運動による筋肉疲労でも、ふくらはぎの痛みやだるさ、むくみが引き起こされる場合があります。激しい運動を行うと、筋繊維や筋肉の結合組織が損傷してしまいます。私たちの体は、その損傷部分を修復しようと、痛みを出す物質が動き出すため、痛みや炎症が出るというわけです。
また、運動によってエネルギーが消費されると、酸素や栄養を運ぶ血流が不足してしまいます。エネルギーを消費された時に出た、老廃物や疲労物質が足にたまり、だるさやむくみの原因となります。
4.偏った体のバランスの取り方
まっすぐ立つのが苦手、ハイヒールを履くことが多い、普段から比較的早足で歩くという人は、日常生活で偏った体のバランスの取り方をしていることが考えられます。
早足であるいたり、かかとの高い靴を履いたりと、体のバランスの偏りをカバーするため、ふくらはぎに余計な力が入ってしまって、筋肉太りをしてしまうのです。猫背で歩いていたり、片足だけに重心をかけた歩き方・立ち方をしがちの人は、これが原因の場合が多いと言えます。
症状別の対処法・6つ
それでは早速、ふくらはぎのケアの方法を症状別に紹介していきます。ご自分に当てはまる症状の対処法を、ぜひご参考にしてみてください。
1.むくみにはまず血流改善
ふくらはぎのむくみの一番の原因は血行不良。まずは、ふくらはぎの血流を改善することから始めてみましょう。 ふくらはぎに溜まった老廃物を排出するための「リンパマッサージ」が効果的です。マッサージのタイミングは、血液の流れが良くなっているお風呂上がりがオススメです。
2.むくみに有効なアイテムの活用
最近では、足のむくみを取るためのお手軽アイテムが、たくさん販売されています。着圧ソックスや足裏樹液シート、マッサージ器なども効果的です。着圧ソックスや足裏樹液シートは、100円ショップなどで手頃な値段で購入することができます。
また、足のむくみを取るのに効果的とされている「カリウム」が多く含まれる、海藻類やナッツ類、果物を摂取するのもオススメです。わかめ、アボカド、バナナなどが効果的です。
3.朝晩で太さが違う場合
体の中の水分は、重力によって下半身の方に流れていきます。そのため、朝は全身に分散していた水分が、夜になるにつれて下に流れてしまい、朝晩で大きさが異なってしまうというわけです。
ふくらはぎは、それを上へ押し上げる働きをしているのですが、運動不足で代謝機能が低下するとその働きが弱くなり、溜まった老廃物や水分が「むくみ」となります。ポンプ機能を回復させるため、日頃から軽い運動を行うようにし、むくみがひどい場合はマッサージを行いましょう。
4.パンパンに張った筋肉には
ハードな運動をした後や、長時間立ちっぱなしで仕事をした場合、ふくらはぎがパンパンに張ってしまいます。筋肉が固まってしまうのは、「乳酸」という疲労物質がたまってしまうことが原因。お風呂上がりに緩めて伸ばすことによって、痛みを和らげることができます。
また、患部を温めて、冷やす、温めて、冷やすという作業を1分ずつ繰り返すことによって、一時的にポンプのような作用をもたらすことができます。お風呂で熱いシャワーと冷水シャワーを使用して、最長10分間程度行ってみるのも良いかもしれません。
5.痛い筋肉痛は筋繊維の回復を
筋肉・筋繊維を回復させるには、たくさんの栄養が必要です。2時間以内に、タンパク質と糖質中心のバランスの良い食事を摂ることが、効果的だと言われています。疲れの原因となる乳酸を抑制する働きのある「クエン酸」や、筋肉を補修してくれる働きのある「アミノ酸」を摂取するのもオススメです。また、十分な睡眠をとることで、寝ている時に成長ホルモンが分泌され、筋肉を回復してくれます。
6.筋肉質で太い場合
筋肉質で太くなってしまっている場合は、日頃の姿勢そのものを改善しなければなりません。歩くときは外側重心にならないよう、内側・親指の方に重心をかけて、かかとから着地し、つま先で地面を蹴るようにしましょう。また立っている時や歩くときに、つま先を内側に向け内股になってしまっている人も注意です。日頃から正しい姿勢を意識し、体のバランスを整えましょう。
まとめ
今回は「パンパンのふくらはぎ」をテーマに、ふくらはぎがむくんでしまう4つの原因と、むくんでしまったふくらはぎの対処法を6つ紹介しました。
「第二の心臓」であるふくらは、ぎをしっかりとケアすれば、むくみの解消だけでなく、血流改善や冷えの改善、ふくらはぎを細くする効果も期待できます。この機会にぜひ、ふくらはぎのケアを始めて、美容と健康を手に入れてみませんか?
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