冷え性の方にとって、冬場は地獄のような時期です。
特に、下半身の冷えにお悩みの方は、つま先まで凍るような足の冷えを対処するために、靴下を何重にも履いたりと、色んな試行錯誤をされているのではないでしょうか。
そんな冬場のツライ足の冷えは毎日のある習慣で改善できます。
今回は、足の冷えを取り除く対処法として、毎日手軽にできる習慣をご紹介します。ご紹介する内容を習慣化して、つま先までポカポカあったかい足を手に入れましょう!
なぜ、下半身は冷えやすいの?
漢方医学で、足は第二の心臓と呼ばれ、その名の通り足の筋肉は心臓から送り出された血液を心臓に再び戻すポンプの役割を持っています。
ところが、冷え症になると、血流が悪くなり、このポンプの働きがうまくいかなくなってしまいます。すると、熱を運ぶ血液が滞りがちになるため、常に冷えた状態になってしまうのです。
特にデスクワークや飛行機や電車での移動など、続けて同じ姿勢をとりがちな時は、重力の関係で血液やリンパ液などの体液が下半身に集まりやすくなります。
その結果、冷えだけでなくむくみまであらわれるように…。こまめにマッサージするなどして、適度なケアを実践することが、足の冷えを作らない得策と言えます。
マッサージ&ストレッチで血行を良くして足ポカポカキープ
マッサージやストレッチを適度に行うことで、辛い足の冷えを解消することができます。下記に手軽にできる方法を2つご紹介します。
ふくらはぎのマッサージ
片手でふくらはぎを握るようにして、ふくらはぎの後ろを下から上へとも揉みあげていきます。末端に滞った血液が押し出されて、血行が良くなっていくのを感じられます。反対側の足も同様に20~30回ほど繰り返し行いましょう。
足首のストレッチ
足の冷えやむくみを感じたら、すぐに靴を脱いで足首を上下左右に伸ばすストレッチをしましょう。ひざを曲げずに行うことが効果を高めるコツです。血流の滞りやすい関節がほぐれて、靴の中で縮こまっていた足先も伸びて気持ちいいですよ。
足の血流をスムーズに流すツボ押し!
押すだけで血流をスムーズにして、足全体を温めることができるツボがあります。
三陰交(さんいんこう)
内くるぶしの上端から人指し指、中指、薬指の3指分上がった骨と筋肉の間にあるのが三陰交です。息を吐きながら、じわーっと力が伝わるように数回刺激しましょう。
血界(けっかい)
血界は、膝の内側から指3本分上がったあたりの、肉が盛り上がった所にあります。ツボのやや内側から、足の後ろに向かって、少し斜めに指圧していきます。ここを押して痛みがあるようなら、冷え性の可能性があります。
血界を押すことで血流が浴なり、冷えを解消することができます。
大衝(たしよう)
足の中指と薬指の骨の間、足首の方に2cmほどの所にある三角の頂点にあるのが大衝。この骨の間を開くように押していきましょう。ここを押すと冷え症の人は痛いですが、この部分を習慣的に押すことで、冷え性を改善することができます。
足のつま先からポカポカしてくる足浴法
生理痛がひどい時や、体の不調でバスタブにつかれない時には、服を着たまま行える足浴がオススメです。専用のフットバスなども売られていますが、わざわざ購入しなくても、バケツやたらいで代用できます。
できれば、ふくらはぎまで浸かるくらいの深さのものがベストです。
また、バケツやたらいがない場合は、バスタブにお湯を張り、縁に腰をかけて足だけ入れましょう。足を15分ほどつけていると、体の芯からじわじわと温まってくるのを実感できます。
足浴の方法
40~42℃のお湯をバケツなどにふくらはぎまでつかるくらいの湯量を入れ、15分ほどリラックスしながら放置します。温度が下がってきたら差し湯をしてください。テレビを見ながら、本を読みながら過ごすのも良いでしょう。
足浴後は、湯冷めに注意して水気をしっかりとタオルでふき取り、靴下をはくなどします。
冷えを取り去る効果があるエッセンシャルオイル
冷えと取り去る効果があるエッセンシャルオイルを、マッサージオイルとして使たり、足浴のお湯に数滴垂らすことで、より一層のぽかぽか効果を得られます。
スイートオレンジ
甘い香りが心を落ち着かせて、体全体の循環機能を活性化します。
ネロリ
柑橘系のさわやかな香り。細胞へ働きかける作用があるので体のすみずみまで温めることができます。
ジェニパーベリー
グリーン系のさっぱりとした香り。血流を良くして体を温める効果があります。
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