鏡は、お部屋の壁や床に置くと室内を広く見せてくれるため、インテリアでは大変重宝するアイテムです。狭いお部屋でも、全面鏡を使ったときの奥行きは結構なものです。では、そんな鏡が、エコな発想に変わるには、どんな要素があるのでしょうか。
さて、今回の目の付け所は、「エクステリア」です。いったい鏡がどこに使われているのでしょうか?
国内外で人気が高まるサステナブルな家
サステナブルとは、環境に多大な負荷を与えず、持続可能な状態であるさまをいいます。地球に優しい家づくりは、世界中でテーマになりつつあり、自然豊かな田舎街でさえ、自然を壊さずにうまく取り入れる工夫がなされています。
都会に人が多く集まる中、家の中にも自然やからだにいい光を取り込む家づくりは、狭い家でもできることで、こうした動きは最近のリノベーションやリフォームの人気の背景にもなっているのではないかと思います。
採光や縦の空間をうまく使って
そのためにたとえば、天井や窓の採光を工夫したり、より縦の空間を引き立てたりと、内装やインテリアにおいて出来ることも多いです。
それに加え、大きな窓を取り入れたら、緑や外の風景を楽しみたいという希望も生まれますよね。そうした自然と共存したいという心を、鏡を使って表したものが、今回ご紹介するパリの物件です。
外壁に自然を写す方法があった
まるで窓のような鏡
家の外壁にレイアウトされた鏡は、ガラスの窓と素材がブレンドされて美しいですね。
低い戸建住宅の外には、意外に樹木が生い茂っていたり、美しい庭が目に入ったりするでしょう。また、これによって家庭菜園をより楽しむことができるようになり、植物への興味が一層高まるような意図もあるようです。
もちろん、自然が見える場所には、ウッドデッキを設けて直接触れあう場所も確保。
晴れた日に家族で外を楽しみながらランチタイムを設けることもでき、自然に触れる機会も多くなるでしょう。
鏡の力では表現できない、植物と家の一体感を、もうひとつのエクステリアであるバルコニーで作り上げていました。
ウッドデッキの優しい表情と、明るい室内に自然植物が目に入ってくるさまは、とても心地良いものではないでしょうか。
コツ・ポイント
全体を通して見て、何がエコなのか、といった疑問もあるかと思います。でも、冒頭にも書いたように、わたしたち人間は、もはやエネルギーの節約志向に加えてもっと上手に共存したり楽しみながらエコな活動を行っていくことに、これからもっと幅広い家づくりのあり方が見えてくるのではないかと感じ、今回取り上げてみました。
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