疲れた印象や老けた印象を周囲に与えてしまう目の下のくま。
目の下のくまがあるかないかだけで、見られる年齢も5歳変わると言われ、それだけ目元は印象を大きく左右してします。
目の下は顔の中でも特殊な場所で、体の中で最も皮膚が薄く、わずか0.6mmほどしかありません。
毛細血管も少ないため酸素不足になり、これが原因でくまが出来てしまうのです。
また、くまには種類があり、できる原因に対する適切な対処をしないとなかなか解消できません。
今回は、目の下のくまの種類とそのタイプに合った解消法、さらにくまを作らないための生活習慣をお伝えさせていただきます。
あなたはくまはどのタイプ?
くまは主に3つのタイプに分けられます。1つ目は、血行不良により青く見える「青くま」。2つ目は、むくみやたるみが原因となる「黒くま」。3つ目は、シミやくすみによって出来る「茶くま」です。
どのくまも、年齢とともに目立ちやすくなる傾向があるので、できる限り早い段階で解決する必要があります。
―くまの簡単チェック法―
●引っ張ると薄くなるが完全には消えない・・・青くま
●上を向くと薄くなる・・・黒くま
●引っ張ったり上を向いても変わらない・・・茶くま
血行不良により出来る「青くま」の解消法
目の周りの毛細血管の血流が滞ることで起こる青くま。青くまの解消法は、血液の循環を良くすることです。
血行促進にはマッサージが効果的です。
目のまわりは皮膚が薄いために青さが目立っているだけで、目の周りだけが血行不良を起こしているわけではありません。
青くまが出ている時は顔全体の血行が悪くなっているので、顔全体をマッサージするようにしましょう。
また、皮膚全体の代謝を促進させる効果があるビタミンEや、高麗人参エキス、セージエキスなどの成分を含んだアイクリームを使うのもおすすめです。
合わせて、体全体の血行を良くするのも青くま解消には効果的なので、ウォーキングなどの適度な運動を積極的に行いましょう。
むくみやたるみによって出来る「黒くま」の解消法
下まぶたの薄い皮膚が年齢とともにより薄くなり弱くなることで、たるんで影ができた状態になる黒くま。
これにむくみが加わると余計に目立つという特徴があります。
解消法としては、原因となるたるみを緩和するために、コラーゲンを強化できるスキンケアを行うようにします。
レチノールやビタミンC誘導体、ピーリング剤などのコラーゲン量を増やす働きのある成分を配合した化粧品を使うことをおすすめします。
これらの成分はシワの解消にも役立ちます。
むくみに関しては、冷たい飲み物や塩分を控える、さらに運動をして体のめぐりを良くすることで、気にならなくなります。
また、目の周りのツボ押しもむくみ対策に効果があります。
シミやくすみによってできる「茶くま」の解消法
小さなシミの集合体や、こすることによって起こる色素沈着、角質肥厚が茶くまの原因です。
どれもメラニン色素が関係しているので、美白ケアを行うことで解消されていきます。
こすり過ぎなどで角質が厚くなっているようであれば、ピーリングが効果的です。
食材を上手に利用してくまを解消する
毎日の食事の内容次第でくまを解消することができます。ここでは、くまのタイプ別のおすすめ食材をご紹介さていただきます。
●青くま
血液をサラサラにする効果がある葉酸や、血行を良くする鉄分がおすすめ。
【葉酸を含む食材:焼きのり、鶏・牛・豚レバー、菜の花、枝豆、モロヘイヤ、アスパラなど】
【鉄分を含む食材:鶏レバー、高野豆腐、ひじき、あさり、がんもどき、枝豆、昆布、小松菜、ホウレンソウなど】
●茶くま
メラニンの生成を抑えるビタミンCがおすすめ。
【ビタミンCを含む食材:赤・黄パプリカ、菜の花、かぶの葉、ブロッコリー、カリフラワー、ゴーヤ、ピーマン、ミニトマトなど】
●黒くま
たるみが原因で起こる黒くまは食事で緩和するよりもスキンケアを徹底する方が効果てきです。黒くまを目立たせてしまうむくみには、塩分を控えることと、体内の不要な水分を排出する作用がある小豆や、はと麦を摂ると良いでしょう。
くまを防ぐための生活習慣
くまを防いで、常にキラキラと輝いた目元を維持するための生活習慣です。
●睡眠
寝不足は肌の血行を悪くさせ、くまが出来やすくなります。毎日しっかりと質の高い睡眠を取るようにしましょう。
●疲れ目
パソコンに1時間向かったら10分休憩するようにしましょう。
また、エアコンによる目の乾燥も疲れ目を促進させる原因になるので、デスクに加湿器を置くなどの乾燥対策を行うようにしましょう。
疲れ目がひどい時には、人肌よりも少し熱めのお湯にラベンダーの精油を2、3滴たらし、タオルを浸して絞ったおのを目の上に当てると疲れ目解消に効果があります。
●肩こり
肩こりも顔全体の血行不良の元になります。肩回しなどを適度い行い、コリを作らないようにしましょう。
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