チャイはお茶のことで、インドでは甘く煮出したミルクティーですが、広く言うと茶の葉に香辛料を加えたマサーラー・チャイで、世界中で通用する言葉です。スパイスが多く含まれているのが特徴で、それは生姜やシナモン、カルダモンやナツメグ、そしてクローブや黒胡椒です。血行を促進しアンチエイジング効果と肌に良いと言われるチャイをここで検証してみましょう。
チャイのカロリーはどのくらい?
チャイティーラテのショートは141kcal、トールは208kcal、グランデは275kcal
チャイはインド風の紅茶とも言えそうですが、その特徴はさまざまな種類のスパイスが入っていることで、これらのスパイスがお茶をおいしくさせます。普通ではカロリーが少ないと思いがちですが、意外とカロリーがある飲み物です。
それはラテにするからでもありますが、ミルクの種類別でチャイティーラテのカロリーを見ると、ショートで141kcal、トールで208kcal、グランデだと275kcalとされています。
たとえばスタバのカロリーを見ると、ショートでホットでは141kcalですが、アイスでは150kcal、トールがホットで208kcal、アイスでは189kcal、グランデではホットが275kcalでアイスは256kcal、さらにヴェンティになるとホットで349kcal、アイスだと293kcalです。
こうなるとたかがお茶とは言えないほどのカロリーがあります。すなわちもしかするとご飯1食分にも匹敵するカロリーなのです。したがって3時のティータイムに、お茶にしようという場合ダイエット中ではうっかりチャイを飲むわけにはいかなくなります。
そうは言ってもおいしいのと疲労を回復させる効果があるので、飲みたくなりますが、その場合はダイエット中ならせめてショートのホットにしたほうがいいようです。
チャイの種類別カロリー
今やチャイはファストフード店やコーヒーショップではメニューに入れているところがいくともあります。たとえば、フレッシュネスバーがー、スタバ、タリーズ、アフタヌーン、ドトールなどがその代表的なお店です。チャイのカロリーについてはたとえばスタバの場合を先に紹介しましたが、そのほかのお店でも大体同程度のカロリーと考えることができます。
ではどうしてこれがは高カロリーかと見て見ますと、紅茶葉小さじ1杯が6.2kcal、牛乳コップ0.25杯で34.5kcal、砂糖(三温糖)小さじ1杯が11.5kcal、で シナモン1gが3.6kcalですから、合計で55.8kcalです。これならそれほどのカロリーはないのですが、ほかの栄養素があるので結局はカロリーが高くなるのでしょう。
さらにブレンドする香辛料が持つカロリーも考慮する必要があるようで、シナモンだけと言うわけにはいかないのが高カロリーになる理由かもしれません。したがって外でチャイのグランデなどを飲む時には1食分に近いことを自覚することが必要で、その場合はランチは軽めにするほうがカロリー的にはベターのようです。
しかしショートを飲む場合はそれほどほかの食事のカロリーを気にする必要はなさそうですから、お友達と一緒においしいエスニックなお茶を楽しむことをおすすめします。
チャイをダイエット中に食べるなら?カロリーを抑えるポイント
チャイをダイエット中に飲むならショートにする
チャイは飲んだことがないと何も魅力を感じないようですが、飲んだ経験があると多くの人がリピーターになるようです。それは普通の午後の紅茶という感じとはまったく異質な味と風味だからで、やみつきになる人が多いようです。
したがってチャイを飲みながらもカロリーを抑えるのなら我慢してせめてショートにするのがカロリー的には安全と言えそうです。トールまでは良いとしてもグランデは考えもので、これはご飯1食分と同じ程度のカロリーがあることを認識しましょう。
チャイを飲むのは週に3回までにセーブ
チャイはおいしいし肌にもいいし、抗酸化作用などもあるので身体に良いなどと理屈は行くつも並べることができます。しかし高カロリーであるという事実を曲げることはできませんから、このお茶を飲むのは多くても週に3回までにするのがダイエットなどでは必要になると思います。
そして飲むのならショートカロリートールまでとして、グランデなどは注文しないことが大切です。後を引くくらいがおいしいのですから、このような飲み方でカロリーを心配しないで済むことで我慢するようにしましょう。
チャイを飲んだら余計なケーキ類は食べない
チャイを飲みたいと外で行く先にはおいしそうなケーキ類があります。その場合、ケーキ類は一切食べないことが大切で、もしケーキやパン類を食べるなら、それが1食だと考えましょう。すなわちティータイムではなくランチタイムにチャイとケーキ類を飲食するのです
つまりこれが昼ご飯あるいは夕飯として考えるのです。それならチャイは構いませんから、大いにこの独特の味を楽しみましょう。しかしそうではなくティータイムならばケーキ類やパン類には手を出さないように心がけましょう。
チャイに含まれる栄養素とは?
チャイには3大栄養素が含まれている
たとえばチャイで紅茶葉小さじ1杯、牛乳コップ0.25杯 、砂糖(三温糖)小さじ1杯、シナモン1g だとカロリーは55.8kcalで、含まれる栄養素には3大栄養素が含まれています。すなわち、炭水化物が7.3 g 、たんぱく質が2.1g、脂質が2gとのことです。
お茶でこのように3大栄養素を含むのはほかには例がないようで、したがってこの飲み物のカロリーも高くなるのでしょう。いずれにしてもこのような栄養分が含まれていることはまぎれもなく単なる飲み物ではないと考えられます。もちろん食事ではありませんが、いわば食事並みの栄養分がある飲み物と言えます。
チャイに含まれるビタミン類は多彩
チャイは主原料が紅茶の葉なので栄養素はたいして含まれていないかと言いますとそうではなく、数々のビタミンを含んでいます。すなわちチャイに含まれるビタミン類は、ビタミンA、B1をはじめビタミンCやD, さらにはEやKがありますし、葉酸も含まれています。ほかにはわずかですが食物繊維もあります。
意外に感じるのはビタミンCがないことです。しかしいずれにしてもこれだけ多くのビタミン類が含まれていることは身体には良いことといえますから、ダイエット中でもショート程度は飲むのもいいことだと思います。
チャイに含まれるミネラル類で多いのはカリウム
チャイに含まれるミネラル類を見ると、ナトリウムがあるのは当たり前ですが、ほかにカリウムが多く含まれているのが目立ちます。またカルシウムや鉄分と亜鉛がバランス良く含まれています。ナトリウムとカリウムは相対するミネラルで、ナトリウムが多いのはあまり褒められたことではないにしても、カリウムが多いことは歓迎すべきでしょう。
また、鉄分は血液に必要ですし、亜鉛分は美容に良いことで知られています。チャイが美容に良いということは亜鉛が含まれているからかもしれませんが、ほかの効用としては血液の循環をスムーズにして冷えを防ぐことがあげられます。
チャイのカロリーを抑える低カロリーレシピ
和風にアレンジしたほうじ茶を使うおいしいチャイ
【作り方】
1)材料は、ほうじ茶、しょうが薄切り、シナモン1本、牛乳とハチミツまたは黒砂糖です。
2)蓋付の鍋で水を沸騰させてほうじ茶、しょうが、シナモンを入れて煮ます。
3)牛乳を加え加熱して、沸騰直前にハチミツか黒砂糖を溶かし入れ、火を止めて茶こしで濾します。
【ポイント】
シナモンはパウダーよりスティックがおすすめです。またほかのスパイスもお好みでいろいろと試してみましょう。自分なりのチャイを楽しむのはいいことです。
ホッカホカに温まる豆乳と紅茶の自家特製のチャイ
【作り方】
1)豆乳、紅茶のティーバック、クローブ、スパイスのシナモンパウダー、カルダモンパウダー、ブラックペッパー、ジンジャーパウダーと黒糖を用意します。
2)鍋で水沸騰させ、紅茶のティーバックとクローブも砕いて入れます。
4)紅茶のティーバックを取り出して、スパイスを入れ、豆乳を入れます。
5)茶こしでスパイスを濾してカップに注ぎ、黒糖を入れます。
【ポイント】
黒糖をたっぷり入れて甘くするとおいしいです。ジンジャーパウダーは少量にすると言いでしょう。
アップルティーのパックで簡単に作れておいしいチャイ
【作り方】
1)用意するのは、アップルティーパック、生姜、クローブ、黒胡椒、シナモンパウダー、カルダモンパウダー、はちみつと牛乳、お水です。
2)鍋に水を入れて沸騰させたら生姜のスライスを入れ、弱火でスパイスとティーパックを煮ます。
4)牛乳を入れて、蜂蜜で甘さを調節します。
【ポイント】
ビタミンや ミネラル・カルシウムが豊富なはちみつをつかうことでカロリーを抑えながら栄養素を摂ることができますからおすすめのチャイです。
まとめ
チャイは単なる午後の紅茶ではなく、いわば準食べ物という豊富な栄養素を含んでいます。その理由はいろいろなスパイスを混ぜるからで、外で飲む時にはカロリー表示に注目しましょう。多く飲み過ぎるとダイエット効果が心配になります。なお自分でもいろいろと工夫して作れますから試してみましょう。紅茶が基本ですが日本茶でも作ることができます。
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