微レ存という言葉を、ネット上で見かけたりする機会はあるものの、実際にはどんな意味であるかがわからないという人も多いのではないでしょうか。この謎のネット上の言葉「微レ存」についてを、徹底的に調査してみました!その意外なルーツや本当の意味など、微レ存を使っている人は一度きちんと理解しておいた方が良いかもしれません。
「微レ存」って何?
みなさんは、「微レ存」という言葉をご存知でしょうか?現在ネット上でよく使われる言葉であると言われており、主に若者の間で使われる略語であると言われています。この微レ存は、ネット上の掲示板などで多く使われていることから、掲示板を見ない人などはおそらく見たこともない人もいるのではないでしょうか。
この微レ存という言葉の見た目からは、なにか科学で使うような専門用語、あるいは漢語などを連想する人も多いかもしれません。そして、意味も深いものであると想像する人もいるかもしれませんが、実際の意味はともかく、微レ存の言葉のルーツには驚くべき真実があるのです!そのため、実際に意味を知って使っている人でも、微レ存のルーツまでを知らない人は注意が必要です。
今回は、この謎の言葉「微レ存」についてを、徹底的に調べてみました。微レ存の意味からその元ネタ、微レ存の使い方や使われ方、微レ存の使用上の注意などを詳しく説明していきます。微レ存という言葉ををまったく知らないという人や、微レ存を知っているけれど詳しい意味合いなどはあまりわからないという人などは、ぜひ一度こちらの記事を見てみてはいかがでしょうか。
「微レ存」について
「微粒子レベルで存在している」の略
「微レ存」とは、微粒子のごとく僅かな可能性を表時に使われる言葉であり、「微粒子レベルで存在している」のという文章を略称したネットスラングであると言われています。「微粒子レベルで存在している」という文章のそれぞれの単語の頭文字を取り「微レ存」になったと言われています。
初出は2chの就職板内の日本ペイントスレで、その後、温泉板のDBスレや、同じく就職板の三井住友銀行スレでいろいろと変化をして微レ存になったと言われています。このように、微レ存にはいろいろな説があるものの、一番有力な説は2ちゃんねるの就職板またはガイドライン板であり、もともとは「HTNの陰茎にはTDNの大便が今なお微粒子レベルで残留している…?!」という書き込みから始まり、「真夏の夜の淫夢」スレに飛び火をし、変化して現在の形になったと言われています。
意味
微レ存とは、「限りなく低いけれど可能性はゼロではない」という意味であると言われており、可能性が非常に低いことを表すときに使われる言葉であると言われています。主にネット上の書き込みなどで使用されることが多く、元の意味を知らずに使っている人も多いようです。
そして、略語であることから、文章を短縮でき使い勝手が良いため、気軽に使用している人も多いようです。ただし、このような微レ存とは、一般常識的には可能性の低い事柄に対して、「それでも100%無いとは言い切れない」という場合などに使うことが適切であると言われています。
また、なんと現在のiOSでは「微粒子」と打ち込んだ際の予想ワードに、「レベルで」「存在」と出てくるようです。これを一つのワードに組み立てると、「微粒子レベルで存在」「微レ存」となることから、それだけすでに知名度の高い言葉であることが伺えます。ちなみにこの変換は、Google IMEでも変換ができるようです。
このような微レ存の類義語や同義語には、以下のようなものがあります。
・そうなって欲しいけれど、可能性はほとんど期待できない。
・可能性はないけれど、そうなったらいいなぁ。
・「無きにしも非ず」と同義。
これらの意味合いを微レ存の3文字で表現できることから、言葉としては便利な言葉であると言えるかもしれません。しかし、一般的にはこのような意味合いとしては通用しないために、この記事を読んだ後に誰かれ構わず「微レ存」を多用するのは控えるようにしましょう。
読み
微レ存の読み方は、「びれぞん」もしくは「びれそん」と読みます。そのままの言葉の読みで良いのですが、ぱっと見が漢語のように見えることから、読み方がわからない人も多いようです。しかしネット上では、どちらかというとそのままの読みである「びれそん」の方が正しいという意見の方が多いようです。
そのため、読みは念の為に「びれそん」としておいた方が良いかもしれません。確かに、普通の言葉とは違う何かしらの違和感を感じる文字列であるため、普段ネット上の掲示板などを利用しない人にとっては、まったく意味も読み方もわからない言葉であると言えるでしょう。
漢語のレ点ではない
微レ存という言葉の見た目が漢語のように見えることから「レ点」であると勘違いしてしまう人も多く、読み方を「ゾンビ」だと思ってしまう人もいるようです。しかし、前述したように、漢文とはまったく関係がなく、ただの頭文字をとった単語であるため、あくまでも見た目そのままの文字を読むようにしましょう。
このようなことから、「びれそん」を「ゾンビ」と読んでしまった場合には、おそらくその文章の意味がまったくわからなくなってしまうので、きちんと微レ存を理解している相手にだけ使った方が無難な言葉であると言えるでしょう。そのため、決して微レ存の意味が何であるかなどを、漢語の先生に質問をするようなことはやめましょう!
ネットスラングである
前述でも触れたように、微レ存とはネット上の掲示板で使われていた言葉の言い回しが変化していき、その変化した文章を省略したネットスラングの一種であると言われています。そのため、一部の若者の間で使われている言葉であることから、人によってはまったく知らないという人もいるようです。
そもそも、ネットスラングとは、インターネット上で使用されている俗語(スラング)のことであり、ほとんどの場合、ネットの掲示板やチャット、電子メール、SNSといったコミュニティ上で発生する言葉であると言われています。このようなネットスラングは、文字によるコミュニケーションを活用しており、さまざまな表現のインターネットスラングが現在は存在していると言われています。
ネットスラングの多くは、省略やパロディ、誤変換などをパターンとしており、顔文字などもネットスラングの一つであると言われています。ネットスラングの代表的なものとしては、お疲れ様を省略し漢字変換した「乙」や、わくわくしている様子を子音で表現した「wktk」(ワクテカ)、がっかりした姿を文字で描いた「orz」などがあります。
このようなネットスラングは、発生してもすぐに消えていくものが多いものの、中には流行語として長く使い続けられるものもあると言われています。その代表的なものが、「KY」や「ツンデレ」、「ネットカフェ難民」「リア充」などであり、これらはすでに社会的に広く認知度を得ていると言われています。
それに比べ、微レ存は普通の言葉としてはまだあまり認識されていないことから、ネット上以外では使用されることは少ないようです。ただし、この言葉の元ネタが卑猥なスレ板であったことから、内容を知らずに乱用すると場合によっては白い目で見られてしまう可能性があるので、使い方には注意が必要です。
元ネタを知らずに使用する人も
微レ存・微粒子レベルで存在しているの元ネタは、「真夏の夜の淫夢」というスレであると言われており、このような淫夢ネタが関連している言葉でもあるため、過度な使用は控えた方が良いとネット上では言われています。
淫夢ネタとは、主にコートコーポレーションから発売されたゲイビデオ「真夏の夜の淫夢」および、その作品に関連するものであると言われています。また、このような元ネタから派生したスラングを総称して「淫夢語録」や「淫夢語」と呼ぶようです。
もともとの始まりは、2001年7月に発売されたゲイビデオ「Babylon34 真夏の夜の淫夢 theIMP」に、某プロ野球選手の出演が発覚したことにより、注目を集めネット上で書き込まれたことから、淫夢ネタが発生したと言われています。また、真夏の夜の淫夢および関連作品は、登場人物の個性の強さやインパクトのある演技、数々の名言などが人気となったために、ネット上で一大ジャンルにまで発展をしたことから、このような語録までもができたと言われています。
しかし、ネット上で流行しだした頃には、すでにこのような元ネタの影も薄くなり、微レ存の意味自体が「限りなく低いけれど可能性はゼロではない」というものとして使われていたことから、元ネタを知らずに使用している人も多いと言われています。そのため、元ネタを知っているネットユーザーからすると、このような認識なしに多用する人が増えてしまうと、若干ややこしいと感じてしまう人もいるかもしれません。
「微レ存」の元ネタ
もともとは「微粒子レベルで残留している」
前述もしたように微レ存は、もともとは2ちゃんねるのただの書き込みであったものが、「真夏の夜の淫夢」というゲイビデオのスレに飛び、そこから広まり変化したものであると言われています。
このゲイビデオのタイトルの由来は、ウィリアム・シェイクスピアの作品である「真夏の夜の夢」であると言われています。インターネット上においては、「真夏の夜の淫夢(まなつのよるのいんむ)」と呼ばれており、正式タイトルで呼ばれることはほとんど無いようです。そして、この作品は「素人もの」のゲイビデオであるため、実際ににはキャストなどは公開されていないと言われています。
そのため、発売当初は単なるゲイビデオの一つに過ぎなかったため、とくに話題にはならなかったものの、ビデオにも出演しておりパッケージにも写っていた俳優が「プロ入りが有望視されていた大学生Aに似ている」とネット上で炎上したために、次第に話題になっていきました。 さらに、大学生Aに対して、当時からゲイに関する疑惑が上がっていたことから、よりこのゲイビデオに世間は注目してしまったと言われています。
また、「真夏の夜の淫夢」は単一のビデオタイトルであるものの、ネットコミュニティ上では国内の和製ゲイビデオを総称する言葉として用いられており、ニコニコ動画内ではタグ付けもゲイビデオのくくりとして付けられてしまうと言われています。
このようなことが由来となり、「淫夢」という言葉自体が「ホモやゲイビデオを無許可でネットに流がし、多くの人と共有する文化」という意味合いで認識されるようになったと言われています。そして、現在でも幅広いネットユーザーにより、淫夢はさらに開拓・拡大され続けられている文化であると言われています。
この淫夢のゲイコミュニティに属する人は、通称「淫夢民」と呼ばれており、このような人たちは主に「淫夢語録」を使用することが多いことから、淫夢ネタから発生した微レ存も過度に使用してしまうと、淫夢民と勘違いされてしまうおそれがあるので注意する必要があるでしょう。
2ちゃんねるに書き込まれた
これらの、前述しているスレとは、すべて2ちゃんねるのスレのことを指しており、そのため微レ存はもともとは2ちゃんねるから生まれた言葉であると言われています。この2ちゃんねるに書き込まれた「今なお微粒子レベルで残留している…?!」というコメントから、いつのまにか「~な可能性が微粒子レベルで存在している…?」といった使われ方をするようになったようです。
そのため、2ちゃんねるのネットユーザーであれば、ほとんどの人は微レ存の意味やその由来を理解していると言えるでしょう。また、理解しすぎているために、微レ存の使い方によっては、淫夢民であるとみなされてしまう可能性もあるので、気をつけるようにしましょう。
また、微レ存は、この言葉の由来を知ってか否かはわかりませんが、2014年の女子中高生流行語(通称JKJC流行語)として、10位にランクインしていました。そのため、ネットを利用する女子高生の間でも流行った言葉であると言われています。むしろ、微レ存の本来の意味を知って女子中高生が多用していたのだとすれば、まさに世も末であると言えるかもしれません。
徐々に変化していった
このように、2ちゃんねるに書き込まれた言葉が元となり、ゲイスレである「真夏の夜の淫夢」へ飛び火をし、さまざまに変化した結果、微レ存が生まれたと言われています。
ちなみに、その変化の模様は、以下のようになっています。
・「中田の口内には、TDN・HTN・TNOKのチンカスが現在も分子レベルで残留している…?」
(「DB」日本ペイント株式会社「アッー!」のスレより)
↓
・「DBの口の中には今なおTDN・TNOK・HTNのチンカスが微粒子レベルで残留しているかもしれない?!」
(「DB・KYN」日本ペイント株式会社6「アッー!」のスレより)
↓
・「中田の口内には三浦・中村・TNOKの恥垢が今なお微粒子レベルで残留している…?!」
(大坊温泉のスレより)
↓
・「HTNの陰茎にはTDNの大便が今なお微粒子レベルで残留している…?!」
(「緑の兄貴」三井住友銀行「SMBC」2のスレより)
このように、各スレに書き込まれた元の言葉が徐々に変化していき、最終的には現在の「微粒子レベルで存在している…?」というような文章に至ったと言われています。そして、さらにこの文章が略され「微レ存」というネットスラングが生まれたと言われています。
使い方・使われ方
例文
微レ存の元の意味を実際に探ってみると、かなりハードなものであったということがわかるものの、現在に至ってはネット上ではごく普通の会話として使われていることが多いようです。ただし、字が見えないと意味が伝わりにくいために、日常生活で使用されることは少ないと言われています。
微レ存の使い方としては、主に「AがBする可能性が微レ存」という使い方がもっとも一般的であると言われています。意味を知っている人同士であれば、微レ存は使い慣れるととても便利であるため、普段からよく使われている言葉であるようです。このような、微レ存を使った例文としては、以下のようなものがあります。
・ぼくも就職できる可能性が微レ存
・スイカバー温めたらスイカになる可能性が微レ存
・昼から晴れる可能性が微レ存
・心からイケメンになりたいと思えばイケメンになれる可能性が微レ存
上記の文章のように、微レ存は「そのようになる可能性は限りなく低いけれど、可能性はゼロではない」という、やや期待を込めたような意味合いの使い方をされることが多いようです。もはや、もとの淫夢ネタのかけらもないため、元ネタを知っている人にとってこのような使い方は、複雑な気持ちになる人もいるかもしれません。
しかし、例文のように知っている人同士であれば、かなり文章を短縮することができるので、ラインなどで使う際にはとても便利な言葉であると言えるでしょう。
主にネット掲示板で
前述もしたように、微レ存は主に2ちゃんねるのネットの掲示板で使われており、「○○である可能性が微粒子レベルで存在している?」というところを、「○○である可能性が微レ存…?」というように置き換えて使うのが適切であると言われています。
掲示板に書き込むネットユーザーのほとんどは、おそらく元ネタなども知っていることから、とてもうまく活用をしている人も多いようです。ただし、流行後は意味を知らずに使っている人も多いことから、2ちゃんねるユーザーの間では使用上の注意を促す人も出てきているようです。
しかし、ネット以外の世間一般的には、女子中高生や大学生などが使うことも多いため、若者の間で流行している言葉であるのは間違いないでしょう。そのため、年配の人にはおそらくわからない言葉であることから、若者やネットを普段活用している人以外の前で使うのは避けた方が良いかもしれません。
万が一、年配の方が微レ存の意味を調べたときに、元ネタである淫夢までたどり着いてしまった場合には、微レ存を使ったあなたは人格を疑われてしまう可能性があるので、使う相手には十分に注意する必要があります。
「微レ存パワー」
また、このような、微レ存を歌詞にまで使ってしまったアイドルグループもいるようです。この「微レ存パワー」を歌詞に使ったアイドルグループは、「私立恵比寿中学」という女性アイドルグループです。しかし、その使い方が適切なものとはあまり思えないことから、もはやネット上ではこの微レ存の意味を知らずに歌詞に使っているのではないか、とも言われています。
この微レ存パワーは、彼女たちの歌詞以外では使われることはあまりないため、2ちゃんねるやホモやゲイとは関係のない、オリジナルで作った言葉であると言えるでしょう。そもそも、純粋なイメージであるアイドルグループが、この微レ存の意味を知っていて歌詞に使用していたら、ちょっと引きますよね。
そのため、この微レ存パワーという言葉の意味は、あまり知られておらず、そのまま直訳をすれば、「微粒子レベルで存在しているパワー」ということであると言えるでしょう。しかし、適切な使い方であるとは言えないことと、アイドルが使うにはややハードな元ネタの内容であることから、流行語であったために歌詞についいれてしまったというような認識の方が強いようです。
私立恵比寿中学のちちんぷい
前述した「微レ存パワー」を歌詞に使っているのは、「私立恵比寿中学」というアイドルグループの「ちちんぷい」という曲になります。私立恵比寿中学とは、スターダストプロモーションに所属し、2009年に結成された8人組の女性アイドルグループです。
自称「King of 学芸会」と名乗っており、略称は「エビ中」であると言われています。架空の学校である「私立恵比寿中学 1年B組」として、「キレのないダンスと不安定な歌唱力」をキャッチフレーズに、家電量販店やショッピングセンターなどで無料の公演を中心に活動を行い、人気を集めたアイドルグループです。また、パフォーマンスがサブカルチャーを好む一部の人達からも人気となったために、「今、会えるサブドル」という名前も名乗るようになったようです。
このような人気アイドルが歌詞で使用したために、このちちんぷいで微レ存を初めて知ったという人も多いようです。そのため、ネット上では、この微レ存とはどんな意味であるかを聞くファンの姿もたまに見られるようです。以下、参考までに「ちちんぷい」の歌詞になります。
私立恵比寿中学「ちちんぷい」
ごー とぅ ざ 迷路!あえて行け!
行き止まり穴あけちゃえ
おぉ!これは秘密の部屋見っけ!(がちゃっとな)
おーぷん ざ 心!開けてみよっ!
何が入っているかな?
おぉ!これは熱くたぎるもの!(イャァーオ!)
もう爆発寸前!?
怖い!怖い!怖い!怖い!怖いっ!!
なんだってやるぜっ!!
TRY!TRY!TRY!TRY!TRYっ!!
ちちんぷいぷいポイッ!(ポポイ!)
微レ存パワー(ポイポイポイ!)
痛いの!怖いの!飛んでゆけバイバイバイ(ハイハイハイ!)
先輩の答えはもう要らないね
ガキだからピカるん答えもあるぜ
すとっぷ ざ 成長!永遠に
毎日おやつ食べまくり
おぉ、、!喉に詰まらせちゃったよ(んがくくくっ)
くろーず ざ 瞳 閉じたって
何も見えやしないよ
そおちゃんと目の前を見なきゃ(描けない)
もう爆発寸前!?
怖い!怖い!怖い!怖い!怖いっ!!
さぁ出発進行!
前良し!後ろ良し!発車します!
ちちんぷいぷいポイッ!(ポポイ!)
唱えよう!(ポイポイポイ!)
不安や迷いよ どっかゆけバイバイバイ(ハイハイハイ!)
大人の答えはもう聞かないよ
ガキにしか出来ない事もあるぜ!
ポイッ!ポイッ!ポイッ!ポイッ!ポイッ!
ポイッ!ポイッ!ポイッ!ポイッ!ポイッ!
ポイッ!ポイッ!ポイッ!ポイッ!ポイッ!
ポイッ!ポイッ!フーッ!!!
ちちんぷいぷいポイッ!微レ存パワー
痛いの!怖いの!飛んでゆけバイバイバイ!ハイハイハイ!)
先輩の答えはもう要らないね
ガキだからピカるん答えもあるぜ
ちちんぷいぷいぷいぷいポイッ!ポイッ!
痛いの怖いの飛んでいっちゃえ!!
まったく歌詞の意味はわかりませんが、このようなことから、私立恵比寿中学はおそらく流行語であったことから、ちちんぷいの歌詞に使っただけであり、微レ存が本来はゲイやホモの間で使われている言葉であったということは、知らないのではないでしょうか。
しかし、どちらにしても、このような人気アイドルグループの歌詞に使われるくらい、微レ存という言葉はネット上や若者の間で流行している言葉であると言えるでしょう。
音無小鳥のドラマCD
また、他にもアニメ版アイドルマスターのドラマCDである「音無小鳥の765プロ秘密レポート」でも、音無小鳥が「赤裸々なトークの中で究極の秘密が暴かれる可能性が微粒子レベルで存在する…!」という台詞を発したことから、ネット上で話題になったと言われています。
この、音無小鳥(おとなしことり)とは、ゲームソフト「THE IDOLM@STER(アイドルマスター)」の登場人物であり、芸能プロダクションの「765プロダクション」が誇るウフフな事務員さんです。彼女の愛称には、小鳥さん、ピヨちゃん、ぴよぴよなどがあり、その人気ぶりからサブキャラクターであるにもかかわらず、CDドラマやラジオ、ライブのMC役としてなど、多くの公式コンテンツに度々登場しています。
そんな人気のキャラクターが、この微レ存を使っていることから、萌え度もかなり高かったのではないでしょうか。また、人気のアニメキャラクターが微レ存を使ったことにより、よりいっそうネット上のアニオタたちは興奮を覚えたようです。さらに、意味深な台詞のなかで可能性を匂わすような意味合いの微レ存を使っていることから、ファンの間では大きな話題になったと言われています。
使用上の注意
元ネタを知って使おう
この微レ存は、前述もしているように、元ネタはゲイビデオであり、その世界の人たちが使う用語であることから、きちんと理解をして使うようにしないと、いろいろな誤解を招くおそれがあるため注意が必要です。
もともとは2ちゃんねるのゲイスレ「真夏の夜の淫夢」であったことから、このコミュニティに属する淫夢民の人たちが使っていたために、あまり多用をすると淫夢民であると思われてしまう可能性もあるでしょう。そのため、使用方法や使用する場所などをきちんと把握する必要もあるのではないでしょうか。
また、前述でも触れましたが、2ちゃんねるとは程遠い年配の方や自分の両親などに微レ存を使ってしまった場合に、もしもこの言葉に興味を持たれインターネットで調べられてしまったときには、「真夏の夜の淫夢」までたどり着くのは簡単なことであるため、あらぬ誤解を招くおそれもあるでしょう。
自分の身内などに、自分がゲイであると思われたり、女性の場合にはゲイビデオを見るような趣味があるのかと勘違いされるのは、とても辛いことです。さらに、もし身内がこのように勘違いしてしまった場合には、おそらく言いづらいためにあなたに直接何かを言うことすらできないのではないでしょうか。
このようなややこしい勘違いが身内で発生してしまうと、コミュニケーションがうまく取れなくなってしまう可能性があるので、使う相手には十分に気をつけるようにしましょう。
現実で使用するのは内輪程度に
前述したような年配の方以外でも、ネットを使用しない人には理解できないため、微レ存の意味をきちんと理解できる相手にのみ、使った方が良いと言えるでしょう。しかし、たとえネットユーザーであったとしても、微レ存という言葉の意味を知らない人も多いはずです。
そのため、なるべくであれば、実際に使用するのは意味を理解できている内輪の間だけにした方が良いでしょう。なぜなら、微レ存の意味を知らない人に使っても文章の意味がまったく理解できないため、面白くもなんともないからです。また、前述したように、同様に内容をネットで調べた際に、あらぬ誤解をされることもあるかもしれません。
そのため、この微レ存を楽しく活用するには、お互いにこの言葉の意味や由来をある程度知っている仲である必要があると言えるでしょう。お互いに意味がわかっていれば、面白く活用することができ、便利な言葉でもあることから、おそらく多用してしまうようになるかもしれません。
また、微レ存の意味がわかっている間柄のグループであれば、みんなで活用するのは文章も短縮でき、とても有効であると言えるでしょう。
まとめ
微レ存という言葉について説明をしてきました。微レ存とは、「微粒子レベルで存在している」という文章の略語であり、意味合いとしては「限りなく低いけれど可能性はゼロではない」というときに使われる言葉であると言われています。
使用例としては、「AがBする可能性が微レ存」という使い方がもっとも一般的であると言われており、意味合いをきちんと理解したもの同士が使う際には、とても使い勝手の良い言葉であると言われています。
微レ存は、もともとは2ちゃんねるのハードゲイビデオの「真夏の夜の淫夢」のスレに書き込まれた文章が変化していったネットスラングであるものの、その本来の意味合いなどは現在使用している人の中にはまったく知らない人も多いようです。
そのため、人気アイドルグループの歌詞にまで使われてしまうなど、微レ存の使い方は今ではとても幅広くなってきていると言われています。しかし、このようなもともとの言葉の意味を知らずに使用してしまうのは、あらぬ誤解を招くおそれもあるため、使用する際にはきちんとこの意味を把握し、使う相手にも注意をする必要があるでしょう。
使い相手によっては、まったく微レ存の意味を知らない人もいるため、文章の意味すら伝わらないおそれがあるからです。
また、あまりにも気に入って多用してしまうと、ゲイ疑惑やゲイビデオ好き疑惑も上がってしまう可能性もあることから、使う場所や相手を選ぶ言葉であると言って良いでしょう。しかし、ネット上などではとても使い勝手が良い言葉でもあることから、正しく使い分ければ便利な言葉であるとも言えます。
このようなことから、微レ存を使うのはネット上などに限定するか、もしくはこの言葉の意味をお互いに理解している少数の友人同士など、内輪の仲間だけで楽しむことがベストな使い方であると言えるでしょう。
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