産まれたての赤ちゃんなみに「頭皮を柔らかくする」12の方法

体の悩み
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「頭皮の柔らかさと髪の美しさは、比例する」こんな言葉を聞いたことがあるでしょうか。

髪がパサパサになったり、ひどく傷んだりしたときは、新しいヘアオイルを探したり、価格の高いトリートメントを買ってみたりと、「髪の毛のケア」にばかり目が行きがちです。

しかし、根本的な解決策は、「髪のケア」だけではありません。実は、美しい髪の毛を実現させるには、「頭皮を柔らかくする」ことが必須なのです。

そこでこの記事では、産まれたての赤ちゃんのように「頭皮を柔らかくする」実践方法を詳しくお伝えします。

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なぜ頭皮は硬くなる?

赤ちゃんや子どもの頭皮は、驚くほどフワフワと柔らかい状態なのに、大人になるにつれて頭皮が硬くなっていきます。

まずは、「どうして頭皮は硬くなるのか」その原因を確認しておきましょう。

頭皮が硬くなる原因には、血行不良・乾燥・コラーゲン不足の3つがあります。

血行不良

体の一番上、てっぺんにある頭皮は、実は血液が循環しにくい場所です。

その上、血管も細く、意識してケアしていない限り、多くの人が血行不良に陥っています。

血行不良になると、頭皮が凝り固まって、硬くなってしまうのです。

乾燥

皮膚は、水分を失うと硬くなる性質があります。もちろん、頭皮も肌の一種です。

乾燥している頭皮は、枯れ果てた大地のように、カチカチに硬くなってしまいます。

コラーゲン不足

皮膚の弾力や柔らかさは、皮膚内に存在する「コラーゲン」の量に左右されます。

コラーゲンが減った頭皮は、萎んで弾力がなくなり、柔らかさを失ってしまいます。

 

硬い頭皮が原因で起きるトラブル

ところで、どうして「硬い頭皮」が問題になるのでしょうか。それは、頭皮が固い状態だと、さまざまなトラブルが起きやすくなるからです。

頭皮は、いわば健やかな髪を育てるための土壌です。硬い頭皮は、その土壌が荒れ果てた状態と言えます。

硬い頭皮によって引き起こされるトラブルを羅列してみましょう。

  • 薄毛・抜け毛
  • 白髪
  • 猫っ毛
  • 癖毛
  • 髪の傷み
  • おでこのシワ
  • まぶたのくぼみ
  • 目の下のクマ
  • 顔のくすみ
  • 顔のたるみ

髪の毛に関わるトラブルはもちろんのこと、顔の皮膚と一枚皮でつながっている頭皮は、顔にまで影響を与えてしまいます。

本気で肌の若返りを目指す人は、スキンケアだけでなく頭皮を柔らかくするためのケアを同時に行う必要があると言えます。

 

簡単!頭皮の硬さチェック

今までは頭皮に無頓着でも、大事な髪の毛にも肌にも影響を与えていると知れば、嫌でも頭皮の状態が気になりますよね。

早速、頭皮の状態をチェックしてみましょう。

頭皮チェック1

おでこを指の腹で軽く押した後、頭皮を同じように指の腹で押します。その結果・・・

おでこと頭皮が同じ柔らかさ ○問題なし
おでこより頭皮の方が硬い ×頭皮が硬い傾向あり

頭皮チェック2

両手の10本の指を広げて、頭皮全体をつかむようにします。そのまま円を描くように指を動かします。その結果・・・

頭皮が指と一緒に動く ○問題なし
頭皮が指と一緒に動かない ×頭皮が硬い傾向あり

頭皮チェック3

鏡を2枚使って、頭皮の色を確認します。その結果・・・

青白い ○問題なし
茶色または赤い ×頭皮に血行不良の傾向あり

さて、結果はどうだったでしょうか。3つのうち、1つでも「×」があった人は、頭皮の状態が悪化しています。

すぐに頭皮のケアを始めましょう!

水分をこまめに摂る

まず最初に気を配って欲しいのが、「水分をこまめに摂る」ことです。

体内に水分が充分にないと、頭皮が乾燥する原因となるのはもちろん、血液もドロドロになり血流が悪くなります。

「喉が渇いたら飲む」というスタイルの人は、「喉が渇く前に飲む」(喉を渇かさない)ように注意してみてください。

というのも、「喉が渇く」というのは、すでに体が脱水気味になっているというサインです。喉が渇く前に先手を打って水分補給することが、頭皮のうるおいにつながります。

 

目の疲れを解消する

Office worker complaining suffering eyestrain at work

目の疲れと頭皮の柔らかさなんて、一見何の関係もなさそうですが、実は密接な関係があります。

目と頭皮は非常に近い位置にあり、相互に影響し合っています。目が疲れたときに、頭痛になった経験のある人は多いのではないでしょうか。

この頭痛は、一般的に緊張型頭痛と呼ばれ、目を酷使することで顔の筋肉が緊張しつづけ、頭皮が硬くなってしまうことが原因と考えられます。

さらに、目が疲れると頭痛だけでなく、頭のコリの原因にもなります。

しかもコリは血行不良のもとなので、頭皮に必要な血液が巡らなくなり、どんどん硬くなってしまいます。

この目の疲れを取るためには、ホットアイマスクを使ったり、目の周りをこめかみを中心にマッサージしたり、目薬を注すなどの方法が有効です。

また、長時間続けてパソコンやスマートフォンを使ったり、読書し続けるのは目の負担になります。

1時間に1度、3分間、目をつぶって目を休ませるようにしましょう。この3分の有無で、目の疲労度は大きく変わりますので、一度お試しください。

 

肩コリ・首コリを解消する

目の疲れと同様に、肩コリ・首コリも頭皮を硬くする一因です。肩コリや首コリが邪魔をして、頭皮へ充分な血液が運搬されるのを妨げてしまうからです。

肩コリ・首コリの時間がある人は、まずはこれを解消しましょう。

目の疲れがある人は、「1時間に1度、3分間、目をつぶって目を休ませる」という方法をお伝えしましたが、このときに肩と首を回すようにしてください。

「回す」という方法は、体をほぐす一番簡単で確実な方法です。右回りに10回、左回りに10回、回しにくかった方へプラス5回を行いましょう。

 

頭皮に蒸気を当てる

頭皮にダイレクトに水分を送り込み、同時に血流を改善する方法として、「蒸気を当てる」ことはとても有効です。

フェイス用のスチーマーを持っているなら、それを頭皮に当てるようにしましょう。

スチーマーがない場合は、蒸しタオルでも代用できます。また、蒸しタオルを頭に巻いた状態で入浴すると、より効果的です。

 

体を温める

頭皮の血行が悪くなる原因の一つに「冷え」があります。冷えを治すためには、体を温めることが一番です。

特に下半身が冷えないように注意する必要があります。腹巻き、靴下の二枚履き、レッグウォーマーなどを上手に利用して、体を温めましょう。

また、氷入りの冷たい飲み物やコーヒーは、体を冷やす一因となります。飲み物は常温以上で飲むように心掛け、コーヒーの飲み過ぎには注意してください。

さらに、「夏の食べ物は体を冷やし、冬の食べ物は体を温める」という原則を覚えておくと、食べ物を選ぶときに便利です。

例えば、キュウリ・トマト・スイカなどは体を冷やす食べ物で、ゴボウ・ニンジン・カボチャなどは体を温める食べ物です。

ちなみに、体を温める食べ物と代表ともいえる「生姜」の旬は11月で、やはり寒い時期です。

最近は年間を通して生姜は入手できますので、毎日ジンジャーティにしたり、生姜湯にしたり、煮物に入れたり、いろいろな方法で取り入れるようにしましょう。

頭を柔らかくする食生活

頭皮が硬くなる原因の一つである「コラーゲン不足」は、体の内側からケアする必要があります。そのために、食生活を改善しましょう。

体内のコラーゲンを増やすために摂取したい成分は次の通りです。

タンパク質

コラーゲンはタンパク質の一種です。つまり、タンパク質がないとコラーゲンも生成されません。

頭皮を柔らかく健康に保ちたいのであれば、タンパク質は絶対に欠かせないものです。

肉・魚・卵・大豆がタンパク源となる食べ物です。毎食、どれか一種類は食べるようにしましょう。

どうしても食べ物から充分に摂ることができなかった日は、プロテインを常備しておき、夜に飲むようにします。

ビタミンC

ビタミンCは、タンパク質からコラーゲンを生成するときに必要になる成分です。

その上、抗酸化力が強く、頭皮が活性酸素という「肌のサビ」を進行させる物質に侵されるのを防いでくれます。

ビタミンCは、ピーマン・ブロッコリー・キウイフルーツ・イチゴ・レモンなどに豊富に含まれています。

ただし、余分に摂取した分はすぐに体外に排出され、体内に溜めておくことはできないので、一日の中で定期的に摂り続けることが大切です。

鉄分

ビタミンCと同じく、鉄分もタンパク質からコラーゲンを生成するときに必要になる成分です。

しかも、ほとんどの女性が慢性的な鉄分不足に陥っているとされるので、積極的に摂るようにしましょう。

鉄分は、レバー・卵黄・アユ・シジミ・大豆などに多く含まれています。

ただし、通常の食事から摂るだけでは不足しがちなことが多いので、吸収率を高めたサプリメントを利用するのも良い方法です。

 

頭皮マッサージを行う

毎日1回、欠かさず取り入れて欲しいのが、この「頭皮マッサージ」です。

方法は簡単で、前半の「頭皮の堅さチェック」で行ったのと基本的には同様です。

  1. 10本の指の腹で頭皮をつかみます
  2. そのまま頭皮に押し込むように、指の腹にギュッと力を入れます
  3. その状態で、クルクルと小さく円を描くようにマッサージします
  4. 右回り・左回り両方を行ってください

「イタ気持ちいい」と感じられるくらいの強さで行うと効果的です。毎日無理なく続けるために、シャンプー前の習慣とすると良いでしょう。

ただし、髪が濡れている状態で行うと髪を傷める危険があるので、髪を濡らす前に行うようにしてください。

また、マッサージの際に「椿オイル」を、週に1度ほどのペースで使うのもおすすめです。

椿オイルは人間の皮脂と同じ成分なので、頭皮に馴染みやすく、乾燥しがちな頭皮に潤いと栄養を補給することができます。

椿オイルを使ってマッサージしたら、そのまま髪をまとめてシャワーキャップなどをかぶり、湯船に浸かり10~20分ほどリラックスしてみてください。

 

スカルプエッセンスを使う

頭皮を柔らかくする成分を配合した、頭皮のためのスカルプエッセンス(頭皮用の美容液)も販売されているので、頭皮の硬さが深刻な場合は上手に取り入れてみましょう。

また、頭皮の血行促進と柔軟効果を謳っている育毛剤も、頭皮を柔らかくする効果があります。

血行促進成分の他に、ヒアルロン酸、セラミドなどの保湿成分が配合されているものなら、頭皮の乾燥もケアできます。

ハリ、ボリューム感のある輝く美髪を目指すなら・・・

スカルプエッセンスの中でも、富士フイルムが出している「アスタリフト」はおすすめです。

特に、頭皮の硬さ解消と一緒に、ハリやコシのある髪の毛を目指している人は、使ってみると効果をすぐに実感できます。

アスタリフト独自の成分が頭皮の毛穴の中までしっかり浸透し、頭皮を柔らかくするだけでなく、髪の土台となる「頭皮(=スカルプ)」をすこやかに整え、深刻なダメージや乾燥から守ってくれます。

しかも、頭皮へのやさしさを配慮したノンアルコール処方なので、スースーしないやさしい使い心地なのも魅力ですね。

髪型を変える

ロングヘアの人で、いつも同じ場所に髪を縛っている人は、それが血行不良を引き起こし、頭皮を硬くする原因となっている場合があります。

毎日同じ髪型を続けるのではなく、日によって髪型を変えるようにしましょう。

髪を縛る位置を変えたり、髪の分け目を変えたりすることが、頭皮のトラブルを防いでくれます。

また、あまりにも髪を強く引っ張って留めるようなスタイルや、頭皮にピンやクシが刺さるようなスタイルは、頭皮にダメージを与えてしまうので避けるようにしてください。

 

髪の毛を濡れたまま放置しない

シャンプー(入浴)をした後、髪を乾かさずにそのままにしている人は、それが頭皮環境を悪化させ、頭皮を硬くする原因になっているかもしれません。

実は、水分が蒸発していくときに、頭皮のうるおいまで一緒に蒸発させてしまうのです。

シャンプー(入浴)後は、手早くドライヤーで髪を乾かして、頭皮のうるおいが奪われないようにしましょう。

ただし、ドライヤーの熱を当てすぎても頭皮は乾燥するので、全体の8割程度が乾いたら、残りは冷風で仕上げるようにすると良いでしょう。

また、特に頭皮の乾燥が気になる場合は、ドライヤーで髪を乾かした後、フェイス用の化粧水を頭皮に付けて保湿しましょう。

 

屋外では風通しの良い帽子をかぶる

頭皮にとって大きなダメージとなる要因の一つに、「紫外線」があります。紫外線のダメージを受けた頭皮は、血行不良に陥る上に乾燥もひどくなります。

しかも、頭皮は最も太陽の光を浴びやすく、しかも日焼け止めが塗りにくい場所です。

そんな頭皮を紫外線から守るためには、「帽子」をかぶるのが最も確実です。

ただし、夏場に蒸れやすい帽子をかぶると、逆に頭皮環境を悪化させる危険性がありますので、風通しの良い帽子を選ぶようにしてください。

また、仕事の関係などで帽子をかぶれない場合は、日傘を使うようにしましょう。

 

ストレスを手放す

最後に、頭皮を柔らかくする上で、全ての人に心掛けて欲しいことは、「ストレスを手放す」ということです。実は、深い悩みや疲労感を抱えている人ほど、頭皮が硬くなる傾向にあります。

これは、ストレスがかかると自律神経の「交感神経」が過度に活性化し、アドレナリンが分泌されて、血管は収縮した状態になるためです。

このことは、体のさまざまな場所に影響を与えます。よく「心と体はつながっている」と言われますが、実際にストレス反応で血行が悪くなると、頭痛・胃痛などの不調が出やすいのです。

同じことは頭皮にも当てはまり、頭皮の血行が悪くなることで、頭皮は硬くなっていきます。

現在つらい悩みを抱えている場合、突然全てをポジティブに考えることは難しいものですが、ほんの数分でも、自分が良い気分でいられることを探してください。

好きな音楽を聴くこと、大好きな趣味に没頭すること、本を読むこと、空を見ること……あなたの好きなことをする時間を少しでも確保してみましょう。

そんな時間の積み重ねが、いつしかストレスから心と体を解放してくれます。

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