本当は大好きなのに“好き”の態度を出せないばかりか、瞬間的に避けてしまうという経験はありませんか?
意識するからこその“好き避け”はどんな心理状態から起きてしまうのでしょう。その傾向と特徴をお伝えします。
あまのじゃくな心
大人になっても、思春期の甘酸っぱい記憶をどこかに隠し持っている人は、異性とのことになると、とたんにそっけない態度をとったり、好きな気持ちを知られるのが恥ずかしい事に感じたりします。
「わたしの気持ちを知られるなんて絶対に嫌!」と思っていると、なかなか素直な態度をとることができません。片思いのケースに見られる特徴ですが、自意識が強く働くために素直になれないあまのじゃくな心がそうさせてしまいます。
気づいて欲しい
友人関係でありがちなケースとして、「やさしい言葉や態度で相手に好意をしめせるほど甘くない!」というオーラを見にまとい、相手からのアプローチを待っているタイプほど、近づいてくる相手に対して冷たい態度をとってしまったり、わざと嫌な顔をしたり、わかりやすく避ける行動をとったりして、自分の存在を暗黙のうちにアピールしてしまいます。
逆効果のように見えるかもしれませんが、顔はよそを向いていても目はしっかりと相手を追っています。
そんな瞬間を見つけたら、あなたに好意をもっている可能性が大!
また、あなたがいつもそんな態度なら、相手は「嫌われているんだ」と思うか、「なんでいるも避けられるんだろう」「何かしてしまったんだろうか」とモヤモヤした気持ちからついにはあなたの本意を聞いてくるでしょう。
少し屈折した愛情表現ですが、そうして“好き”という気持ちに気がついてほしいという願いにも似たアプローチなのです。
無邪気なふるまいが苦手
“好き”を全面に出している人をうらやましいと感じる人がいる反面で、“フェロモン光線”として気持ち悪さを感じるタイプもあります。
確かに、いつでもどこでも“相手と自分の関係”しか見えていない人達を見ると、時には目をそむけたくなってしまうこともありますが、人目もはばからずに無邪気に愛情表現するには“心が大人”になりすぎてしまい、常に冷静沈着が身についてしまった人達。
「そんなものほしそうな顔で相手と向かい合うなんて無理!」「それは高校生までに許されることでしょ?」「あんなデレデレした態度を出すくらいならツンデレのほうがまし!」など、プライドが邪魔して、状況そのものを避けてしまいます。
こういう人ほど、本当は素直に心を開ける相手を待っているものです。
受け身が持論
相手からの働きかけがないかぎり、自分から“好き”という事を絶対にあらわさないケースは、一見するとそれならそれまでと割り切れるドライなタイプに思われがちです。
自分から相手のいる場所に近づいたり、話しかけたりはしません。「見ていれば好意があるかどうか、わかるはず」という気持ちから、”働きかけ”をずっと待っています。
待ってみて、それでも来ないならしかたないという割り切りができる人なら良いのですが、意外にも受け身を得意とする人達はいつまでも待てたりします。きれいな女性やかっこいい男性のいわゆる“モテそう”な人達が、意外にも恋人がいなかったり、恋愛経験が少なかったりするのは、待つ人達だからです。
黙っていても注目され、好意を表してくれ、異性との関係が進展していくという、過去の経験が大人になっても続いているタイプは“好き”という態度を出すことを避けてしまうのです。
ジェラシー
好きな人が自分以外の人に向ける優しさや温かいまなざし、そんな態度を見るのも辛いと感じるケースは、“ジェラシー”が作り出してしまう切ない恋心からあえて避けてしまう事で自分を守ろうとする人です。
普通に話をしているだけでも、ちょっとした笑顔も他の人にむけてほしくないのですから、そんなシーンを見てしまったら、傷つくだけでなく嫉妬の感情が渦巻いてしまいどういう表情をして良いかわからなくなります。
見えない場所から眺めるのも辛いし、かといって一緒にいる時くらいはせめて自然にしていたいのに、“誰にでもやさしい人“を見るのがいやなタイプは、近づくことを避けてしまいがちです。
しかしながら、避けながらも相手の動向に目が離せないため、いつも心におもりを抱えています。思い詰めての行動に走ってしまいやすいのも、こうした隠された臆病な心がそうさせてしまうのです。
過去からの呪縛
好きな人が現れて、普通ならときめいたりドキドキしたり、何気ない日常も明るく楽しいものになるはずですが、心に秘めたままの方が良いと感じてしまうタイプの人もいます。
それは過去におきた恋愛がらみの何らかの失敗がトラウマになってしまっている人にありがちなケースです。
誤解されやすい人は、好意を持っている人からは気付いてもらえず、何とも思っていない人から好意をよせられて困ったり、知らず知らずのうちに思いもよらない方向へと進んでいきやすい性質から、“どうせわかってもらえない”という思い込みが、好きな人を自ら避けてしまう傾向につながっています。
不倫体質から抜け出せない
好きになる人は、どういうわけかいつも結婚していたり、既にフィアンセがいる人を好きになってしまう“不倫体質”の人は、自分の気持ちをさとられることを避けようとします。
今度こそ、むくわれる恋をしたいという切望にも似た気持ちから、幸せになるために相手を避けようとしてしまいます。防御のための“好き避け”もあるのです。
好きな相手は友達の彼氏だった
どんなに好きでも絶対に知られたくないケースは、友達の彼を好きになってしまった時ではないでしょうか?
“友達を傷つけたくない”友情と恋の板挟みから、必然的に相手を避けるようになってしまいます。
ですが、不自然になってしまっても友達に気付かれてしまうのではないかとか、友達の彼氏に迷惑をかけてしまうのではないかなど、揺れ動く気持ちを押し殺して友達関係を優先している人もいます。
きっかけは小さな事でも恋に発展してしまわないように強い自制心から、好きな人を遠ざける為に避けてしまうのです。
TPOを無視する相手
好きな人からの熱烈なラブコールでも避けてしまうケースもあります。
たとえば、会社などで“あの人はあなたが好きみたい”と周囲の人達にまでわかってしまっているケースや二人の仲が公的に認知されている状況は、公私のけじめという意味において対応に困ってしまうものです。
仕事上で話さなければならないこともあるでしょうし、面倒でも“普通”に装う必要があります。このケースは、 普通を通す事で、相手をこれ以上よせつけないための避け方です。
プライベートとオフィシャルなシーンを切り分けられない相手は、周囲への影響を配慮して避けてしまいやすいのですが、それが一方でお互いの不満要素に成ってしまった場合は、危険信号です。
避けようとするあまり、だんだんと面倒になってきて本当に避けるようになってしまわないように注意しましょう。
体質的な悩み
好きな相手を避けてしまう要素には、体質的な悩みを抱えているケースもあります。たとえば、体臭や口臭など、注意して予防できるものから、治療を要するものまであります。
その身体的な悩みが解決しない限り、相手に嫌われないように物理的な距離を取ることで自分を守るようにしてしまうのです。
こういう人達は、誰よりもそういう話題に敏感で、努力している人が多いのですが、嫌われたくないから避けてしまいます。
まとめ
好きでも避けてしまう要素はいろいろありますが、好き避けを解決するには「素直になること」が一番の特効薬です。
もし相手のことを本気で好きならば、本当のあなたを少しずつ見せてみましょう。素直さは幸せになれる大事なキーです!
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