頭が良くなる秘訣!脳のパフォーマンスを高速化する7つの方法

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今回は、「頭が良くなる方法」について紹介してみたいと思います。

と言いたいところですが、ここで大きな問題が発生します。それはそもそも「頭が良い」とはどのような状態を指すのか?ということです。

例えばサッカー選手、数学者、ビジネスマン、芸術家はどれも「頭の良さ」が必要とされる職業ですが、そこで問われる「頭の良さ」の内実は全く異なります。

現在のIQ検査では「IQ」つまり「知能指数」は「言語性」「動作性」と全く異なる2つのタイプに大別されており、単一の指標とはなっていませんが、それですら生物学者で科学史家でもあったスティーブン・J・グールドが指摘しているように便宜的に作り出された恣意的で不完全なものに過ぎないのです。

事実として、アインシュタインやダーウィンや野口英世は私生活ではだらしがなく、合理的とも言えない人間でしたし、サッカー選手が数学の定理を理解するのは難しいでしょうし、芸術家が交渉の末商談をまとめるというのも考えづらいです。(もちろん横断的に異なったタイプの「頭の良さ」を見せる人間もいないことは無いです。)

「頭が良い」という言葉から「要領の良さ」をイメージする人は多いと思います。確かに「要領の良さ」というのは雑多な情報から要点を抽出しまとめ上げる能力であり、「頭の良さ」の表れではありますが、同時にそれは「要点」の周囲にある「雑多な情報」を切り捨ててしまっているということでもあります。

科学史家のトーマス・クーンは「科学」の営みを「通常科学」と「科学革命」に大別しました。ここでいう「通常科学」とは一般的な論理性や合理性の追求のことで、「要領の良さ」はこれに当てはまります。

一方で「科学革命」とはある時点で存在していなかった全く新しい認識が生み出されることで、単なる「要点の抽出」「要領の良さ」ではこうした革命的な発見にいたることは出来ません。

アインシュタインは

「合理的に思考しているときに発見というものをしたことがない」という言葉を残しています。もちろん芸術が「合理性」から生み出されないというのは言うまでもありません。

このように「頭が良い」という言葉を安易に定義するということは不可能ですが、ここでは便宜的に「活発に思考している状態。もしくは頻度が高いこと」という定義をしたいと思います。

前置きが長くなってしまいましたが、「活発に思考している状態」を作り出す方法を見て行きましょう。

頭を活発に使いたいという人は、まず新しいことにチャレンジすることを心がけましょう。「新しいこと」は脳に対する刺激となりニューロンの生成を活発化させます。

一番良いのは新しい技術を覚えたり、住んでいる環境を変えたりすることですが、それ以外よりお手軽な方法としては、「外国の言語を学ぶ」「利き手の逆を使って生活する」などがオススメです。

 

興味のない本を読む

「新しいことにチャレンジする」と関連しますが、興味のないジャンルの本を読むのも良いでしょう。

ニューロン生成の活発化というのはもちろんですが、本を読むことで単純な知識情報のインデックスが増えることになり、そうした知識情報はふとした疑問に別の知識情報と関連付けられることがあります。

それを「創発」といい、全く新しい概念を生み出すこと(前述のT・クーンの表現ではパラダイムシフト)につながります。

 

メモを取る

頭を活発にするためには、頻繁にメモをとるというのも非常に効果的です。「メモ」というと、多くの人は「仕事上の情報、ノウハウ」を記録するものと考えがちです。

それももちろん重要でもあるのですが、それにとどまらずとにかく思いついたことや雑念などをとにかく書き出していきましょう。メモは文字だけでなく、絵や図で書くのも良いです。

こうしたメモはアイデア帳になるだけではなく、「書き出す」という行為によって主観的なイメージを客観化し、その意味について思考する契機にもなります。エジソンやダ・ヴィンチは生前膨大な数のメモを残していたということでも有名です。

 

有酸素運動をする

(あくまで適度な)有酸素運動をするということは、脳にとっても非常に有効です。有酸素運動は一時的に酸素を欠乏させるため、血液それを回復させようとより多くの新鮮な酸素を供給しようとするのです。

そうすると当然脳にもより多くの新鮮な酸素が供給されることになります。また実験によると有酸素運動は記憶を司る脳の部位である海馬を大きくさせるという結果が出ているそうです。

 

抽象化思考を心がける

「抽象化思考」とは、さまざまな異なった物事から共通性を見出していく因数分解のような思考法のことです。例えばイヌ、ヒト、イルカ、ゾウ、カンガルーは「哺乳類」という共通項で括ることが出来ます。

さらに哺乳類は鳥類や両生類などと「脊椎動物」という共通項で括ることが出来ますし、脊椎動物は節足動物や軟体動物などと「動物」という共通項で括ることが出来ます。

こうすることでさまざまな雑多な事柄を「一つの共通原理」で認識することができ、より合理的な思考が可能になります。英語の単語を覚える際にもこうした「抽象化思考」は有効で、接頭語に「re-」が付く場合は「後ろに、反復」、接尾語に「-able」がつく場合には「可能」など、大雑把に意味を推測することが出来ます。

 

睡眠をしっかり取る

「睡眠」というのは脳にとっては非常に重要な行為です。起きて、活動している時に得た記憶が定着するのは睡眠時であり、この睡眠時にコンピュータでいうとファイルやフォルダの整理が行われます。

寝ている時に見る「夢」とはこうした記憶の定着や整理の作業をイメージ化したものであると言われています。

また成長ホルモンは大人になってからも分泌されますが、これは睡眠時に分泌されます。更に重要なのは睡眠には疲労物質で傷ついた脳を回復させるという機能もあり、睡眠をおろそかにすることは脳内出血などのリスクを高めてしまうことに繋がります。

 

満腹状態にならない

実験によると適度な空腹感は記憶力を向上させるという効果を持つそうです。空腹によって脳内の血糖値が下がり、それを埋め合わせるために脳のタンパク質の生成が活発化し、それによって記憶力が向上するそうです。

これは空腹時には「食物を見つけよう」という本能がより活発に働き、より多くの情報をインプットすることで食べ物にありつきやすくなるように進化することで得られた性質であると言われています。

ただし、過度の空腹状態は脳への栄養不足となり、これはこれで脳のパフォーマンスを低下させる要因となります。

 

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