「赤ちゃんっていつから海に行けるの?」「砂遊びだけなら0歳でも大丈夫?」など、赤ちゃんとの海水浴について疑問に思ったら是非読んでみてください。素敵な夏の思い出づくりのお手伝いができれば嬉しいです。
ポイントを押さえて、海へ行こう!
夏といえばやっぱり海!
せっかくだから赤ちゃんと一緒に海水浴デビューしちゃおう!と思っているママ、ちょっとまってください。
赤ちゃんとのお出かけは思いの外大変なもの。
まして海水浴ともなると、心配なこともたくさん!
まずはきちんとポイントを押さえて、素敵な海水浴デビューの思い出を作りましょう!
いつから行ける?赤ちゃんの海水浴デビュー
海へ連れて行くのは1歳半以降
一般的に、腰が据わる生後7か月以降になると色々な場所へ連れ出しやすくなります。
海水浴も例にもれず、これくらいの時期から「もう行けるかな…?」と考え出すママが多いようです。
ただ、海水浴場は他の外出先と比べ大変なことが多く、荷物もかさばりがちです。
赤ちゃん自身も、まだまだ暑さ寒さに弱い時期で体力もあまりありませんから、できればもう少し我慢して赤ちゃんの成長を待ちましょう。
波打ち際で足をつけたり、砂遊びをさせるなら1歳半を過ぎてからが望ましいでしょう。
泳ぐなら2歳を過ぎてからが安心
2歳を過ぎるまでは免疫力も低く、細菌感染にも注意が必要です。ですから海水につかって泳いだりするならば、2歳を過ぎてからがおすすめ。
大人の言うこともきちんと理解できてコミュニケーションもしっかりと取れてくる時期ですから、必然的に危機回避率も高くなります。
イヤイヤ期と重なって大変そう!という場合は、もう一年我慢して3歳からのデビューを狙ってみてください。
海水浴で気を付けること
その1:紫外線(日焼け)
海水浴場には遮蔽物がなく、直射日光が降り注いでいます。赤ちゃんにとってギラギラした真夏の太陽は、大人が思っている以上に苦痛なもの。
対策しすぎるということはありませんから、しっかりとガードしましょう。
肌の露出は極力さけ、赤ちゃん用のラッシュガードや日焼け止めでしっかりと対策をします。
スイムキャップも、ひさしやサンガードのついたものが販売されていますから、参考にしてみてください。
その2:気温
赤ちゃんを連れて海水浴へ行くときは、砂浜にレジャーシートを広げてその上にパラソルを立てて…なんてことは避けましょう。
砂浜は想像以上に暑く、そこから30cm程度しか顔を離すことができない赤ちゃんにとって、レジャーシートにパラソルを広げただけの場所は休憩所になりません。
お金はかかりますが、海の家でスペースを借りるようにしましょう。
その3:海水を飲ませない
海水にはバクテリアが生息しています。
これが免疫力の低い赤ちゃんの体内に入ることで、胃腸炎をおこしたりする場合がありますから、海水を飲ませないように注意してください。砂を口に含むのもやめましょう。
目に入った場合も、赤くなったりしますからゴーグルをさせたり顔をつけないようにするなど対策が必要です。
その4:こまめな休憩
2歳といえどもまだまだ体力は少なく、身体も小さいのが現実。
大人が「寒いな」と感じるよりもずっと早く、赤ちゃんの身体は冷え切ってしまいます。
こまめに休憩し、バスタオルなどで身体をあたためるようにしましょう。
その5:目を離さない
言うまでもないことですが、赤ちゃんからは絶対に目を離さないでください。
特に海で泳いでいる時は、例え浮き輪をつけていたとしても油断は禁物です。離岸流や高波など、危険因子はたくさんあります。
海から上がった後も、迷子やケガの危険があります。
まれにゴミにまじって釣り針が落ちていたり、小さい赤ちゃんに気付かず大人と衝突したりする場合もありますから、移動する際もなるべく手をつなぐようにしましょう。
その6:オムツの場合は専用のものを用意する
赤ちゃんがオムツの場合は、水遊び用のオムツを用意しましょう。普通のオムツで水に入るとあっという間にオムツがパンパンになってしまいます。
これはオススメ!持っていくと便利なグッズ9選
1.腕浮き輪
赤ちゃんが小さいうちはこれがおすすめです。
ベビーボートを使う際も、これを併用すると安心度が増します。しっかりと空気を入れて、腕が抜けないように装着しましょう。
2.ライフジャケット
サイズが合うようになったら、ライフジャケットを着用させると事故の防止につながります。
こちらも腕浮き輪同様、通常の浮き輪やベビーボートなどを使う際も併用することで安心度が増します。
しっかりと使用説明書を読んで、正しい使い方をしてください。
着用はバックルを留めて、ベルトを締めるだけ。はしゃぎまわる子供にもかんたんに着せてあげられます。
3.ベビーボート
少しかさばりますが、移動手段が車の場合などはおすすめです。紐がついているものが多く、しっかりとつかんでおけば赤ちゃんが流されてしまうのを防ぐことができます。
大喜びで海水浴のとき以外にも出して欲しいとせがまれる恐れがあるのが難点です。
パトカーをイメージしたボート。ハンドル付き。
4.ベビーバスローブ
休憩の際や、シャワールームから出たときに重宝します。さっと羽織るだけで暖かいですし、シャワー後もごしごし吹いたりしなくても水分を吸い取ってくれるので便利です。
5.ウェットティッシュ
海水で汚れた手を拭くときや、べたついてしまったものがあるときに使います。
100円ショップなどでも販売されていますから、多目に持って行き惜しみなく使える状態にしておきましょう。
6.ジップロック
濡れて困るものはここにまとめて入れておきましょう。
携帯電話やお財布などをジップロックに入れて、オムツに包んでおくと盗難予防にもなります。
(使用済みオムツと思われ、だれも持っていかないため)
7.ベビーパウダー
海水浴で困るのが、帰宅する際に身体についた砂がなかなか落ちないことです。
そんなとき砂がついた部分にベビーパウダーをかけてこするだけで、砂を落とすことができます。
8.ばんそうこう
海ではしゃいでいるうちに、知らない間に切り傷や擦り傷ができることってありませんか?
大人でも思わぬ怪我をしてしまう海水浴。赤ちゃんの万が一のために、塗り薬も一緒にあると良いですね。
9.ペットボトルの水
手を洗ったり砂を落としたりするのに便利です。
車で移動する場合は、大き目のペットボトルに水道水を入れて持っていくといいでしょう。徒歩や電車など、なるべく荷物を増やしたくない場合も、500mlのペットボトル1本分でもあると便利です。
まずは経験!うまくいかなくても、また夏は来ます!
はじめての海水浴、期待と不安と前準備でママは大忙し!
いざ当日!となると思っていたことの半分もできなかったりして、ぐったりしてしまうかもしれません。
まずはリラックスして、「ほんの数十分、潮風に当たるだけで帰ってもいいや」程度の気持ちで臨みましょう。
また、ママ自身も無理をしすぎず「せっかく行ったけど大変なだけでちっとも楽しくなかった…」なんて言わないで、うまくいかなかったとしても「今回はこの子のタイミングじゃなかったんだな」と前向きにとらえて次の機会に経験を生かしてください。
そして赤ちゃんのことはもちろんですが、周りにいる他の海水浴客のことも気遣うようにしましょう。
必要以上に臆病になることはありませんが、赤ちゃんが苦手な人や目の前でオムツ交換をされると不快になる人もいます。
みんなが楽しく過ごせるように、お互いにちょっとした心遣いが大切ですね。
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